
【プロフィール】柳沢 悠哉(やなぎさわ ゆうや)
千葉県出身。東京理科大学卒業。
新卒でベンチャーコンサルファームに入社。基幹システムのシステムリプレースPJにてPMO・テスト推進、本社での100人規模の組織改善支援、新卒向け社内研修講師など幅広い業務を経験。
2025年9月よりestieに参画。金融機関向けのカスタマーサクセスを担当。
はじめまして。2025年9月よりestieに参画した柳沢と申します。
新卒から3年間勤めたITコンサルを離れ、未経験の不動産業界へ飛び込むという大きな決断をしました。
この記事では、「なぜestieだったのか」「入社後に感じたリアル」「これから挑みたいこと」を率直に綴っています。
キャリアの分岐点に立つ方に、少しでもヒントや勇気を届けられたら嬉しいです。
今までのキャリア
大学3年生の就活まで話をさかのぼります。
祖母が不動産業を営んでいた影響もあって、いつかは事業を継ぐ・独立するという未来を漠然と描いていました。その一方で、地元・千葉を出て「都心で一人暮らし」することへの憧れもありました。
そんな背景から、私は就活初期に“自分軸”を並べていました。
わがままかもしれませんが、当時は本気でした。
- 相手の行動や感情を動かす仕事がしたい
- 痺れるほど没頭できる経験がほしい
- 将来の起業につながるスキルとマインドを得たい
- 柔らかい人柄で、切磋琢磨できる仲間と働きたい
- 都内で悠々自適に暮らせる収入がほしい
最初は当時流行っていた半沢直樹の影響もあり銀行志望でした(笑)
ところが銀行のインターンで「あなたはコンサル向きだよ」と言われ、そこから一気に方向転換しました。
最終的に入社したのは、IT系ベンチャーのコンサルファーム。
人の魅力に惹かれたことが決め手でした。
1年目からクライアントへの対応を1人で任せてもらい、2年目以降はPMOやテスト推進リーダー、新卒研修講師など、挑戦のシャワーのような毎日でした。
この環境で鍛えていただいた経験には、今でも感謝しかありません。
ただ一方で、祖母の事業を手伝う中で気づいたことがあります。
「まずい。不動産の知識、何もない…」
このまま将来を描くのは難しいと感じ、環境を変える決断をしました。
estieとの出会い
estieを知ったのは、転職エージェントからの一言がきっかけでした。
当時の私は不動産テックという領域に対する理解も浅く、業界構造も正直よくわかっていませんでした。
ただ、将来的に不動産に関わる可能性がある自分としては、どこかで気になっていたテーマでもありました。
「まずは話を聞くだけでもいいか」という軽い気持ちで、選考に進むことにしました。
そんな中で最も印象に残っているのが、riku tanaka さんとのワークサンプル面接です。
ケース面接の経験はあったものの、仮想のクライアントを想定して実際の業務に近い形で思考を深めるプロセスはとても新鮮でした。
しかも、限られた時間の中で必死に考えて提案をしたものの、「多分だいぶ方向性ずれてましたよね…?」と後になって思うくらい、まとまりきっていない内容だった気がします(笑)
にもかかわらず、rikuさんはその場で、
- 不動産業界の構造
- 各プレイヤーの意思決定構造
- estieのプロダクトの適用領域
を、驚くほど丁寧に、そして本質的に説明してくれました。
その瞬間、これまで霧がかかっていた景色が一気にクリアになるような感覚がありました。
「不動産って難しそう」という漠然としたイメージが、「仕組みを理解すれば面白い世界かも」に変わりました。
また、選考プロセス全体を通して、estieの“人に向き合う姿勢”を強く感じました。
普通であれば2〜3回の面接で終わるところを、私は合計6回も対話の機会をいただきました。
ひとつひとつの面談が、こちらの考え方を深く理解しようとしてくれていることが伝わり、「ここまで一人の候補者に本気で向き合ってくれる会社があるのか」と驚いたのを覚えています。
この時点で、私の中ではすでにestieが強く心に残る存在になっていました。
estieを選んだ理由、そして入社して感じたこと
結論から言うと、選考時に抱いた良い印象は、入社後すべてそのまま“ギャップなし”でした。
むしろ、それを上回る部分も多かったと感じています。
1. スマートで熱い仲間と働ける環境
面談でお会いした方々は全員、自分のWILLを持ち、描きたい未来を語ってくれる人たちでした。
その熱量は本物で、「この人たちと働きたい」と強く思ったのを鮮明に覚えています。
実際に入社してからの2ヶ月で、20人以上のメンバーが商談の壁打ちや機能の使い方を教えてくれました。
「覚えること多いよね。でも大丈夫。私もそうだったから」
「この機能を使う目的は、もう少しこういうふうに整理すると伝わりやすいよ」
そんな温度のあるフィードバックが当たり前に飛んでくる環境です。
“みんなでやる文化”という言葉が、決してスローガンではなく、日常として根付いていることに大きな安心感がありました。
2. 不動産業界全体を俯瞰できるフィールド
estieが扱うのはオフィスや物流施設などの商業用不動産。
関わるプレイヤーは、デベロッパー、金融機関、仲介会社、ファンドなど非常に多様です。
入社後にまず驚いたのが、業界全体を体系的に学べる研修が用意されていたこと。
さらに、社内には各プレイヤーに対して深い知見を持つメンバーが多数在籍しており、気になった領域はすぐに質問して深掘りできる環境がありました。
結果として、短期間で業界の輪郭がつかめるようになり、「なぜこの情報が重要なのか」「このプレイヤーはどう意思決定するのか」が、徐々に理解できるようになってきました。
3. 成長フェーズで、手を挙げれば挑戦できる
estieは2018年創業の若い会社ですが、挑んでいる市場は16兆円規模の巨大産業。
このスケール感とスピード感は、他にはない魅力だと思っています。
実際、入社3ヶ月目に「関西のお客様の支援に行きたいです!」と手を挙げたところ、そのまま出張が即決しました(笑)
この柔軟さと意思決定の速さは、まさにestieならではだと感じています。
変化が早く、チャンスが多く、挑戦を歓迎する文化。
その中で、自分の成長意欲がどんどん刺激されていくのを実感しています。
これから何をしていくか、何をしているか
入社してまだ数ヶ月ですが、estieでの毎日はこれまでの社会人生活とはまったく違う景色を見せてくれています。
不動産という巨大産業の中で、企業がどのように意思決定し、どんな情報を求めているのか。
その構造を“お客様の生の声”を通して理解できるのが、今の仕事の面白さです。
私は現在、カスタマーサクセスとして金融機関のお客様を担当しています。
新卒の頃、銀行業界に漠然とした憧れを持っていた自分にとって、こういう形で金融の世界に関わるとは正直想像していませんでした。
ただ今は、プロダクトを通じて金融と不動産の接点を読み解くことができ、より立体的に産業を理解できることにワクワクしています。
もちろん、入社直後は大変でした。
不動産・金融の専門用語、プレイヤー構造、estieのプロダクト操作方法…。
毎日新しい単語が大量に飛び交い、商談の同席中に「いまの言葉なんだ…?」と焦る瞬間もたくさんありました。
それでも、わからないことをそのままにせず、周りのメンバーに遠慮なく相談できたのは大きかったです。
壁打ちや復習の機会を何度もつくってもらったおかげで、少しずつ点が線につながり、最近は1対1でお客様と話せる機会も増えてきました。
今、最も大切にしているのは
「お客様がestieのプロダクトを使いこなし、価値を実感していただくこと」
です。
“導入して終わり”ではなく、活用度が上がることで業務が変わり、成果が出ていく。
そのプロセスに伴走しながら、「他のプロダクトも使ってみたい」と言っていただけるような支援をしていきたいと思っています。
短期的には、お客様の成功にしっかりコミットし、その積み重ねによって自分自身の専門性を磨いていきたい。
中長期では、プレイヤーとしての成果にとどまらず、チームを率いるような役割にも挑戦したいと考えています。
estieには「手を挙げれば挑戦できる環境」が本当にあります。
その環境に甘えるのではなく、自分から機会をつかみにいきたい。
この先どんな景色が見えるのか、自分自身が一番楽しみにしています。
最後に
私は新卒からベンチャーに飛び込み、偶然の出会いを経て、2社目もまたベンチャーであるestieに挑戦しています。
- 不動産業界に興味がある方
- ベンチャーのスピード感を味わいたい方
- 熱を帯びた環境で成長したい方
- 転職は考えていないけれど話だけ聞いてみたい方
どんな方でも大歓迎です。
ぜひ一度、カジュアル面談でお話ししましょう!