ダブルVPoE体制は今

estieの開発組織では2023年よりVPoEが2人在籍しています。(当時の記事は強い組織づくりにむけて - ダブルVPoE青木体制へ - estie inside blogを参照してください。)
ダブルVPoE体制になってからしばらく経過した今、2人のVPoEはどのように仕事に向き合っているのかを聞いてきました。

ダブルVPoE構想を聞いたときはどう思った?

shin: その手があったかと思いました。
estieは、実は昔にもVPoEを2人おいていた時期(著者注:estieでは2021年4月から7月までの3ヶ月間、現CTOの岩成と1人目のVPoEである青木信がともにVPoEを務めていた時期がある)がありましたが、そのカードをもう1回切って、当時は自分が組織側をメインで見ていたのに対して逆の事業側をリードすることになるとは… と。
一方で、伏線回収されたな、とも思いましたね。keigoへestieへのオファーを伝えたときに、情シス領域など会社の守りの部分でキーパー的なロールをお任せしたいと言う話をしていましたが、「じゃあ青木さん(shin)は何をやるんですか?その分前線に上がってゴール取ったりするってことですよね?」と言われたことを覚えています。

keigo: たしかに、1人でやっていることを2人で分担しても仕方ないし、shinを楽にするために入社するわけじゃないよ、という会話をした記憶があります。今回、ダブルVPoE構想のアイデアを最初CTO岩成から聞いたときも、自分は最初「ネタかな?」と思ったのが正直なところですね。笑

VPoEとして求められる役割の変化

keigo: 以前VPoEが2人いたときと比べると、当時不在だったCTOがいた上でVPoEがいる、という点が大きく違います。プロダクト領域が複数あってWhole Productという戦略に向けて横串を刺してやっていこうという点も含めて、求められる役割が変化してきている部分もありそうですよね。

shin: 当時は1チームだったし、VPoEはチームのTech LeadやEngineering Managerのような役割を兼ねていたように思います。この1年でプロダクトも増え、チームも増えたことで、大きく変わったなと感じます。

keigo: まさにそのとおりで、それこそ単一のプロダクトを作っている会社だと究極的にはCEOがプロダクトオーナー、CTOはその構想を実現する人、みたいな役割分担があると思います。
複数プロダクトを並行で作ろうとすると、まず意思決定者が複数になります。開発部門として、横に連携しながら事業にもコミットすることの難易度が急激にあがるし、それを理想的な状態で実現するには数人で分担しようというのが考えの根幹にあると思っています。

時間の使い方について

shin: VPoEが2人になって、かなり変わりました。
これまでは開発部門全体の採用や組織設計を担当していましたが、今は採用に関していえば自分の担当事業部だけにフォーカスしています。空いた時間を技術的な課題の特定や、チームとアーキテクチャを合わせて全体の理想形を描き、その中で特定された、重要そうでestieにまだ伸びしろがありそうな領域のデータ技術について、キャッチアップしながら向き合うことに使っています。血が騒ぎますね。

keigo: 自分としてはプロダクトの開発マネージャー的な役割も兼務を続けているので、マインドシェアとして大きく変わった印象はありません。とはいえ、やることが増えてちょっと大変ではあります。

shin: 具体的にはどんな仕事が増えましたか?

keigo: 一番大きく変わったのは採用のために使う時間が3倍くらいになりました。多くの方にestieに興味をもっていただけているということなので、嬉しい悲鳴です。

ダブルVPoE体制で目指していることとその進捗

keigo: 開発組織の人数規模が大きくなってきている中で、エンジニアだけの枠に留まらず、PdMやデザイナーを含めてどのようにコラボレーションしてプロダクトづくりを進めるかをVPoP・VPoDと協力して改善していきたい、というのがテーマのひとつでした。現在の進捗でいうと、SREやQAの領域が複数のプロダクトにまたがって少しだけ進化してきているかな?というところで、まだまだこれからですね。

shin: ブログ(「Whole Product構想」の中心をなすデータと技術的なチャレンジ - estie inside blog)で書いたようなテーマにガンガン向き合って進めています。
ここで記載していたような、Snowflakeベースの分析しやすいデータプロダクトのパイプラインへの移行も第一段階が完了しました。
ここから、より実際にデータプロダクトがつながっている先にあるプロダクトに価値をバクソクで出していきたいし、新しいプロダクトの立ち上げもバクソクにして成果を出していきたいです!仕組みも一定、形になってきて、こっから楽しいところです!

最後に、未来の仲間に向けて

keigo: 今のestieにマッチするのはどういう人かな?と問われたときにパッと思いついたキーワードは「欲張りな人」です。A or Bでどっちをやろうかな、ではなくてAもBも一気にやってしまえ、というスタンスの人が楽しめる環境だと思うので、そういうパーソナリティの方とはぜひ一度お話したいです。

shin: Whole Product構想という、業界のバリューチェーンに沿った複数のプロダクトを開発・提供するテーマを掲げているので、毛色の異なる面白いイシューがたくさんあります。ユーザに直接価値を届けられて、技術的なチャレンジ沢山あるデータ周りもめっちゃ熱いし、バクソクで仮説検証している0→1のプロダクト開発も楽しいし、既に多くのユーザに期待して使ってもらっていてそれらをさらに伸ばしていける機会も沢山あります。「あなたにおすすめ」な場所がきっと必ずあるので、ぜひ一度カジュアルに話を聞いてほしいです!

以上、VPoEの2人から最近の仕事への向き合い方について語っていただきました。

どちらのVPoEもカジュアル面談で話せるので、この人と話したい! というご希望があればフォームに面談希望者を書いた上でご連絡ください。

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