営業で成果を出し続けるためのマイルール  ~投資銀行からスタートアップへ ~

皆さん、こんにちは!8月でちょうど入社一年となる、ソリューション営業担当の曽部(そべ)と申します。この記事は estie 真夏のアドベントカレンダー 4日目の記事です!

投資銀行・証券会社出身の営業メンバーは今の所まだ自分だけですが、同じようなバックグラウンドの方にも是非読んでいただけたらと思っております。ご関心ある方は私のこちらの入社エントリーも読んでみてください!

これからも挑戦を続けたい ~不動産テック企業に入社してみた~ - estie inside blog

お客様や弊社の同僚含め多くの社内外の方のおかげさまで、上期は全社で最も売上をあげることができ、MIP(最も印象に残ったPersonの略)にも選んでいただきました!

今回は【営業で成果を出し続けるためのマイルール】というテーマで、筆を起こしていきたいと思います。

成果を出す秘訣…それは…


必要なものは何よりも「量」です…!!! …以上です!



いや、ページをそっと閉じないでください笑

「こいつ会社ブログで一体何を脳筋発言しているんだ…」と思われているかもしれませんが、少々お付き合いいただければと存じます。

量というのは行動量を指します。非常にシンプルですが、行動量を増やすことによって、早期に多くの失敗をして、気づきを得て、素早く成功体験に辿り着くことができる、のではないかと。

自分の場合はソリューション営業ということで、新規開拓もカスタマーサクセスも事業開発も担っているのですが、たくさん商談を重ねて、多くのお客様に会ってくることを特に意味します。弊社のサービスについて関心ありというお客様に出会えたら、それはもう超ラッキー!全力でお客様のためにご提案し、できることを考えます。仮に関心がない方に出会った場合でも、なぜ関心がないのか?どうしたら関心を持ってもらえるのか?ということを学ぶ絶好の機会となります。どちらにしても人との出会いや縁は多くのものをもたらしてくれる、と信じています。

「量を増やす」「行動量を増やす」ってあまりスマートじゃないように聞こえてしまいますよね。しかし、何かを極める、何かを追究する、のであれば最も王道かつ近道です。

よく考えたらこれって学生時代の部活とかでは、皆ごく当たり前にやっていたことですよね。たくさん練習して、たくさん打席に立ち、思いっきりバットを振る。そして、たまに良い当たりが出る。個人的に思うのは、それが「大人になるとどうしてできなくなるんでしたっけ?」ということです。中学生とか高校生の時にできていたのなら、大人にだってできるはずだろと。

行動量を増やすために何を実践しているのか

では、後段ではその行動量を増やすために私自身が日常生活で何を実践しているかをお話したいと思います。大きく分けて二つあります。

  1. 物理的な稼働時間を増やす
  2. 集中力を高める

1. 物理的な稼働時間を増やす

「昼メシは座って食べるな!」

【物理的な稼働時間を増やす】について、私の行動指針は市村洋文先生著の「昼メシは座って食べるな!」に基づいています。市村先生は野村證券の伝説の営業パーソンで(前職の大先輩であり、私自身直接ご挨拶させていただいたこともあります)こちらの著書に記載されている実践例や発想をかなり参考にしております。自分が圧倒的な成果を残したいのであれば、圧倒的な成果を残した先人にまなぶこと・まねぶことが肝要かと思います。

市村先生が野村證券に入社した当時、同期でトップの成績を取っていた営業の方から聞いた言葉が本のタイトルになっています。その言葉とは「のんびり座って昼メシを食べている時間があるなら、一人でも多くお客さんを回れ。九時から五時まではプレー時間。俺たちはピッチの上で戦っている真っ最中なんだぞ」というものらしいです。

昼メシすらまず食べない(健康法として)

私の場合は「昼メシすらまず食べない」というスタイルです。平日は一日一食で、夕方~晩に大きめのボールサラダを食べるだけにしています。あとは少しだけお肉とかを合わせて食べて以上。休憩時間はほどほどに取りつつ、可能な限り日中アポイントを取ってお客様に会いに行くなり、アポイント取得や資料の準備に時間を割き、とにかく自分の稼働率を高めたい、と思っているからです。ピッチの上で戦っている真っ最中だと思えば、特に苦しくもありません。

なんだか健康に悪そうだなという印象を持たれるかもしれませんが、現在流行している間欠的ファスティングの要素も取り入れています。一日のうちに16時間程度はものを食べない時間、すなわち空腹時間を作るという食事法になります。デスクワーク中心の現代人はそもそも一日三食も取る必要はなく、もっと胃腸を休ませるべき、という科学的な研究結果をベースとしているようです。

2. 集中力を高める

合気道・呼吸法を通じて

【集中力を高める】について、稼働時間を高める一方で、自分の持ち時間でのアウトプットを最大化しようと努めています。具体的な方法の一つは、瞑想や呼吸法になります。自分の場合は起きたらすぐ毎朝10-15分程度を充てて呼吸法を行っています。

今考えるととても幸運なことでしたが、自分は大学時代に多田宏先生(合気道九段)に師事する機会を得ました。多田先生は稽古の中に座禅や呼吸法を取り入れられており、練習時間の初めには必ず呼吸法の時間として、気を錬る(きをねる、と言います)ことからスタートします。人間の正中線(身体の中心の線)上には神経が集まる箇所が三つあるのですが、上丹田(眉間)・中丹田(みぞおち)・下丹田(臍の下)に呼吸を集めることを意識し、大体7-8種類の呼吸法を一度に行います。それらを実践すると頭がスッキリとして、集中力が上がり、スポーツ選手の言う「ゾーンに入った状態」を意識的に作り出すことができると言われています。

当時学生時代は全く分かっていなかったことですが、社会人としての責任が増していき、仕事や家族といった変化も日々起こる環境の中で、道を切り拓いていくために、身につけておいて本当に良かったと今更ながら思っております。現在マインドフルネスが流行し、注目されていますが、実は日本には座禅や呼吸法など古くから非常に研究されており、日本→海外→日本という形で逆輸入されただけなんですよね。

武士道・葉隠からの学び

集中力を高めることに関連して、武士道のバイブルである「葉隠(はがくれ)」という有名な書物をご紹介したいと思います。その一節として「武士道とは死ぬことと見つけたり」という言葉をご存じの方も多いかと思います。ちょっと言葉にインパクトがありすぎるので、武士道は危険だわ…と思われてしまうかもしれません。この一節の真意は平易な言葉で解説すると以下のようになります。

  • 死んだつもりになれば迷いや恐れもなくなるから何でもできる
  • この一瞬だけに全力を傾けてみる
  • 過去や未来のことを一度考えないようにする

例えば、自己啓発の大家であるD・カーネギーはその著書「道は開ける」の中で、「過去と未来を鉄の扉で閉ざせ、今日一日の枠の中で生きよう」と述べています。過去はもう変えられないし、未来はどうなるか分からない、自分たちは現在という点の中でしか生きていない。だから、その現在だけの一点に全集中してみよう、という教えであり、葉隠の中で述べられていることに通底しています。本当に洋の東西を問わず、先人たちが辿り着いた境地は共通することがあるのだなと実感しました。

「曽部さんってメンタル強靭ですよね」って言って下さる方、ありがとうございます!…が、実態としては正反対で自分は豆腐メンタルなんです。人間なので大きな商談やイベント等があれば緊張します。本当にこのまま臨んで大丈夫なのかと日々悩みもすれば、クヨクヨ悔やんだりもします。人一倍悩むからこそ、反対に上記の呼吸法や色々な教えを吸収して克服しようと努力しており、まだまだ道半ばだと思っています。

最後に

いかがでしたでしょうか?

もちろん上記二点をずっと継続していると正直疲れてしまうので、メリハリも大切にしています。自分が過去10年間以上継続しているルーティンとして、月一回はスーパー銭湯に行き、アカスリと全身マッサージを受けています。たまにサウナにも行って整いますし、タイミングを見て思い切り自分を甘やかしてスッキリするようにもしています。弓の弦をずっと張っていると弛んでしまうように、たまには弦を外して自分をメンテナンスする習慣もまた大切だと考えている次第です。

最後に、弊社に関心を持っていただいている方へのメッセージになります。投資銀行でもスタートアップでも、会社の規模と関係なく、一生懸命仕事をするという職業の本質自体に変わりはないのではないでしょうか。もちろんアジャストするための工夫は必要だったりするものの、今のお仕事でしっかりと実績を残し、努力された方であれば、スタートアップでの活躍もそれほど時間もかからず達成できるのではないかと思います。

今回ご紹介した内容が読者の皆さんに参考になればとても嬉しいですし、「こんな方法もあると思うぜ!」という方は是非教えてください!ご連絡お待ちしていますね。

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