こんにちは。estieでプロダクトマネージャー(PM)をしている三橋です。
先日、全てのPMが集まり、オフサイトでプロダクト戦略のアップデートを行いました。8月に入社したばかりのメンバーを含めた9名全員で激しく議論を交わし、改めてestieで働くPMの独自の環境を実感したのでご紹介します。
estieのPMに求められる役割とは?
一般的にPMは「プロダクトの方向性を決め、チームを率いる役割」と言われます。もちろんそれもありますが、estieのPMは少し違います。
複数のプロダクトを同時に展開するWhole product戦略のもと、各PMは不動産業界という広大な市場に向き合うestieの「球の表面積」の一部を担い、それぞれがestieを代表して顧客や市場に直接向き合い続けます。
球の中心にはestieという存在があり、その表面こそが顧客や業界との接点です。各PMは「自分が担当する領域におけるestieの顔」として顧客の声を拾い、課題を解決するための機能や戦略を磨き上げていきます。
そしてその積み重ねが、球全体の表面積を押し広げ、結果としてestieのWhole product戦略が実現していきます。
具体的なイメージ
下の図のように、estieは中心にあり、その外側にPMが並びます。そしてPM一人ひとりは、まさにestieの代表者として外を向き、それぞれ異なる顧客や市場セグメントに直接向き合っています。
具体的には、
- estieのPMは会社内でなく完全に会社の外を向いている
- それぞれが顧客や市場に向き合う代表者である
- その積み重ねがWhole product戦略の実現につながる
という構造になっています。
こうして押し広げられた「表面」の拡張こそが、estie全体の球体を大きくし、Whole product戦略を実現していくのです。
なぜ、estieのPMは球の表面積を担うことができるのか?
では、なぜestieのPMは一人ひとりが球の表面積を担えるのでしょうか?
第一に、Whole product戦略が前提としてあります。estieは複数のプロダクトを同時に展開しており、それぞれの市場・顧客に対してPM自身が直接価値を届ける必要があります。必然的に、各PMは「自分の担当領域の代表」として立ち回らなければならない環境に置かれるのです。
第二に、estieにはプロダクトに関して、経営陣から信頼と裁量の文化が根付いていることです。誰かに細かく指示されるのではなく、「この領域はあなたに任せる」というスタンスが徹底されています。互いを信じて任せ合うからこそ、無駄に干渉することなく、それぞれが自律的に動くことができます。
第三に、PM同士の知的な接点が用意されていることです。普段は独立して活動していても、月に一度の学習共有会や半年に一度のオフサイトイベントを通じて考えや知見を持ち寄り、互いに刺激し合う機会があります。この場があることで、孤立することなく、全体の球体としての一体感を保てています。
こうした仕組みと文化があるからこそ、estieのPMは新人であってもいきなり球の表面積を担い、市場や顧客に対してestieを代表する役割を果たすことができるのです。
estieのPMとして活躍できる人とは?
では、どんな人がestieでPMとして活躍できるのでしょうか。
一つは、安易に迎合せず、自分の仮説や信念を持ち続けられる人です。顧客の課題や業界の構造に向き合う中で、時には強い反発や異論にさらされることもあります。そんなときでも「自分はこういう価値を実現したい」という思いを貫ける人が、新しい市場を切り拓いていけるのです。
代表の平井も以前、「新規事業は、それを実現したいという思いを持っている人がやるのがいい」と話していましたが、この言葉にも通じる姿勢だと思っています。
同時に、柔軟にピボットできる人であることも欠かせません。仮説や信念を持ちながらも、顧客や市場、同僚からのフィードバックを受け止め、プロダクトを進化させていく柔軟性も必要です。
つまり「意思の強さ」と「柔軟さ」という、一見矛盾する要素を両立できる人が、estieのPMとして大きな成果を残せると思っています。
そしてこの力は、まさに「球の表面積」を担うという比喩にも重なります。
自分の領域を代表して外に向き合う強さがありつつも、球全体が広がっていく方向に合わせて形を変えていける柔軟さがある。その両方を併せ持つ人こそ、estieのPMとして最大限に活躍できるのだと思います。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事でお伝えしてきたように、estieのPMは「球の表面積」を担いながら、それぞれがestieを代表して顧客や市場と向き合っています。新人であっても大きな裁量を持ち、いきなり主要なプロダクト改善を任される環境がありますし、普段は自律的に動きながらも、学習共有会やオフサイトでは激しい議論を交わし、お互いを刺激し合っています。そうしたユニークでエキサイティングな環境こそが、estieのPMの魅力だと感じています。
もしこの記事を読んで「実際にどんな雰囲気で働いているのか気になる」「もっと具体的な話を聞いてみたい」と思っていただけた方は、ぜひ一度カジュアルにお話ししましょう!
文章だけでは伝えきれないestieの空気感を、直接感じていただければと思います。