未知なる不動産テックに興味を持った理由

【プロフィール】秋元良平 (あきもと りょうへい)
Web制作会社でマークアップエンジニアやディレクターを経験後、自社事業の開発に興味を持ちスタートアップへ。atama plusで学習アプリのプロダクトデザインに携わる。
2024年2月よりestieに参画。estieマーケット調査のデザインを担当。
休日はカメラ片手に子供を撮影しまくる2児のパパ。

はじめまして。プロダクトデザイナーの秋元です。

入社から2ヶ月が過ぎました。業務にも慣れてきたので、今回の転職について考えたことや、estieでの働き方について振り返ってみたいと思います。estieを検討されている方にとって参考になれば幸いです。

今までのキャリア

自分は10年前くらいまでは事業会社ではなく、Webサイトの受託制作会社でWebディレクターとして働いていました。コーポレートサイトやECサイト、商品やサービスのLPなどの制作依頼を受け、お客様とヒアリング、サイトの企画や設計および制作進行が主な業務内容です。

ディレクターとして仕事をしていると、優れたデザイナーやエンジニアの先輩と協力する機会が多くあり、その中で自分でもWebサイトを作りたいという思いが強くなりました。そこでHTML・CSS・JavaScriptを学び、技術的な側面も担当するようになります。

受託制作会社では新しいWebサイトを短期間で何度も制作する機会が多かったため、刺激的で面白い反面、忙しさも相当なもので徹夜も多かったです。子供が生まれたことをきっかけに、働く時間を柔軟にコントロールできる自社サービス開発の会社に興味を持ち、転職を決意しました。

自社サービスの開発に転身してからは、コーポレートサイトからサポートサイト、マニュアルの作成、自社プロダクトのUI/UXデザインなど、幅広い業務に携わってきました。しかし、幅広いスキルを持つ一方で、器用貧乏感を感じ、特定のスキルを磨く必要性を感じ始めます。そこでプロダクトのUI/UXデザインに一旦注力させていただき、プロダクトデザイナーとして働くようになりました。

プロダクトデザイナーとしては今までの複数の職種のスキルが活きていると実感します。ユーザーの理解や情報を整理する力はWebディレクターの経験が活きていますし、UIを設計するスキルにはマークアップエンジニア時代に培った知識と経験が活きているからです。プロダクトデザイナーに転身して約5年以上経ち、estieで新たなステージに挑戦できることを楽しみにしています。

なぜestieを選んだか

estieを知ったきっかけは、前職の同僚からのお誘いです。ちょうど転職を考えていたタイミングで、estie以外にも様々なスタートアップの話をカジュアル面談にて聞いていました。

まだ世の中に無い価値を生みだしていくスタートアップの環境は自分たちで作っていく部分が多く、環境の整った大企業と比べると安定はしていません。しかし、私としてはやりがいと自分の成長を感じられ刺激があって好きです。また、子育て世代も多く、柔軟に働く時間も調整できます。前職もスタートアップで働いていた私は、今回もスタートアップに絞って転職活動を進めていました。

estieとの面接で全く知見がない商業用不動産に興味を持った

転職活動をしていて、普段関われないような興味深い事業を、たくさんの企業から聞くことができました。しかしその中で、estieの取り扱うオフィスなどの商業用不動産という分野には全く知見がなく、実は話を聞く前はそこまで興味がなかったです。息子が過去に大きな病気をしたこともあり、社会貢献できる事業としてもう少し想像のつきやすい医療系のスタートアップなどに興味がありました。

ただ、estieの方と面談していくうちに商業用不動産のデジタル化があまり進んでいないことや、東京を中心とした日本の商業用不動産の可能性に興味を持ちました。東京の不動産はポテンシャルがあるのに、デジタル化があまり浸透していない実情を知り、将来その価値が埋もれてしまってはもったいないという想いに強く共感したことを覚えています。そして最終的には、自分や子供たちの将来に日本の街が輝き続けてほしいと思ったときに、商業用不動産の業界って面白そう!と興味を持つようになりました。

デザイナーの担当範囲が魅力的だった

estieはデザイナーの担当範囲がプロダクトデザインだけにとどまらず、フロントエンドの実装、ビジュアルデザイン、PdM的な役割など、得意分野に応じて広く関われるところが魅力的だと感じます。自分としては前職でUI/UXデザインを中心に行っていましたが、もともと過去にやっていたフロントエンドの実装は前職ではあまりできなかったので、そのあたりのスキルが錆びつくのが少し不安でした。デザイナーはコードを書くことを求められない会社が多いですが、estieのデザイナーにはHTML/CSSが書けることが選考基準にあり、自分のこれまで持っていたスキルをさらに広げられる点もestieを選んで良かったと感じています。

また、イベントの告知バナーや展示会のデザインにも関われるので、ビジュアルデザインに関しても伸ばしていけると感じました。自分の求めていた環境がちょうどestieにあったという感じで入社を決めました。担当範囲が幅広いと難易度は高いと思いますが、デザイナーとしては幅を広げられるのでチャレンジしがいのある環境が整っているというプラスの印象です。

入社して感じたこと

入社してみて、それぞれのメンバーの裁量が非常に高いなと改めて感じました。やりたいと思ったら何でもチャレンジできる環境です。誰かに指示をされて動いているというより、メンバー全員がそれぞれ自立して動いている感じがすごくします。スタートアップの会社は少なからずそういう環境だとは思いますが、特にestieはみんなの熱量が高く、それでいて独りよがりではなくチームプレーもできている印象があります。

また、プロダクト開発において驚いたのは、機能をリリースするスピードです。プロダクトマネージャー、エンジニア、私を含むコンパクトなチームで、メンバー同士の相談や意思決定が迅速に行われ、検討段階からリリースまでのスピードが非常に速いです。先日、プロダクトマネージャーからUI改善の要望があり、私が午前中にデザインを行い、チームで意見を交わした後、デザインエンジニアがすぐに実装し、その日のうちにリリースされました。小さな機能改善であっても、迅速にコミュニケーションを取りながら進めるチーム体制は、良いプロダクトを開発できる要素だと感じています。

さらに、デザイナーながらお客様とのミーティングにも同席させていただいて、ユーザーとの距離が近いのも良い点です。直接お客様にお会いすると普段想像できないような着眼点を得られるので、デザインをするうえで発想の幅が広がります。改めてデザイナーとしては動きやすい環境だなと感じました。

最後に

入社して、商業用不動産の業界を知ることに今はまだ必死な状態ではありますが、UIの改善やデザインシステムなどに関わり始め、新しいチャレンジに刺激を受けながらデザインを作っています。

またestieではそれぞれのプロダクトチームで独立してデザインをしているので、非常にスピーディーに開発できている一方で、今後はプロダクト間でのUIの統一感など、プロダクトをまたいだ横のつながりも重要になってくると思います。デザインシステムなどを中心にそれぞれのチームの速度を落とさずに、うまくデザインができる環境を作っていきたいです。

estieではデザイナーを募集しています。この記事を通してプロダクトデザイナーが躍動する姿を少しでもイメージいただけたら幸いです。さらにestieについても興味がある!という方がいましたら、是非下記のフォームからお気軽にご応募ください!

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