データエンジニアから見て魅力的な環境で働けると思うよ

【プロフィール】渡邊 和揮(わたなべ かずき)
AIスタートアップ企業にてクライアント企業の社内データ基盤を構築するプロジェクトを担当し、プロジェクトマネジメント、データエンジニアリング、プリセールスなどを経験。
その後、FinTech企業にて社内データ基盤の開発、運用を経験し、2024年1月にestieに入社。

はじめまして。データ基盤を担当するソフトウェアエンジニアとして2024年1月に入社した渡邊です。

入社から1ヶ月経過したので、そろそろ入社エントリーでも書いてみようかと思います。

今までのキャリア

キャリアのスタートはSES企業で、10数年ほどJavaを使った基幹システム開発を経験しました。

その後、知り合いからの誘いを受けてAIスタートアップ企業に転職し、お客様の社内向けにデータ基盤構築を行うプロジェクトに携わり、プロジェクトマネージャー兼データエンジニアとして働いていました。

Javaの開発からデータを取り扱う会社への転職でしたが、特にデータベース関連のスキルに強みを持っていたわけではなく、むしろ苦手な分野(SQLをまともに書けないレベルだったんです)でしたが、世間的にビッグデータや機械学習が流行り始めていたタイミングだったこともあり、流行りに乗ってみようという気持ちで飛び込みました。

データベースが苦手でも、バックエンドの経験があれば意外とデータエンジニアとしてなんとかなるものですよ(もちろん、今はSQLは得意ですが)。

データベースの経験は弱いけどデータエンジニアに興味があるバックエンドエンジニアの方、飛び込んでみてはいかがですか。

お客様向けのシステム開発を担当していたので、多様なお客様と一緒にビジネスを行える環境に面白さを感じつつも、請負によるシステム開発の企業という立場でお客様と関わることの難しさも感じており、それならば社内エンジニアとして働けば良いのではと考え、前職のBtoCサービスを提供するFinTech企業に転職しました。

前職では社内のデータ基盤を開発、運用するチームにてチーム責任者とデータエンジニアを兼務していましたが、数百件に上る数値レポートをデイリーで出力するワークフローの運用、それに紐づく膨大な数のテーブルの維持管理、間違いが許されないクリティカルなデータ抽出などの業務を少人数のチームで対応していたため、やりがいを感じつつもなかなかハードな環境でした。

なぜestieを選んだか

estieを知ったきっかけは、転職サービス経由でカジュアル面談の連絡を受け取ったタイミングでした。

実はその当時は転職するつもりはなく、データエンジニアの転職市場の状況を把握する程度の気持ちで転職サービスを利用していました。

面談の連絡を受けたものの、名前を聞いたこともない会社でしたし、不動産領域はこれまで経験したこともなく特に強い関心があったわけではないのですが、会社のHPやブログを軽く眺めて見たところ少し興味が湧いたので、「話くらいは聞いてみるか」という軽い気持ちでカジュアル面談を受けました。

カジュアル面談の中で、商業用不動産市場の可能性の大きさや、社内のデータ活用に対する熱い想いを聞くうちに、面談が終わるころにはすっかりestieのファンになっており、選考プロセスに進むことに決めました。

特に惹かれたのは以下の3点です。

  • データ自体が売り物なので、データ基盤と事業の結びつきが強い
  • 非中央集権型のデータマネジメントを目指している
  • マルチプロダクト戦略に本気で取り組んでいる

私がこれまで関わってきたデータ基盤の用途は主にKPIなどの数値指標の可視化や、マーケティングメール用のセグメンテーションなど、間接的な事業との関わりになることが多かったため、データが事業のコアになる環境でデータエンジニアとして働くのは、面白そうだと思いました。

データの価値を高めることで事業が成長していくというのは、事業貢献の観点からすると非常にわかりやすいな、と。

また、前職まではデータマートの作成や可視化、データ抽出などの業務をデータエンジニアリングチームが担う中央集権型のデータ基盤運用の辛さを実感していました。

プロダクト側のデータモデルの変更にデータ基盤を追従させる対応に追われ、技術的負債の解消や新しい取り組みを行うといった余裕が全くない状況に陥っていましたし、全てのデータの意味をデータエンジニアリングチームが深く理解して利用者に提供するのは効率的ではないと考えていました。

そのような運用に限界を感じていたので、非中央集権型でデータを利用する組織作りにチャレンジできる環境は非常に魅力的でした。

3点目のマルチプロダクト戦略ですが、前職までの経験から、新規事業の立ち上げの難しさを実感していました。

新規事業を「やりたい」、「やらなければいけない」という思いから新規事業プロジェクトは立ち上がるものの、一定の成功を収めていたり、成長の道筋が見えている既存の事業があると、不透明な新規事業よりも既存事業が優先されるようになり、いつの間にかプロジェクトが立ち消えになってしまう状況を見てきたので、マルチプロダクト戦略に本気で取り組み、実際に形にしている点は素直にすごい熱量だと思いました。

これから何をしていくか

当面のミッションは、社内のメンバーが安全に利用できるデータ基盤の提供と、データ利用の活性化です。

データ基盤へのデータの蓄積は形になっているため、今後は「適切なセキュリティの維持」と「データをどう使っていくか」という部分に取り組んでいく必要があります。

「データ用意したので自由に使ってください」と言うだけでは、どのように利用すれば良いかわからず結局使われないという結果になってしまいますし、データエンジニアリングのチームがデータ起点でアウトプットを作っても事業で活用できない物を作る可能性が高いので、データの利用者と一緒に「事業インパクトがあるデータの利用方法」を考えていく必要があります。

非中央集権型のデータマネジメントを目指すとなると、永続的にデータエンジニアリングチームがデータの利用に携わり続けるわけにはいかないので、データの利用者が自立できるように支援する取り組みも行なっていきます。

ここまではデータ周りのエンジニアという立場なのでデータ活用観点で記載していますが、しばらくしたら全然違う仕事をしているかもしれません(笑)

事業貢献できるのであれば職種やポジションに対してこだわりを持っていないので、より自分が活躍できる場があるのであればなんでもチャレンジするつもりですし、そういった状況を楽しめるのがスタートアップの良さだと思っています。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。

データ活用についてはまだまだこれからといった状態ですが、だからこそ一緒に取り組んでくれる仲間を探しています。

文章では書き切れないことも沢山ありますので、少しでも興味を持って頂けたら是非カジュアルにお話ししましょう!!

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