メガベンチャーから異業種の不動産業界へ!挑戦と変革の追求

【プロフィール】寺境 萌乃(じけい もえの)
京都府出身。立命館大学政策科学部政策科学科卒業。
新卒でレバレジーズ株式会社に入社し、キャリアアドバイザーを経験した後グループマネージャーを担う。その後営業企画として様々な組織の業務改善を行う。
2024年2月よりestieに参画。既存顧客のサクセスをサポートするミッションを持つアカウントマネージャーを担当。
趣味はゴルフ、スノボ、ポーカー、ペットショップ巡り。実家でチワワを飼っており、犬が大好き。

今までのキャリア

小さい頃から負けず嫌いな性格で、やると決めたら全力投球。高校では吹奏楽部に所属し関西大会での金賞を目標に、大学ではよさこいサークルにて3大祭りでの受賞を目指し毎日朝から晩まで練習するような学生時代でした。特に高校の吹奏楽部では、弱小中学から強豪校に入ったこともあり、周りとレベルの差が大きかったので部活の時間にプラスして早朝練習やプロのレッスンに通ったりと、とにかく練習量を積み上げるパッション系の学生でした。

そんなハードながらも充実した学生生活を経て、「せっかくなら若手からハードに働ける環境に身を置きたい」と考え、実力主義で若手でも責任あるポジションを任せてもらえる環境を求め就活をしていました。最終的に「20代で圧倒的に成長できる環境」が決め手となり前職への就職を決断します。

レバレジーズでは営業としてキャリアをスタートし、2年目からチームリーダー、4年目では30人程度の組織マネージャー、6年目以降は営業企画としてカスタマーサクセス部門の立ち上げやキャリアアドバイザーの業務改善等、自分の能力以上の仕事を任せてもらい走り続けた8年間でした。特に4年目の組織マネージャーの経験は自分のキャリアに大きな影響を与えたと思っています。3年目までは目の前の目標をいかに達成するかが関心事の中心でしたが、目標を与えられる側から目標を掲げる側の立場に変わり、営業戦略を考える中で今まで以上に事業の価値や顧客課題に向き合うことができました。メンバーと日々「こういことができるのではないか」「もっとこうした方が良い」と事業についてディスカッションを重ね事業に向き合う時間を通して、より自社のサービスに愛着を持てるようになったと思っています。

なぜ転職を検討したのか

事業企画として関わったCS立ち上げのミッションが落ち着きだした頃、ちょうど30歳という節目を迎えたこともありここからのキャリアについて考える内に、もっとカオスな状況の中で手触り感を持ちながら企業を成長させる一端を担いたいという気持ちが強くなりました。

前職には従業員数が数百名規模の時にジョインしましたが、ジョインのタイミングでは既にある程度主力事業の基盤が整い、市場でも地位が確立できている状態だったので、新規事業への投資余力がある非常に恵まれた環境で事業運営に関わらせてもらえたと思っています。逆に言えば、ヒト・モノ・カネがある状態でしか事業運営に関わったことがなかったので、前職で学んだ経験を活かし1→10の会社の基盤を作るフェーズに挑戦してみたいと思うようになったのです。

プラスして、8年間ずっと労働力不足という問題の改善に取り組んできましたが、他の側面から日本を良くする方法もあるのでという気持ちも漠然とありました。なのでスタートアップ×異業界の軸で外の世界をまずは知ってみようと思い転職活動をスタートしました。

なぜestieだったのか?

estieのことはエージェントから紹介され初めて知りました。不動産業界には正直あまり興味を持っていなかったのですが、企業紹介時間の2/3ほど使ってestieについて熱弁され、事業や経営層の想いにエージェントの担当者がすごく共感されていることが伝わり話を聞いてみようと思いました。ただ、自分自身も人材ビジネスに長く身を置いてきたので、ここまでエージェントが企業を理解し企業の人間と同じくらい訴求できるのは企業の魅力とかではなく、単に担当者が優秀なだけかもしれないと当時は半信半疑で選考に進んでいたことを覚えています(笑)

選考途中の思考の変化

不動産業界の構造や課題感等を何も知らない私に、カジュアル面談や面接でホワイトボードを使いながら事業が今どういう価値を提供しようとしているのかを丁寧に説明してくれ、選考を重ねる中でestieにどんどん惹かれていきました。

選考の過程で惹かれたポイントが3つあります。

  • 1つ目は、産業の基盤である商業不動産の情報を蓄積することで、中長期的な日本経済の発展を成し遂げようとするパーパスの壮大さ
  • 2つ目は、まだ日本には市場がない領域を先駆者として開拓していくスタンス
  • 3つ目は、わずか5期で複数プロダクトをリリースしている実現スピードの速さ

選考前は「不動産業界に興味が持てるのか」と懸念していましたが、前職も事業内容や業界ではなくどのようなビジョンを描き成し遂げようとしているのかが結局のところ自分は大事で、そういった意味でestieのパーパスは非常に共感できワクワクするものでした。
業務効率化やDX化といった「点」で顧客課題に向き合うのではなく、より大きいパーパスの実現に向けて顧客プロセス全体を通し「面」で課題に向き合うestieの考え方にすっかり惹かれていました。

最後は何で決めたのか

最終的な意思決定のポイントは、組織の強さだったと思います。
二次面接で取締役の束原にestieの組織の強みはなにかと質問した際、

  • 職位や職種の枠なんてあとから付いてくるもので、全員が事業を大きくするために必要なことを考えてやっている。だから職位を上げるために成長しよう、という力学が働かないし全員が「コト」に向き合っている。
  • 強いカリスマ的存在がトップダウンで牽引している会社じゃないので、自分も平井もできないことが沢山ある。だからこそ「自分より優秀な人を採用してその人たちに任せていくこと」が自分たちのやるべきことだと思っている。

という回答が返ってきました。
自分自身の経験から、「人に認められるための自己成長は本質的な事業成長を停滞させる」という考えを持っていたので、束原の考えに非常に共感するものがありました。優秀な人たちが集まる環境で、経営層を含めお互いが能力や職位を誇示し合うのではなく会社を成長させることに目線が揃っている組織に強く惹かれ入社を決意しました。

これから何をしていくか、何をしているか

今後はアカウントマネージャーとして、担当クライアントが抱える課題に向き合いプロダクトを通じてサクセスできるよう伴走するポジションを担当します。ただ機能を使いこなしてもらうのではなく、プロダクトを通じてディープサクセスを実現し価値をより深く届けられるようにしていきたいです。そのためにも、クライアントが日々どのような業務を行いその中でどのようなペインを抱えるのかという部分に深く入り込み、クライアント以上にクライアントの解像度をあげていきたいと考えています。

また、事業・プロダクトの発展にも積極的に関わっていきたいと考えています。日々クライアントに接する中で一番生の声を拾えるポジションでもあるので、ユーザーから受けたフィードバックをただ伝えるのではなく、「何が理想なのか」「こういうやり方もあるのではないか」とクライアントと一緒に一段階深ぼった上でプロダクトの改善提案まで行い、事業の発展スピードを加速させる役割を担っていきたいです。

人が介在することで生み出される価値と、プロダクトに落とし込むことで生み出される価値が共存するのがSaaSの面白い部分であると考えています。事業が拡大する中で、求められる価値は変わり続けると思うので、柔軟に理想を定義し続けられる人でありたいです。

そして、産業の真価である不動産のデータを価値のある情報として蓄積し業界に還元していくことで日本経済の発展へとつながる未来を実現できれば最高だなと思っています!

最後に

転職活動を通じて、自分が全く知らない業界の課題に立ち向かっている人の話を聞いてみる事自体が非常に刺激的な経験でした。いろんな方と対話する中で心が動いた要素を言語化し続けた結果、自分がここから10年かけて挑戦したいと思える「答え」を出せたと思っています。今は目指したい将来像がはっきり言語化できていなくても、対話を重ねる中で磨かれていくものでもあるので、このブログを読んで少しでも興味を持っていただけた方、ぜひ一度お話してみませんか?

ご応募お待ちしております!長文にお付き合いいただきありがとうございました!

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