
2026年1月28日、【「どこまで共通化する?」を一緒に考える夜~エンタープライズSaaSの事例をもとに、共通化と個別化、開発の境界を議論しよう】を開催しました。
本イベントでは、コアとなるプロダクトを育てながら、顧客ごとにカスタマイズした機能を提供するときに「その境界をどう設計するか」を参加者の皆様と一緒に考える時間をつくりました。
当日はコンサルティングファームやエンジニアを中心としたゲストが参加。登壇セッションとグループワークを通じて、プロダクト開発とプロジェクト型開発のあいだで日々向き合うリアルな悩みや判断軸が数多く共有されました。
開催の背景・目的
「プロジェクトが終わったら、また次のプロジェクトをゼロから立ち上げる」——SIerやコンサルティングファームで働く中で、こうした働き方に違和感を覚えたことがある方も多いのではないでしょうか。
estieでは、不動産業界向けのマルチテナントSaaSを開発しています。その特徴は、単なる受託開発やパッケージ導入ではなく、エンタープライズ顧客への導入プロジェクトで得た知見を、継続的にプロダクトへ還元していく点にあります。
- どこまでをコアモジュールとして汎用化するのか
- どこからを顧客固有の導入開発とするのか
- その境界線をどう設計し、どう育てていくのか
この判断は一度決めて終わりではなく、プロジェクトを重ねる中で常に問い直される難しいテーマです。本イベントでは、estieが実際に直面した事例をお題とし、「自分ならどう判断するか」を同じ悩みを持つ参加者同士で考える場として企画しました。
登壇セッション:estie エンジニアリングマネージャー涌井によるエンタープライズSaaS開発のリアル
本イベントのメインセッションでは、estieのエンジニアリングマネージャーである涌井が登壇しました。
SIerでエンジニアとしてキャリアをスタートし、生産管理・販売管理パッケージの導入プロジェクトを数多く経験してきた涌井。要件定義からリリースまで一通りを担う中で、
- 現場で開発した機能や改善がパッケージ本体に反映されないこと
- 次の案件でも同じ要望が、別プロジェクトとして立ち上がってしまうこと
に次第に違和感を持つようになったといいます。
現在はestieにて、不動産業界向けエンタープライズSaaSの設計・開発・デリバリーを担当。導入プロジェクトで得た学びをそのままプロダクトに還元しながら、「どこまでをコア機能として育てるのか」を考える開発に取り組んでいます。
当日のセッションでは、そうした背景を踏まえつつ、estieが実際に直面した具体的な事例を紹介。参加者に向けて「この機能、コアに入れる?」という問いを投げかけ、後続のグループワークにつながる視点を共有しました。

グループワーク・ディスカッション
登壇セッション後は、参加者同士でのグループワークを実施しました。テーマは「この機能、コアに入れる?」。
実際の導入プロジェクトで起きた事例をもとに、少人数のグループに分かれて、
- コア機能として汎用化すべきか
- 顧客固有の要件として切り分けるべきか
- その判断をした場合の将来的な影響
といった観点からディスカッションを行いました。
様々な現場でのプロジェクト経験を持つ参加者ならではの視点も多く、「自分の現場ではこう判断してきた」「プロダクトとして考えるとこうなりそうだ」といった意見が飛び交い、非常に密度の高い時間となりました。
参加者の声(抜粋)
イベント後のアンケートや当日の会話からは、以下のような声が聞かれました。
- 「実務のリアルな話が聞けて、とても参考になった」
- 「同じような悩みを持つ人と話せて安心した」
- 「明日から試してみたい視点を持ち帰ることができた」
おわりに
ご参加いただいた皆さま、改めてありがとうございました。
estieでは今後も、領域や職種を越えて学び合える場づくりを継続していく予定です。本イベントレポートが、当日参加できなかった方にとっても雰囲気や学びが伝わるものになれば幸いです。
次回のイベントについても、Connpassや公式サイト、SNS等でお知らせしていきますので、ぜひチェックしてみてください。
estieではシステムアーキテクト/プロジェクトマネージャー/エンジニアを大募集中!
最後に、estieではエンジニア組織を拡大しており、新たな仲間を募集しています。 少しでもestieに興味を持っていただけた方は、ぜひカジュアルにお話ししましょう!
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