監査法人の立場から数々のスタートアップを見てきた会計士が語る、estieの魅力とは?

2021年4月、スタートアップのIPO支援に数多く携わってきた平島拓哉さんが、estieへ入社しました!
事業会社の管理部門や監査法人を経て2021年4月にestieへジョインした平島さん、今回は平島さんの入社経緯や参画後の働き方についてインタビューしました!

【プロフィール】 平島 拓哉(ひらしま たくや)
1987年島根県生まれ。
同志社大学商学部卒業後、事業会社に入社、主に経営管理を担当。
その後EY新日本有限責任監査法人に3年、有限責任監査法人トーマツに6年間従事。
2021年4月にestieへ参画し、経理や内部統制、IPO準備、法務、労務などコーポレート全般を担当。

平島さん、今日はよろしくお願いします!最初にこれまでのキャリアについて聞かせて下さい。

よろしくお願いします!
私は大学卒業後に事業会社に入社し、経理、管理会計、役会資料作成などの経営管理を担当しました。
その後EY新日本有限責任監査法人に転職し、IT全般統制や業務処理統制など、いわゆる内部統制監査に従事し、ここでは一部コンサルティング業務のようなこともやっていましたね。
直近では、有限責任監査法人トーマツに6年間勤めて、法定監査、IPO支援業務、内部統制、新収益認識基準の導入アドバイザリー等を経験しました。

約10年間、様々な会社の監査やコンサル等を経験してきたわけですが、特にやりがいを感じた業務はなんでしたか?

トーマツの時に携わったIPO支援には非常にやりがいを感じました。やはり担当するベンチャー企業が大きくなっていくことには喜びを感じますし、会社の成長と共に自分自身も一緒に成長できたなと強く実感することができました。

また、経営者と距離が近いところで仕事ができる点もポイントです。上場企業監査では、担当企業の社長と会う機会は中々ありませんが、IPO支援では関与してすぐに経営者とディスカッションする機会があるんですよ。
その中で社長から「会社をこうしていきたい」「上場後はこういうビジョンがある」といった話を聞いて、そのビジョンを実現するためのリスクを事前に洗い出し、一緒に会社の体制を作っていく経験をすることができました。ベンチャー企業だとまだまだ手探りのことが多いので、監査にはない楽しさがそこにはありましたね。

それだけ充実していた中で、何故転職を決めたんでしょう?

そうですね、当時は待遇面も含め特に仕事に不満はなく、トーマツという会社が好きだったので、転職意欲が高かったわけではありませんでした。ただ、ちょうどIPO監査のアサインが一段落し、上場企業だけになったんですよ。
そのタイミングでたまたまestie代表の平井さん、取締役の束原さんと知り合う機会があり、その後当時職場のあった丸の内で度々食事を重ね、猛烈に誘いを受けてestieへのジョインを決めました(笑)。私自身「いつか監査といった外からの立場ではなく、事業会社側で会社の成長に貢献していきたい」という考えがあったので、お二人からの誘いはとても魅力的に映りました。

なるほど、タイミングがちょうど良く重なってestieへの入社を決めたということですね!様々なスタートアップの監査を経験し、選択肢は沢山あったことと思いますが、その中でなぜestieに?

転職を決める際に重視したのは、経営陣の人柄、市場の大きさ、会社の置かれているフェーズとそこで自分の経験が活かせるかどうかです。

まずは、平井さんと束原さんの人柄。経営者として、非常に誠実な印象を受けると共に、ユーモアもある点が印象的で、きっとチーム全体の雰囲気も良いのだろうと想像がつきました。
また、お二人ともコーポレート部門の重要性に理解があった。というのも、平井さんは三菱地所時代に海外事業戦略の立案などでコーポレート部門との連携が多く、束原さんも同じく三菱地所で経理・M&A等の経験があるので、企業の成長には強いコーポレート部門が不可欠だということを度々強調されていました。

次に、狙っている市場が大きいこと。estieには日本の不動産市場を根本から良くするための明確なビジョンと戦略があり、本気で日本をリードするスタートアップ・企業になろうとしていることを当時から強く感じていました。折角自分が積み上げてきたキャリアを投じるのであれば、野心的な仲間と大きな山に登りたいと思いましたね。
そして最後が企業としてのフェーズです。お話を頂いた時、会社のフェーズとしてはアーリーステージと言われる時期だったので、自分が今まで培ってきた経験が還元できると確信し、総合判断でestieへのジョインを決めました。

実際にestie入社後、個人・組織としてやってきたことや成長を実感したことはなんでしょうか?

主に、「経理の内製化」と「ワークフロー整備」の2つですね。 まず取り組んだのが「経理の内製化」です。これまでは外部の力も借りていたのですが、今後IPOを考えていくうえでは全て自社内で完結する必要があったため、こちらは1ヶ月で引継ぎを行いました。初の月次決算が5月上旬にやってきたのですが、GWの影響で役会報告日までの営業日数が限られていたこともあり、なかなか痺れましたね(笑)。
次に「ワークフロー整備」です。創業初期のスタートアップは意思決定や承認のプロセスが整っていないのが当たり前で、その柔軟性も一つの魅力ですが、チームが大きくなってくるとプロセスの不在が結果的に組織のスピードや意思決定の質を損ねることに繋がります。最速で正しい意思決定をするためには、しなやかな社内ワークフローの整備が重要になりますが、システム導入等を通してそこに注力しました。

個人としての成長に関しては、経理・監査以外のコーポレート業務を何でもこなせるようになった点でしょうか。例えば、法務面では契約書レビューや弁護士の方とのやりとり、労務面では勤怠管理に加えてチームが気持ちよく働けるような制度の設計ですね。経験のない領域でも自ら調べ、人に聞きまくり、その時々のベストプラクティスを模索しています。 これまで監査法人では当然バックオフィスに明るいメンバーと一緒に仕事してきたわけですが、今ではエンジニアや営業といった様々なバックグラウンドの人達と仕事しているので、相手の立場になっていかに分かりやすい運用を作るか、それによりどれだけチームのスピードを底上げできるか、これらのことを考えながら仕事をしています。 まだestieにジョインして半年強ですが、体感2年分くらいの濃度だと思っています。

最後に、スタートアップのアーリーステージで働く魅力と、平島さんが今後のestieでどんな人と一緒に働きたいか教えて下さい!

まず、アーリーステージで働く魅力は、自分が「こうあるべき」と思ったことを何でも提案でき、すぐに実行に移せる点。特にestieは「ジブンドリブン※」な働き方が求められるため、強いオーナーシップを持っている方に渡される裁量は物凄く大きいです。(※estieのValuesの一つ)
そして、経営陣とメンバーの距離が近いので、会社の動きを瞬時に理解できて、今後の未来・ビジョンを共有できること。会社が大きくなってしまうと、自然と階層化されて経営者との距離は遠くなってしまうことが多いので、これはアーリーステージで働く魅力の一つだと思います。

一緒に働きたい人ですが、estieはまだまだこれからというフェーズなので、「成長しそうな会社に入りたい人」ではなく、「自分が加入することで会社をもっと大きく成長させてやる」といった気概を持った人と働きたいですね。 今のestieは全員がそのようなマインドで働いていますし、長い歴史のある不動産業界に貢献していくためにはそのような気概が必ず必要だと考えています。

ここから一気にチームは拡大していきますが、同じマインドを持った人がいらっしゃったら是非一緒に働きたいです。 まずはカジュアルにお話ししましょう!

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