こんにちは。プロダクトマネージャーの齋藤です。
11月6日、第3回目のestie Product Manager Meetupを開催しました。
[増枠] estie PM Meetup #3「PMは転職後の世界でどう戦うか?」 - connpass
本イベントは、プロダクトマネジメントにおける知見や考え方、経験の共有をもとにプロダクトマネージャー同士(以下PM/PdM)で交流できる会で、estieが不定期に開催しています。今回、第3回は「PMは転職後の世界でどう戦うか?」 をテーマに掲げて、登壇者発表およびパネルディスカッションを行いました。
登壇者は、株式会社LayerXの秋葉さん @yuyaki0618、VALT JAPAN株式会社 坂上さん @madai0517、株式会社estie 齋藤 @shisaito(筆者)の3名です。発表内容とイベントの雰囲気をご紹介します。転職後、新しい環境での立ち上がりや戦い方、前職から持ち込んだことなどを語っていただきました。
LT1 転職直後のPMこそ誰よりも泥にまみれろ
LayerX 秋葉佑哉さん
転職して半年の間、PMとしてどのように動いたか。転職後の動きと失敗、そこから得た学びを共有してくれました。また、解像度を高めるために多くの顧客と会い、あらゆる手段でディープダイブしたことや、綺麗な戦略を描くことより、失敗して多くのフィードバックサイクルを回した方がよいというものでした。
LT2 プロダクトを持たない組織のプロダクトマネジメント
VALT JAPAN 坂上真大さん
就労困難者を支援する事業に携わっており、デジタルプロダクトではなく事業に向き合ってきた坂上さん。前職ラクスル時代からの仕事の進め方をアップデートし、会社における議論や仕事の進め方などどのように事業マネジメントしてきたか、語っていただきました。
LT3 BtoBプロダクトは遠距離恋愛?
estie 齋藤伸吾
過去のプロダクトマネジメント経験から、toCとtoBプロダクトにおけるビジネスプロセスやプロダクト開発の違いをもとにエンドユーザまでの距離が遠いことを例えて、遠距離恋愛のような状況と説明しました。toCプロダクトは個人利用が多くウェブで申込みするとすぐに利用開始できますが、toBプロダクトは営業担当者を介して企業側の担当者とやりとりを行い、稟議や導入プロセスを経て利用開始となるため、プロダクトのデリバリーとフィードバックが得られまで時間が長くかかることを紹介しました。またestieに入ってからプロダクトマネジメントで変えたこと、取り組んだことなどを語りました。
パネルディスカッション
最後に、登壇者3名と参加者から事前に募集した質問をもとに、ディスカッションを行いました。
【質問例】
- 前職から今の会社に取り入れていることはあるか?
- キャリアビジョンはあるか?バックキャストで考えていた?
- プロダクトマネージャーに求められるもの、開発組織、評価、価値観は前職と違う?
- ロードマップは作成している?どうやって管理しているか?
- ドメイン知識、業界知識の習得方法は?一人前になるまでどのぐらいかかった?
- どのような経験、スキルがあると評価されやすい?
懇親会
パネルディスカッション後の懇親会では、estieのプロダクトマネージャーも参加し、参加者の皆さんと自由に会話しており、日頃の疑問や考えを会話していました。イベント終了時間を過ぎても会話している人が多く、盛り上がっていたようです。
また、最近プロダクトマネージャーになったばかりの方もいて、ビジネス側とのコミュニケーション方法に悩んでいたり、開発チームとの進め方を改善したいという質問もありました。皆さん、置かれている環境は違いますが、色々な壁にぶつかりながら、事に向き合っているようでした。
編集後記
プロダクトマネージャー転職後の立ち上がり方や戦い方を聞ける機会は、そう多くありません。新しい環境に飛び込み、ドメイン知識も少ない中で、うまく立ち上がっていくことの難しさもありますが、やりがいも大きくあるのではないでしょうか。
今回のイベントを通じて、プロダクトマネージャーの知見が共有され、なにか気づきや学びが得られる機会になればと思っています。
次回について
次回のestie Product Manager Meetupは2025年1月の開催を予定しています。connpassでお知らせしますので、グループメンバーに登録してお待ちください。
estieでは、引き続きプロダクトマネージャーや開発メンバーを募集しています。カジュアル面談からお話ししましょう!