日本では前例のないサービスづくりに挑む 〜不動産テック企業に転職〜

【プロフィール】野村 大樹(のむら ひろき)

大学卒業後、新卒でリクルートに入社しIndeedへ出向。日本向けの求人投稿フロー開発を担当。 1年後にIndeedに転籍。2022年12月にestie参画。

はじめまして!2022年12月にSWEとして入社した野村と申します。

前職

新卒としてリクルートに入社しました。出向という形でIndeedのSWEとして業務をし、翌年Indeedに転籍しています。当時暗号理論の研究をしていたり、CTFというセキュリティコンテストに没頭していたこともありセキュリティ系の会社も考えていましたが、競プロの強い方々が在籍していることを知っていたため、そこで働くことは刺激的だろうと思いIndeedに入社しました。

業務内容は、企業が求人を投稿するフローを、アメリカ中心に作られているものから日本を中心とした他数国向けに改善するためのアプリケーション開発を行っていました。開発からリリースまでのスピードがとても速く、小さい機能を出してデータを見て評価する、を繰り返していました。インパクトが比較的見やすい環境だったと思います。

また手を入れるコアプロダクトが他のチームによって管理されているため、そのコミュニケーションが大変だったり、報告された問題が日本固有ではないがそのチームに取り合ってもらえなかった時に、コードやログを見に行って報告し直したこともありました(現在ではマイクロサービスとマイクロフロントエンドによって劇的に改善されています)。

チームでは議論が活発であり、1聞けば10返してくれる人達ばかりで学びが多く、自身としてもプロジェクトを任せられたりと、とても刺激的な時間でした。また待遇もよく、給与はあと少しで2000万を超えるキャリアも見えていましたし、オフィスは超快適、有給は無限(今でも狂ってると思ってる)という状況でした。

なぜestieに転職したのか

そんなIndeedからなぜestieに転職しようと思ったのか。1つ目は贅沢な話ですが待遇がいい反面、自身が成長するモチベーションが減っていっていることに気づいたからです。「十分貰えてる、よし!」になっていました。現状に満足していたものの、やっていることが大して変わらないまま、退職するまでの数十年間同じ状態にいる自分を想像できず、どんな形でも一旦抜け出そうと考え始めていました。

そんな中、Indeedでの元同僚であるCTOのNariからestieの話をいただきました。その時積極的な転職活動はしていなかったので、選択肢はestieに転職するかそのまま残るかの2択でした。転職を決めた要因をいくつか挙げていきます。

まず事業が面白い。estieのやっていることは、不動産会社がそれぞれ持っている情報の流れをよくして効率的な市場を作り出すことですが、持っている情報を強みとして価値を出している不動産会社も多いため、そこに寄り添いながら情報の透明性を上げていく必要があり、とてもチャレンジングな分野です。しかし、estieはそこに踏み込もうと試行錯誤しており、日本の不動産業をアップグレードすることで産業をも活性化させようという理念にとても共感しました。アメリカでは既に成功例がいくつかあり、日本でもいずれ誰かが到達するであろうその領域をestieと目指したいし、SWEとして単にコードを書いているだけでなくビジネスも考えたいと思えるような環境です。

スタートアップの特徴として1人1人の裁量が大きく、自分がやれることが多いため成長できる環境でもあります。会社としても「ジブンドリブン」に職域を超えて取り組もうと掲げており、実際に入社してからも自ら手を挙げている人が多い印象を受けました。またRustを始めとして、estieでは価値を生み出すと思われたものをどんどん採用していくので、理由さえ明確であればやりたいことをやれる場所でもあります(ほぼ全てのプロダクトが別の技術スタックを使っていて面白い)。成長面で言うと後付けではありますが、会社としてアーキテクチャの設計や技術策定の際にDesign Docを書いてしっかり練るということをしており、自分もやりたい部分ではありますしそうやって練られたシステムと関わっていきたいというのもあります。

一緒に働きたいと思えるかも重要ですが、面談や面接を通して感じたのは「人の良さ」と「熱」でした。estieが不動産業界とここまで寄り添えているのはこの「人」の部分も大きいと思っています。

以上が転職を決めた理由で、前職に残りチームを移るという道もありましたがスタートアップに行き環境をガラッと変えるために思い切ってestieに入社することにしました。

1ヵ月経って

1ヶ月経って思ったことは、ドキュメントが充実していることです。やる・やらないの意思決定における議論もドキュメントに残すということをしており、入社したての自分にとっては特に「やらない」の理由が明確になっていることはとても助かります。オンボーディングの際もドキュメントを読んでおけば十分、というほど充実していました。正直、ドキュメントを書くのは面倒だし他の仕事を遅らせてしまいますが長期的に見れば役に立つため、目の前の利益だけでなく長期を見据えた行動をしていくフェーズに入っているのだなと感じています。

最後に

estieの目指しているところは日本では前例がなく、まだ手探りの段階で困難もありますがそれだけやりがいも感じています。

興味を持っていただいた方、スタートアップ・不動産テックってどうなの?って思っている方、是非カジュアル面談しましょう!

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