estieはValuesをアップデートしました!


こんにちは!estie(エスティ)の平井です。前回創業5周年のブログを書いてから早8ヶ月…もっと書いていかなければ!ということで本ブログのテーマは「Values」です!!スタートアップにおいては企業文化を体現するための行動指針としてよく取り上げられていますよね。

旧Valuesを定めたのは2020年10月のことです。この4年のうちにestieの事業は爆発的に成長し、組織規模も約100名。Purposeである「産業の真価を、さらに拓く。」ことにより近づくため、約10名で定めたValuesを変更することとしました。

このブログでは、①アップデートの理由、②アップデートの進め方、そして③新Valuesに込めた思いを解説していきます!!

早速新Valuesのお披露目(ドドン!!)


これらに込められた思いは最後に説明するとして、まずはアップデートの理由、そしてアップデートプロジェクトの進め方を解説していきます。

そもそもValuesとは?

estieには会社として目指すPurposeが、そして一緒に働く仲間たちにはMy Purpose(自分が人生で譲れないことや、成し遂げたいこと)があります。各自がMy Purposeを抱えて、estieで「産業の真価を、さらに拓く。」ことを目指すことでその一端を実現できる環境を大切にしています。

採用においても「会社のPurposeと候補者のMy Purposeの大まかな方向性が一致しているか?」という点を選考プロセス内でお互いに丁寧に確認します。その結果として、estieは心に燃料を多く積んだ人が集まる組織であり、そして今後もそうあり続けることを前提として、新たなValuesを設計しました。根源として、「My Purposeという燃料がある → 燃料をより強く長く燃やすための行動指針としてのValues → 目指すべきPurposeの実現」という3段構成のイメージです。

より具体的には、以下のようにValuesの位置付けを定めました。

  • Valuesは、「産業の真価を、さらに拓く。」というPurposeの実現に向けた、estieメンバーに求められる行動規範である

  • 会社のPurposeに沿ったMy Purposeを持つことと同時に、高いレベルでValuesを体現できることが、採用、評価、事業への向き合い方など、全ての基礎となる

  • どれか1つ突き抜けたものがあるだけでは足りず、4つのValuesをAND条件で満たすことが必要である

なぜアップデートをしなければならなかったのか?

社員約10名の時に定めた旧Valuesは、当時の僕たちにとっての仕事の美意識を言語化したものでした。まだPurposeを言語化していなかったため、「この理想を実現するためには?」というものではなく「我々がカッコいいと思う働き方は?」というイメージです。

その後estieは「産業の真価を、さらに拓く。」というPurposeを定め、社員を含むステークホルダーがこの理想を実現するためにはどうしたらいいかを日々模索するようになりました。

そこで気になったのが旧Valuesです。当時はジョブディスクリプションも整備されていなかった関係から、ケイパビリティやその発揮の仕方に寄った考え方として設計されてしまっていました。この考え方自体は今でも大切であるものの、Valuesとはもっと心意気を表したものが相応しいのではないか?といった思いが強くなっていきました。

アップデートプロジェクトの進め方

そうと決まれば実行です!

まずはじめに、取締役4人で分担して全社員との1on1を実施しました。ここでの発見は、入社時期を問わず、思った以上にみんな旧Valuesを気に入っていることでした。しかし、そのうえで「Purpose実現に近づくためには?」という問いについて、新しい多様な意見がたくさん出てきたのも印象的でした。

特に目立ったのは「とにかくスピード」が大切という声。社員から出た「とにかくスピード」という声を丁寧に分解すると、今度は「顧客志向」「現場主義」「コトに向かう」という価値観が浮かび上がりました。もちろんこれらは上っ面な言葉ではなく、「本質的に企業が成長し、Purposeを実現するためのヒントは、現場や顧客にしかない」という価値観です。もちろん、ここで言う「現場」は、人やタイミングによって異なります。今この瞬間、自分が戦うべきフィールドがその人の「現場」です。それはコーポレート部門にとってはオフィスの執務室かもしれませんし、エンジニアにとっては顧客インタビューやVS Codeの中かもしれません。繰り返しになりますが、「現場」は人とタイミングによってどんどんと変わるはずです。

その後は持ち寄った結果をシェアしつつ、「そもそもValuesとはなにか?」を取締役4人で徹底的に考えるプロセスです。個人の行動原則なのか、チームの行動原則なのか、将来達成したいことなのか、今暗黙的に大切にしていることなのか…。議論を重ね、コンパウンドスタートアップとしてPurposeに近づくためには、「一人一人が自らのリーダーシップを発揮する。そのための心の在りよう」が重要だという考えで一致しました。チームワークというものは、強い個のリーダーシップ(魂)に引っ張られて自然に実現されるものこそが本物だと考えたからです。その後も、何度か社員との対話を重ねて新Valuesに辿り着きました。


新Valuesに込めた思い

本題です!estieのValuesは以下の4つにアップデートされました!現在、そして未来のチームへのメッセージと共にお送りします。

魂ドリブン

私たちが目指すのは、不動産業界の変革を通じて、社会経済全体を豊かにするというチャレンジです。「産業の真価を、さらに拓く。」といった壮大なPurpose実現を目指す不確実性の大きい環境では、何度もトライ&エラーを実行する必要がある。自分自身の魂に駆られた仕事にこそ情熱が宿り、挑戦し続けるためのエネルギーが生まれます。

今日変化を生もう

私たちが挑戦するコンパウンドスタートアップ戦略の過程では、様々な困難に日々ぶつかるような激しい競争の世界です。物事が生み出される時は常に変化が生まれた瞬間であり、変化が生まれていなければそれは後退しているのと同じ。失敗しても、成功しても、いつも差分が生まれた1日を過ごすことで、大きなPurposeに一歩一歩近づくことができると考えています。

謙虚に貪欲に

Purpose実現のため、私たち自身が常に成長し続ける必要があります。同僚、顧客、その他のステークホルダーからのフィードバックを謙虚に、貪欲に受け止める、アチーブメントを自分の成功ではなくチームの成功として喜び、さらに大きな成功を追い求める。卑屈ではなく謙虚に、傲慢ではなく貪欲に、僕たち自身が成長し続けられるチームを作りましょう。

ホワイトボードをはみ出せ

ホワイトボードでの議論は重要です。しかし、チームが現時点で持っている情報量が、チームの思考の枠を既定してしまいます。計画に命を吹き込むのは、常に顧客や現場から得られる一次情報です。現場に出よう、そして思考の枠を取り払おう。ホワイトボードをはみ出したときに初めて、社会に対して想像を超えた価値を提供できるようになると信じています。


産業の真価を、さらに拓く。ために

今日は僕からはValuesのアップデートと、その背景について説明させていただきました。このブログを読んでestieのカルチャーに興味がある!と思っていただいた方は、ぜひ一緒に働きましょう!お待ちしています!

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