エムスリーグループから、不動産DXの世界へ

【プロフィール】 河村 陽介(かわむら ようすけ)

1985年生まれ岡山県出身。立命館大学経営学部卒。2009年に新卒で株式会社ベイカレント・コンサルティングに入社し、2010年に創業期のエムスリーキャリア株式会社に入社。医療領域で複数の新規事業立ち上げ、事業責任者を経験し、2017年より約5年間、薬局・薬剤師領域の事業部長として同領域の事業を統括。2022年5月に株式会社estieにジョイン。

はじめに

はじめまして。estieに入社して4日目の朝をむかえました。昨晩、取締役の束原より、「これからバチバチに忙しくなるから、その前に入社エントリー書いて!」との依頼を受けたので、バチバチになる前に手をつけねばと思い、早速書き始めました。 私自身はまったく違う業界から転職してきたので、私と同じように不動産業界のことはまったくわからないけど「スケールの大きな事業開発をやってみたい!」「アーリーフェーズのスタートアップで働いてみたい!」と考えている人に読んでもらえるとうれしいです。

何をやってきたのか

新卒で入社したベイカレント・コンサルティングでは、新入社員向けプログラミング研修で挫折し、入社2か月目からビジネスプロデューサー職(当時)に役割転換。ITコンサルタントのプロジェクトアサイン業務を1年弱経験しました。何ができるようになったわけでもないのですが、仕事への向き合い方や学習の大切さは、ここで学びました。

前職のエムスリーキャリアには、超漠然とした将来的な起業への想いから、「創業期への会社に入ればなにか得られるのでは」という安易な考えで、創業から6か月目のタイミングで入社。 入社して最初の3年ほどは、営業と営業マネジメントを経験。 その後の約4年はビジネスディレクターとして、新規事業の立ち上げ、立ち上げ後の事業責任者を数多く経験しました。(担当した事業は求職者向けメディア事業、薬学生向けの就職支援事業、薬剤師の人材派遣事業、採用ソリューション事業など) 最後の5年は薬局・薬剤師領域の事業の事業部長として、事業部戦略の立案・実行(既存事業グロース、新規事業創出)や、経営メンバーの一員として全社戦略の検討や担当事業部での推進を行ってきました。 入社したころのエムスリーキャリアは創業6か月、サービスは4つ、社員30名程度の所謂ベンチャーでしたが、退職するころには社員は600名、サービス数は30を超える規模にまで成長し、その過程で私自身も多くのことを学ばせてもらいました。

なぜ転職したのか

エムスリーキャリアではたくさんの機会を与えてもらい、営業→営業マネジメント→事業責任者→事業部長と担当領域が広くなるに連れて、事業を見る視座があがっていく実感を持つことができ、とても楽しく働いていました。 また、自分の担当する領域の組織規模も数名規模の事業から、最終的には事業部で200名を超え、ダイナミックに組織や事業を動かし、業界へ価値貢献をしていくことにもやりがいを感じていました。 しかし、事業部長として5期、年齢的にも35歳という節目を迎え、45歳までの10年間を懸けられる新たな場所でチャレンジをしてみたい、また、直近は事業の現場とは少し離れて仕事をすることが多かったので、今はもう少し顧客に近い場所、かつ自社の経営にも近いような環境で働きたいと思うようになり、これを叶えられる環境は自分がエムスリーキャリアに入ったときぐらいの規模感の会社だろうと考えるようになりました。

なぜestieに入社を決めたのか

退職したら次は何をしようかなーとぼんやり考え始めたときに束原からのスカウトがきました。 代表や役員の名前で送られてくるテンプレート通りのスカウトが多い中、明らかに束原が直接打っていそうな文章に目が留まったことを今でも覚えています。 不動産テックという縁もゆかりもない領域でしたが、目に留まったスカウトが気になり、まずはカジュアル面談に申し込んでみました。 その中で、不動産市場の規模の大きさやestieのプロダクト優位性、今後の展開方針などについて束原の熱い話を聞き、シンプルにおもしろそうと感じ、応募しました。

あれよあれよと選考は進み、他の会社も含めて検討をした結果、estieに入ることを決めました。 最終的な決め手はこんな感じです。

①社員の人がみな素敵

  • 選考が進む中で複数の人にお会いしましたが、会った全員の人が、謙虚で誠実。でも熱い闘志みたいなものを感じた
  • 自分よりもみな若いのに精神的には成熟をしている感じがして、溶け込めそうな気がした(いざ入社をするとSlackでおじさんスタンプは押されますw)

②市場が大きく競合がいない

  • 不動産市場はとてつもなく大きく、対峙する市場としてシンプルにわくわくした
  • estie proが手掛ける領域は国内に主たる競合がおらず、(でもアメリカではすでに大きなビジネスとなっている)事業が成長する可能性を感じた

③今までの経験や考えてきたことを抽象化して活かせそう

  • バーティカルな領域で事業開発をしていくこと、マッチングビジネスであること、DXが進んでいない領域であることなど、これまでとはまったく違う業界であるものの、これまでやってきたこととの共通点が見え、自分ができることがあるのではと感じた

前職の退職が決まって「次なにするの?」と聞かれることが増え、estieに入社することを伝えると大体の反応が「そんなまったく関係ないところにいくの?」というものではありましたが、自分としては上記理由もあり、特に違和感はありませんでした。 でも、改めて考えてみると、結局は直感的に①で決めていて②③はbetter条件というか、自分を納得させるための建前だったのかもと今考えると思います。

これから何をしていくのか

入社をして最初のミッションは、estie proの成長をさらに加速させるための新たな事業・サービス開発をリードし、次の柱をつくること。 とにかくまずは成果をださなきゃとという焦りもありますが、まだ日本でだれも成功していないサービスを創ってやるという高揚感もあり、ほどよい緊張感の中で働いています。 中長期で何をしていくのかは、まだわかりませんが、会社が速いスピードで成長していく過程では、エムスリーキャリアでも経験したように様々な機会が生まれると思うので、自分が力になれるところで、がんばっていければと今は考えています。(かなり楽観的) あと、estieにとっては上場は一つのステップでしかありませんが、個人的には人生で一度は上場の鐘を叩いてみたいと密かに思っています。

長い入社エントリーになりましたが、はじめに書いたように不動産業界とはまったく縁はないけどちょっと興味があるという方はお気軽に話を聞きに来てください!

www.estie.jp

hrmos.co

© 2019- estie, inc.