SWEの松本(@matsu7874)です。日頃プロダクト開発に邁進する傍ら、「月末LT会」という社内イベントを開催しています。LTと言いながら発表時間は5~15分の幅があるのですが……
社内の知見共有に繋がり、「月末LT会で話してたあれ使ってみたいから詳しく教えて」というシーンも増えてきました。
この記事では「月末LT会」の運用だけでなくこれまでの歩みも感じてもらえるように紹介します。
月末LT会
不定期開催の雑多なLT会として社内に対する知見のシェアと登壇の練習ができる場になることを目指しています。社内ではWinning Session、輪読会、Tech Lead会、EM会など色々な情報共有の場が設けられていますが、もっとカジュアルで仕事というよりも有志サークルに近い場にしたいと思っています。
企画
私が入社してから約2年で12回開催してきました。誰かからお願いされているものではなく、完全に自分がやりたくてやっている企画なので、そろそろやるかと思ったタイミングで「今月は月末LTをやります」と声掛けして企画しています。
時々私ではないメンバーが「matsumotoさん忙しそうなので今月は私がやります!」と企画してくれることもありました。
フォーマット
月末LT会は次の形式で行っています。
5~15分の発表時間
- スライドやデモを見せながら話す人が多い
発表後1~2分で聴衆全員が感想を書く
- 質問があればこの間に聞いても良い
オンラインと会議室の併用
資料と録画と感想は社内Wikiに蓄積されていくので、その日参加しなかった人も後で読める
月末LT会の歩み
フォーマットは初期から変わっていないのですが、何が話されるかは変化してきました。
自己紹介から始めた
月末LT会は、私が入社した2022年5月に端を発します。新卒入社が多かった前職とは異なり、多様なキャリアを歩んできた同僚たちのバックグラウンドや興味分野が分からず、チーム外の人と仲間になったという感覚がまだ不十分な状態でした。※estieではよもやまが推奨されているのですが、みんなの前で話せば良いことを1人に向けて話すのは効率が悪く感じていました。
前職で「我が人生」というトークが全社MTGで行われていたことと「ニクの日」という名前で29日付近に懇親会・LT会が行われていたこと(私も一時期運営を担当していました)を思い出し、入社して日が浅いメンバーに声をかけ、自己紹介的なトークをお願いしました。
多くのメンバーのこれまでの仕事やモチベーション、興味のある分野や趣味の話が聞けて、話し方を知って距離感が縮まったように感じています。
謎の集まり
最初の4回は自己紹介を中心として、これまでやってきた仕事や得意な技術の話、趣味の話などをやっていたのですが、徐々に最近こんな課題に向き合っているとか、趣味でこんなことを深堀りしているという主題が自分からそれに移った内容が増えてきました。
「一仕事したので月末LTで〇〇について話したいです」と言ってくれるメンバーや、私が手一杯で開催できないときは代わりに企画してくれるメンバーも現れました。LTに馴染みのないメンバーからは「あれは営業も行って良いんですか?」と聞かれたりもしましたが、開発以外の部門のメンバーも参加してくれるようになってきました。
抽象的なテーマを設定した
より背中を押す場にしたいなと思い、最近は抽象的なテーマを設定するようにしました。例えば「同僚が知らないかもしれない技術」「シルバーウィークに触れてみてはいかがでしょうか」というようなテーマを設定しています。
多くのチームから社外秘の内容も含めて面白い話が集まってくるので、個人としても非常に勉強になります。
実際のトーク例
私が実際に月末LT会で使った資料を公開します。
estieは不動産データを扱う会社なので、不動産・地図・文字コード関連のトークも盛んです。
まとめ
estie社内で行っている月末LT会について紹介しました。技術の話から趣味の話までカジュアルな雰囲気で誰でも参加出来るのが魅力です。興味があればぜひあなたの会社でも試してみてください。