Excelすら触ったことがなかった文系大学生が、コンサル業界に入るまで

はじめまして、estieで学生インターンをしている近藤かのんです。

インターンを始めてから2年ほどが経ち、ブログを書かせていただくことになりました。

estieで働き始めた当初は、Excelすら、いや、そもそもPC自体まともに触ったことがありませんでした。今思えば非常に恥ずかしいのですが、ブラウザのブックマーク機能さえ知らず、よく使うページのリンクをWordにコピペし、保存して使っていたほどです。我ながらとても恐ろしいことをしていました(笑)

しかし、そんな圧倒的IT弱者だった私は、その後estieでのインターンを経て、外資系の戦略コンサルティングファームから内定を頂くことができました。

そこで今回は、estieでの経験や学びが、どれほどまでに私を変えたのかについてお伝えできればと思います。

プロフィール:近藤かのん。
2001年秋田県生まれ。
慶應義塾大学法学部政治学科4年、2024年3月に卒業。

estieでインターンを始めた理由

estieでインターンを始めたのは、大学2年生の夏休みです。

大学生あるあるだとは思いますが、当時の私は、なんとなくバイトをして、なんとなく友達と遊んで、なんとなくNetflixや漫画を読むだけの生活をしていました。

そうしているうちに、あっという間に大学2年生になり、先輩たちの就職活動が始まりました。大学生活もあと半分なのかと、学生生活の短さを実感するとともに、このままではいざ自分の就職活動が始まった際に、何も頑張ったと言えることが無いのではないかと焦りを覚えました。そこで、就活でウケが良さそうという、これまたなんとなくの理由で長期のインターンシップを探し始めました。

当時、漠然とコンサル業界と不動産業界に興味があった私は、コンサル出身やデベロッパー出身の社員の方が多い点や、不動産業界の知見が得られそうなestieの事業内容に魅力を感じ、estieでインターンを始めることにしました。

インターンで何をしていたのか

初めからコンサル業界に興味があった私は、コンサル出身の社員の方を担当につけていただき、一緒に仕事をする機会を多く頂きました。

その中で私は、メール文の作成から提案資料の作成まで様々な仕事を経験しました。そこで、具体的に私が行ってきた業務を、私の成長と共に時系列で振り返りたいと思います。

メール文の作成や議事録取り

初めに依頼された仕事は、Excelを使った簡単な市場規模の推定でした。

しかしながら、なんと私は全くExcelを使えなかったのです。文系であることを言い訳にもできない次元の話ですが、実際その時まで私はExcelをまともに使ったことがありませんでした。

そこで、私に課せられるタスクは、私の能力に合わせて変わっていきました。メール文の作成や顧客企業に対するアンケートの作成から始まり、社内ミーティングの議事録をとりました。

それでも当時の私にとっては、新しく学ぶことばかりで、どれも楽にこなせる仕事ではありませんでした。そんな私でも着実に成長できたのは、社員の方々がどんなに簡単なことを聞かれても嫌な顔一つせず、辛抱強く丁寧に教えてくださったからだと思います。

働き始めて1ヶ月程が経ち、インターンの業務にも慣れていく中で、当初使えなかったPowerPointやExcelも、基本的なショートカットから教えていただき、提案資料の作成やデータ分析も行えるようになりました。

どんな仕事でも初めに自分自身で考える時間をくださり、また、ミーティングに参加した際は気軽に発言する機会を与えてくださるなど、チームの一員として対等に扱っていただいたと感謝しております。そのため、先述したとおり、圧倒的にハードスキル面で未熟な私でしたが、やりがいを感じながら楽しくインターンをすることができました。

情報の分析と提案資料の作成

最近では、estieの不動産データを活用したコンサルティング・分析をする事業に参加させていただいています。私の具体的な業務内容は、社員の方から共有された情報を整理し、週一で行われる定例ミーティングに向けて資料を作成することです。

業務内容だけを記述すると、インターン1年目の仕事内容と大差無いように見えます。しかし実際には、言われるがままの1年目とは違い、プロジェクトの流れや、自分の役割を理解できているため、1年目に比べると少しは役に立てている気がしています。

また、不動産業界・その企業ならではの“あたりまえ”を前提に作成された資料やデータは、この事業に参加し始めた当初の私にとって難解なものでした。

しかしながら、背景から丁寧に教えてくださる社員の方々と仕事を進めるうちに解像度が上がり、同じ資料を見たときに読み取れる情報が大きく変わっていくことを実感しました。不動産業界の知見が増えるにつれ、この業界が身近に感じられるようになり、一緒に課題を解決しているという面白さをより感じることができるようになりました。

インターンを経験して得られたもの

汎用性のあるスキルと知識

estieのインターンは、単に仕事を依頼されるだけでなく、細部にわたる丁寧なフィードバックを得られることが特徴だと感じています。

アウトプットの内容だけでなく、その作成過程や細かい体裁に対しても緻密なフィードバックを受けることができたおかげで、ExcelやPowerPointなど、インターンを始めるまで未熟だったスキルも着実な成長を遂げることができました。

例えば、Excelを使った分析においては、単なるミスの確認だけでなく、効率的なデータの整理方法や見やすい体裁の工夫、業界の背景知識まで、時間が制約された中で細部まで指導してくださいました。これにより、業務に留まらない、汎用性のあるスキルと知識を身につけ、加速度的に成長することができたと感じています。

仕事における「信頼を得ること」の重要性

インターンを始めた初日、担当してくださった社員の方から仕事で最も大切なのは「信頼を得ること」だと教えられました。その時は完全には理解できませんでしたが、実際にインターンを通して、仕事を任せてもらえるのはお客さんや上司など多岐にわたる人々からの信頼があってこそだと痛感しました。

そこで、私が信頼を得るために心がけていたのは、単純なことですが、①必要最低限、早めの報連相を心掛けること、そして②常に自分の頭を使って、仕事に仮説を持って取り組むことでした。 これらは心がけによって実現できることだと考えていますが、まだまだリサーチの深度など細かいところまで相談すべきだったり、アウトプットへのフィードバックを受けた後に自分でもっと考えられたはずだと思う瞬間があり、その難しさを痛感しています。

これらは学生生活の中では得られない、責任が伴うインターンならではの学びだったと思います。信頼を得るための基本的な心構えだけでなく、業務の背景まで考え、主体的に行動することの重要性を改めて感じる機会となりました。

社員の方々との出会い

最後に、私がインターンを通して得たものとして一番大きかったと思うものは、社会人として尊敬できる社員の方々に出会えたことです。ただ仕事をこなすだけでなく、お互いの個性や能力を尊重し合い、それぞれがジブンドリブンに、生き生きと働かれている姿が印象的でした。

インターンを始めるまでは、業種や職種、企業の規模からキャリアを考えていましたが、自分には特別興味のある業種や職種などはなく、将来像を描けずにいました。しかし、estieでインターンをしたことで、このように尊敬し合って働ける環境で働きたいと感じ、今まで考えていた方向とは違う方向性で自分なりのキャリアを考える軸ができました。

それぞれが専門分野において高いスキルを持ちながらも、謙虚で、常に新しいことに挑戦し続けるestieの社員の方々のように、自分もさらなる成長に向けて励んでいきたいと思います。

終わりに

私にとってestieでのインターンは大学生活の大きな思い出の一つです。大学生活だけでは得られない成長があったことや、社会人にとって重要なスキルを学べたことももちろん理由の一つですが、何よりもこういう大人になりたいなと思える素敵な社員の方々に出会えたからです。 estieの社員の方々は、皆さん大学卒業後も繋がっていたい人生の頼もしい先輩方ですので、今後ともよろしくお願いします!(笑)

以上のように、estieのインターンでは、ビジネス的なスキル面の成長だけでなく、尊敬できる社会人の皆さんとの出会いがあり、そこから仕事への姿勢なども学ぶことができます。不動産の知識や経験はない、でもestieについて少しでも興味が湧いた!という方は下記のフォームからご応募をお待ちしております。

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