対談!非業界出身者が語る、不動産DXの面白さと志


商業用不動産とは、オフィス、物流施設、ホテル、商業施設などの経済活動に使われる不動産の総称です。「住居用不動産は自分が使う立場からイメージしやすいけれど、商業用不動産業界は複雑で、どんな業界なのか分かりづらい」という声は、非業界出身者と話しているとよく耳にします。

確かに、商業用不動産の世界には、所有・投資・管理・仲介といったさまざまな役割を持つプレーヤーが関与しており、一見すると非常に分かりづらいのが実情です。

そこで今回は、estieの非不動産業界出身社員たちに、「なぜ商業用不動産に興味を持ったのか」、そして「なぜ不動産DXに情熱を注ごうと思ったのか」というテーマで、たっぷり語ってもらいました。

【プロフィール】河村 陽介(かわむら ようすけ)

株式会社ベイカレント・コンサルティングに新卒入社し、創業期のエムスリーキャリア株式会社に入社。医療領域で複数の新規事業立ち上げ、事業責任者を経験し、2017年より約5年間、薬局・薬剤師領域の事業部長として同領域の事業を統括。
estie入社後は新規事業の立ち上げを行った後に、マーケティング、ソリューション営業、カスタマーサクセス部門を統括する、クライアントソリューション統括部 統括部長を務める。

【プロフィール】椎名 慧太(しいな けいた)

株式会社DYMに2020卒として新卒入社し、エグゼパート事業部に配属。主に中堅成長企業の経営者への新規営業からキャリアをスタート。2022年より同事業の事業責任者として従事。

2024年6月にestie入社。入社後は、ソリューション営業として新規営業をメインの業務としている。

【プロフィール】北村 大助(きたむら だいすけ)

大学在学中、インターンとしてestieで2年間活動。SQLを学び、主にデータ分析業務やレポート作成業務を担当。
インターンとしての活動を経て、estieに集まるメンバーの熱意とパーパスに惹かれ、2024年4月estieに新卒入社。入社後は、アカウントマネージャーとして顧客へのサービス活用支援を行なっている。

商業用不動産業界の魅力とその影響力

(河村)
商業用不動産業界に飛び込み、約2年半が経ちましたが、その面白さに魅了されています。商業用不動産は単なる建築物というだけではなく、私たちの生活に密接に関連し、社会全体に大きな影響を及ぼします。例えば、休日に買い物やレジャーで訪れるショッピングモールやホテル、テーマパークも商業用不動産です。また、Eコマースで買い物したときに品物が中継される物流施設もそうですし、私たちが毎日出社するオフィスビルも商業用不動産です。
商業用不動産は社会全体に広く存在し、そこからさまざまな価値や体験を生み出しています。そのスケール感や奥深さに、新たな発見が毎日あります。

(北村)
私もそう思います。商業用不動産は、地域や文化、そして人々のライフスタイルに深く根付いています。特に大規模施設の存在感は、街全体の雰囲気を大きく変えることがあります。デベロッパーのこだわりが詰め込まれた強い個性がある施設を中心に、個性的な街が形成されているのを見るととても興味深いです。 私は散歩が趣味なのですが、上野から秋葉原を通り、日本橋・丸の内にかけて歩いていくと、下町・電気街・ビジネス街と、街並みがみるみる変化します。商業用不動産と地域の歴史・人の営みが交錯し、そこでの多様性が魅力を生んでいます。例えば日本橋や丸の内は、歴史的な建物とスタイリッシュな新しいビルが融合し、新たな景観や価値を形作っている様子に感動します。

左から、椎名・北村・河村

不動産を「投資」として捉える視点

(河村)
この業界に入る前までは「不動産」といえば自分の住まいを「借りる」・「買う」といった視点でしか基本的には見ていませんでした。しかし、実際に業界に入ってみると、この業界では、「投資と回収」という視点が非常に重要です。単に所有するだけでなく、どのように運用し、収益を上げていくかなど、これまでと違った不動産の見方をするようになった点も入社前からの大きな変化と感じています。

(北村)
商業用不動産は、億単位の取引が日常的に行われ、時には数千億円単位の開発案件もあり、物理的にも金額的にもスケールが圧倒的と感じます。

また、海外の投資家が日本市場に興味を持っていることも大きなポイントです。東京の商業用不動産市場は80兆円と世界最大規模を誇り、国別の商業用不動産市場規模もアメリカ、中国に続く第3位となる巨大な市場です。一方で、日本独特の商習慣・クローズドな情報などが障壁となり、海外からの投資は限定的です。そうした中で、海外からの投資を日本に呼び込むことができれば、日本全体の産業が更に底上げされると思います。

estieの存在意義と未来の可能性

(北村)
estieを導入することで、クライアントが圧倒的に業務効率化を実現する姿を見ることで、estieのプロダクトの価値を感じます。

(椎名)
そうですね。何度もお客様から「estieの提供価値は既存の不動産業界を変え得る、かつ全てのプレイヤーを通してメリットしかない」と太鼓判を押していただけるありがたい瞬間をいただきます。estieで努力する事が明確に業界やステークホルダーにとって価値を生むと実感しています。

またestieには、私たちが提供する情報により業界の透明性を高めることで、日本の商業用不動産市場に世界中からマネーを呼び込む力があると思います。私たちが提供する情報やソリューションが、都市や日本全体の成長に寄与し、そこから生まれる循環が他産業や日本経済全体の成長につながると思います。

(河村)
その可能性を感じながら日々の業務に取り組めることが、私たちの仕事の魅力です。この業界には、チャンスと挑戦がたくさんあります。

業界理解のキャッチアップはどのように行ったか

(河村)
入社後に必要な知識のインプットや細かな相談ができるためのサポートとして、ビジネス部門では「メンター制度」を導入しています。 また、estieでは日頃から社内wikiや社内勉強会で知見を共有しています。特に社内wikiには、創業以来の経営方針、プロダクト・販売戦略、開発部門とのディスカッション履歴、各業務の進め方・マニュアルなど、様々な戦略、アプローチ・成功事例に関する情報が蓄積されており、クライアントに対して効果的な提案を行うための重要なリソースとなっています。

また、estieは顧客の声を直接聞くことに重きを置いているので、ビジネス職種の場合、入社して1か月程度はとにかく多くの顧客との商談に同席できるような機会を提供しています。

(椎名)
会社からのサポートや情報共有は非常に役に立っています。そのうえで私自身の取り組みについてお話すると、業界のトレンドやニーズを掴むため、お客様や社内の業界出身者から直接伺う、課題や、今後チャレンジしたいテーマに関する情報を一番大切にしています。また、日経新聞の不動産関連記事、日経不動産マーケット情報、建築看板、電車のつり革広告やウェブ広告等によるインプットを行い、自身の見識が広がるようにしています。

(北村)
私も同様で、顧客とのコミュニケーションを大切にしています。estieの顧客はとても多様なので、さまざまなセグメントの話を聞くことで、業界の全体像が少しずつ見えてきます。これからも顧客との対話を通じてキャッチアップしていきたいと思います。

最後に一言

(北村)
不動産業界、馴染みないから・・・で見送ってしまうにはもったいない魅力が不動産業界とestieにはあります。不動産業界のこと、estieのパーパス、メンバーのこと。もし気になることが少しでもあれば、ぜひお話しましょう。

(椎名)
estieでは現在一緒に働く方を募集しています。商業用不動産というのは業界外の方から見れば多くの方から見れば、一見馴染みが薄く、イメージしづらいものだと思います。ただestieには日本や世界の素晴らしい成長をみせるスタートアップに比肩するポテンシャルやそれを支える多彩なメンバーが集結しています。他業界の方でも少しでも気になっていただければ是非カジュアルにお話しましょう!

(河村)
商業用不動産の魅力や大義を感じながら、延いては日本全体の産業・経済を豊かにする仕事に挑戦してみませんか?興味を持った方は、ぜひ一歩踏み出してみてください。

estieでは、非業界出身者も含めて、ビジネス職の求人を行っています!

この記事を読んで、もし少しでもご興味をお持ちいただけるようであれば、是非一度メンバーとカジュアルにお話しいただきたいと思っております。

ご興味のある方は、ぜひご応募ください↓↓

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