東大法学部生とITスタートアップ

自己紹介

はじめまして、estieで学生インターンをしている北村です。

estieでインターンを始めたのは、大学2年から3年に上がる春休みのことで、気づけば1年半ほど(!)インターンとして活動させていただいているようです。

今回は、estieのインターンとしてブログを書く機会をいただいたので、学生の目から見たestieの魅力と文系大学生の私がITスタートアップのestieでいかなる活動をし、いかなる学びが得られたのかを中心にお伝えできればと思っています。

プロフィール:北村大助
1999年生まれ埼玉県育ち 東京大学法学部4年

estieとの出会い

そもそも、なぜestieでインターンを始めたのか。

先述の通り、私がestieでインターンを始めたのは大学2年から3年に上がる春休みのことでした。

私にとってその時期は、大学生活に慣れて、就職という未来が脳裏にちらつき始め、就活情報もしばしば目に入るようになり、漠然とした焦りを感じ始めた———そのような時期であったと記憶しています。

就活に向けて、何かしら動き始めた方がいいような気がする…でも、何から始めればいいのかわからないし、そもそも自分が社会に出て働くイメージが判然としない…

頭ではわかっていながらも、大学生の春休みということもあって動き出しもせず、暇を持て余していたとき、折しもestieでインターンをしていたという大学の先輩より、estieの学生インターン募集情報がグループチャットに投げられました。

普段なら、全力でスルーしているところですが、この時に限ってはタイミングの良さも手伝って、すぐにestieのホームページや過去のインターン生のブログを読んでみるにいたり、東大発のスタートアップだということや事業内容のスケールの大きさに惹かれ、インターン申し込みを即決しました。


以上がざっくりとした私のestieとの出会いでしたが、率直に言ってしまえば動機はとても単純で、もし仮にあのタイミングで投げられたインターンの募集情報がestieのものでなかったとしたら、その別の会社でインターンを始めていた可能性も大いにあり得たのであって、運命めいたものを感じなくもありません。

就活に向けて、estieでのインターンという形で一歩踏み出した私は、主たる目的を「社会に出て働くイメージを掴む」という点に置いて、活動を開始したのでした。

estieでやってきたこと・やっていること

estieでのインターンを始めてから今まで、私が担当している業務内容は、「スポットでのリサーチ業務や資料作成」、「SQLを用いたデータの抽出・加工」、「マーケットレポートの作成」の3つに大別されます。

以下では、それぞれの業務について、やや詳しめに振り返ってみたいと思います。

「スポットでのリサーチ業務や資料作成」

文字通りの仕事内容でかつ案件にもよるので、詳細は割愛しますが、思っていた以上に裁量を与えられることも多いので、自分で考えながら作業を進めていく必要があり、こういったところからestieが進める事業の価値を実感したり、不動産に関する知識を培ったりすることができたように思います。

また、学生としてOfficeソフトを使用するのとは異なるためか、普通に大学生活を送っているだけの場合よりはOfficeソフトの扱いに慣れることができているように感じます。

Officeソフトは、社会に出れば、本格的に使用する機会がより増えると思われるので、ひと足先に扱いに慣れることができたのは、地味に嬉しい成長でした。

「SQLを用いたデータの抽出・加工」

estieでのインターンを通じて、自身の成長を最もわかりやすい形で実感できたのが、SQLの習得でした。

インターンを始める以前は、プログラミング(厳密には、SQLはプログラミング言語ではなくデータベース言語)に漠然とした憧れを抱きつつも、文系であることを言い訳に、挑戦する前から諦めてしまっていました。

しかし、社員さんが忙しい合間を縫ってSQL講座を複数回にわたって開いてくださったことや、estieには文系出身ながらエンジニアとして活躍されている方もいらっしゃるということを知ったことで火がつき、かなりいいペースで、ある程度やりたいことをコードに起こせるまでに成長することができました。

estieではインターン生一人につき、社員さんが基本一人ついて、仕事の割り振りをしたりや面倒を見てくれたりするのですが、SQLを勉強し始めて1ヶ月も経たないうちに、SQLを用いた業務を依頼していただきました。

まだ、実務で使えるほどにSQLを理解できているとは思えなかったため、とてつもない不安を抱えながら初のSQL業務に取り組んだことを覚えています。

今思えば簡単なクエリの割に、長い時間をかけてしまいつつも、なんとか要望通りのデータ抽出をすることができました。

それ以降、容赦無くSQL業務を依頼してもらえるようになり、SQLのスキルもそれに伴ってメキメキと上達していく実感があって、スキルアップにおける実務経験の重要さをひしひしと感じました。

SQL業務では、社員さんがお客様から頂いてきた見たい情報の要望や社員さん自身が分析に用いるためのデータなどを抽出・加工します。

知りたい情報を直接的に示すデータが存在しない場合には、その情報をデータの組み合わせや既存データの新たな解釈などによって示すことができないか考えるなど、SQLの知識のみならず、不動産の知識や創意工夫まで求められる難しい業務ですが、非常にやりがいや自身の成長を感じられる業務です。

ここで培ったSQLスキルは、次にお話しするマーケットレポートの作成に繋がり、担当する業務の幅をさらに広げていくことになりました。

「マーケットレポートの作成」

マーケットレポートの作成業務が私自身のestieにおける存在意義の一番にあって、もはやマーケットレポートの人みたいな立ち位置になっているようにも感じます。

コンテンツとして育てていったところがあるので、私自身思い入れの強い業務になっています。


マーケットレポート自体は、都心3区の募集面積ストック推移と新規募集面積・募集終了面積推移をまとめた簡素なベータ版からスタートしており、これをブラッシュアップしていくのが私に与えられた役目でした。

他社のレポートを研究したり、過去のSQL業務等で身につけた知識を参考に盛り込む内容の案をまとめて、社員さんにフィードバックをいただき、それらの内容を出力するためのクエリをSQL業務で培ったスキルを駆使して書き揃えていきました。

素材が全て揃ってから、業務時間外に大学の図書館で試作として資料化したものが、次月以降もその体裁のままで即採用されたのは、スタートアップならではのスピード感や、動きやすさのようなものを体感した瞬間でした。

学生インターンの意見が反映されたり、作ったものがそのまま採用されるのは、スタートアップ企業のインターンならではで、魅力的な部分だと感じています。

以降は、社員さんがマーケットレポートをお客様との打ち合わせの場などに持っていってお客様からいただいた要望やフィードバックを、自分なりに解釈して新たなデータや指標を追加したり体裁を整えたりして、コンテンツを拡充していくというフェーズが続き、SQLには毎稼働日触れるのが当たり前になっていました。

このフェーズでは、サブマーケットマップを作成した経験が強く記憶に残っています。

サブマーケットの位置関係がわかるように地図化してほしいという要望に対して、エリアごとの地図の塗り分けはPythonで実現できると知った私は、社員さんの力を大いに借りつつ、Pythonの勉強を進め、サブマーケットマップを完成させることができました。

文系だからと、プログラミングに挑戦することすら諦めていた私が、SQLに加えてPythonにまで手を出すことになるとは、全く想像もしていませんでした。

現在では、デザイナーさんの力によって素晴らしい装いとなって、一般公開されるコンテンツにまで成長し、マーケットレポート作成業務は続いています。

estieでの学びと私の目に映るestie

上述のように、estieでのインターンを通じて、ハード面での学びや成長も多くありましたが、ソフト面での学びも非常に多くあったように感じます。

私が思うestieの良さの大きな1つとして、集まっているチーム・メンバーのよさがあると思っています。

誠実で優しく人柄もよく、その上、役員クラスなのではないかと思われるほどの能力の高さを兼ね備えた方ばかりが集まっているといった印象です。

誰もが熱意を持って、主体的に働いており、信じられないほど多くのプロジェクトを同時に抱えて進行している。

そのような姿に感化されて、私自身もタスクを割り振られずとも自ら仕事を見つけてこなしたり、要求以上のクオリティを追求するよう心がけるなどしてきたつもりで、少なからず自走力を高め、社員の皆さんに近づくことができたのではないかと思っています。


そして、このような良いメンバーがestieに集まる理由の一つであり、estieの大きな魅力の一つでもあると感じているのが、経営陣の手腕と人格です。

私はestie inside blogなどの記事をよく読む方なのですが、経営陣の方々が書いた記事にて、彼らが考えていることや普段意識していることなどの一端を垣間見ることができた時には、これほどまでに会社やメンバーのことを考えているものなのかと驚くとともに、なぜestieに優秀な人材が集まってくるのか、腑に落ちたような気がしました。

以前は、チームマネジメントについて考えてみることなどありませんでしたが、この経験があったのと、ちょうど大学の学祭でチームをまとめなければならない立場に立ったことで、マネジメントするということに対して意識を向け、実際にチーム運営に活かせたのは、大きな成長でした。

加えて、スタートアップ企業であることもあって、これをしているのが学生である私とそう離れてはいない年齢層の方々だということも刺激的で、自分が同じ年齢になった時の想像が比較的容易なのもestieでインターンをする魅力かもしれません。

インターンを始めた際、主たる目的を「社会に出て働くイメージを掴む」という点においたわけですが、掴んだイメージがおそらく社会の中でもトップレベルで高水準なものであったことは非常に幸運なことです。

estieインターンと就活

就活に向けて何かしら動き出さなければならないという漠然とした焦りに押されて、estieでのインターンを始めた私でしたが、あっという間に就活も一段落という時期になってしまいました。

ここでは、estieでのインターン活動が就活でどう生きたかについてお伝えしたいわけですが、ここまでで思い出を交えて、長々と経験や学びについて書き連ねてきたように、就活での話題には一切困ることがなかったというのは、まさにestieインターンのおかげであり、ありがたいことでした。

同時期に就活をしていた大学の友達が、面接で話せるような経験がないと嘆いているのを目の当たりにして、estieでインターンをしていなかったら、自分も同じように嘆くことになっていたのかと気付かされ、インターンを始める決断をした過去の自分と運命を讃えました。

就活を通じて感じたことは、現在もしくはこれからの社会においては、誰もが最低限のITスキルを有していることを望まれており、その中でもよりITに精通している人材ほど求められているということです。

そのような中で私は、estieでの活動を踏まえて、SQLやPython、様々なITソフトウェア等を活用して実務を行なってきた経験を伝えることができたのであり、就活をしている中でそのウケの良さは明らかなものがありました。

estieでのインターンは、かつての私のように就活に向けて何から始めればいいかわからず、動け出せずにいるという方にも、私の実体験をもってお勧めできます。

やる気さえあれば、社員さんのサポートも得ながら、自分のやってみたい業務にどんどん挑戦していくことができ、むしろそうすることが望まれている環境だと感じます。

本ブログが同じような境遇にある人の目に留まり、estieでのインターン活動に踏み出すきっかけとなれることがあれば幸いです。

おわりに

以上、これまでの活動を振り返ってみたら思い出が溢れて、冗長になってしまった面もありますが、何よりも伝えたいことは、estieがいい会社だということ、この一点に尽きます。

いいメンバーが集まることによって形成されている働く上で心地いい環境であったり、時価総額1兆円という目標も絶対達成できるだろうと思わせてくれるようなパワーや将来性などがその背景にはあります。

estieについて少しでも興味が湧いたという方は下記のフォームからインターンのご応募をお待ちしております。

長文になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

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