問い続けた3つのコト、estieでの新しい挑戦

【プロフィール】千葉 桂子 (ちば けいこ)

外資系コンサル企業のSEとしてキャリアを開始後、JTBコミュニケーションデザインで法人向けプロモーションの企画営業職にキャリアチェンジ。BtoBマーケティングに興味を持ち、2021年にSansanへマーケティング職として転職。メールナーチャリングやセミナー運営、大企業向け施策を担当。現在estieでもマーケティングに従事。

これまでのキャリア

マーケティング関連のキャリアは約10年になります。

2社目で法人向けプロモーションの企画営業職として、Web制作やイベント企画・運営、広告など、プロモーションに係る領域を幅広く経験したことで「BtoBマーケティングの難しさ・面白さ」にハマってしまいました。マーケ人生の始まりです。

3社目のSansanではメールナーチャリングから、カンファレンス・セミナーの企画運営、大企業向けマーケティング施策などを経験してきました。理工系卒&SEからのキャリアなこともあり、SFA・CRM・MAを使うことが大好きだったのも大いに役立ちました。

自分に問い続けた3つのコト

4度目のフィールドチェンジを心に決め、estieに決めるまで、常に自問自答していた3つのコトがあります。

①先人たちの賜物の上で踊るのか、野良から舞台を作るのか。

マーケティング経験を積む中で、出来上がった基盤やルール、過去のTry&Errorで培った多くのナレッジや組織など、先人が築いた「賜物」に大いに助けられてきました。

賜物の存在はありがたいことですが、バイアスが掛かったり、スピードが落ちてしまうといったネガティブな側面もありました。

判断や思考をルールに合わせすぎたために、「あの時旬だった時事ネタをテーマにコンテンツを作っていれば、より多くのお客様に価値を届けられたはず!」と自分自身で悔やむことも。スピードも質も追い求めたい!そんな葛藤を抱えた時もありました。葛藤を乗り越えるために考えた先に出た答えは…「じゃあ、自分でやってみよう!」

思い切ってゼロから土台を作る挑戦をしようと決意し、estieでそのチャンスを得ました。今まさに、マーケティングで獲得した情報を如何に営業に渡すか?という顧客基盤の構築にチャレンジしています。チャレンジの成果がどこまで伸びるかも、自分次第。ゼロから舞台を作ってみるチャレンジに興奮している毎日です。

②まっすぐに、インテグリティに。

自身のしくじった過去からの反省でもありますが、社会やお客様・協力パートナー、同僚に対してまっすぐ、インテグリティでいたいと思っています。

相手に誠意ある思考・行動を繰り返していると、きっといつか振り向いてくれる(恋愛みたいですが)。

ずる賢さより、誠意あるメッセージを、相手に向けてまっすぐに伝え続けることは、マーケティングだけでなく営業やカスタマーサクセスの世界でも一気通貫で貫きたい姿勢です。

採用面接中に何度かこの「インテグリティ」について議論になりました。面接のコミュニケーションではまっすぐに議論してくれる人が正面に座っていました。ロジックの隅をつつきあうのではなく、大局から枝葉の例まで話せる環境を求めていた私は、そこに大きく強い道筋を感じました。

③日本を強くしたいんだろう?

「日本を強くしたい」――

リーマンショック、円高、震災、パンデミック…いろんな側面で、本当の技術力や能力を生かせずに苦しむお客様や仲間、パートナーに出会いました。海外に技術を移管したり、海外からの資本力に頼ることは悪ではありませんが、その結果、能力を持つ人が海外に流出してしまったり、国内での生産力や価値創造が落ちてしまうことに危機感を感じていました。

観光?スポーツ?IT?何なら日本が強くなるのだろう。過去所属していた企業でも一貫して、この問いを自分に問い続けてきました。

estieの採用面接で「産業には不動産が不可欠で、その土地の価値を最適化することで産業を強化できる」という理念を聞き、深く共感し、これなら問いの答えを出せるかもしれない!と期待が沸きました。

入って見えた、熱意あふれるバーティカルな世界

SaaS経験はありますが、バーティカルな世界は初めてです。正直、不安もありますし、毎日が学びです。それでも、お客様の課題を深く理解したくて、営業同席や各プロダクトメンバーとの時間を作っています。

毎回同席や意見交換をしていて感じるのは、estieメンバーのスピードと熱意です。

フロントメンバーは常にお客様に寄り添い、要望や意見にもすぐ反応します。開発メンバーは、改修要望を驚くほど早く反映しています。お客様へのサービス説明も何度も丁寧に行い、1つ1つの受け答えも熱意があふれています。

社内のコミュニケーションツール(Slack)の中は「うぉぉぉ!」「やるぞ!」といった熱のこもったスタンプで溢れかえっているのも、estieらしさであると思っています。

主語を「自社」ではなく、「お客様」に!

こんな熱意があり、高速なestieでは引き続きマーケティングに従事します。個別のマーケティング施策の実行だけでなく、先に述べたように顧客基盤の構築にも取り組んでいます。

多くの施策を実行し、データも活用していく中で大切にしているのは、主語を「自社」ではなく「お客様」にすること。

つい「estieが提供する…」と言いたくなりますが、「お客様の○○を解決できる」と相手視点で考えたいです。お客様同士、お客様とestie、マーケと営業、施策と施策…点と点を繋げて線を作り、その線を束ねて面を作ります。その面が重なって台地となる。

築き上げる台地の上で価値あるサービスを提供するコミュニケーションを目指していきたいです。

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