人生いろいろ、世界的大企業からスタートアップの世界へ

こんにちは!11月にジョインした及川と申します。estieではSales Strategyを担当します。スタートアップへの転職を迷われる方にとって一助になることを願って、これまでのキャリアと転職した経緯、estieに入社して日々感じていることを中心に紹介します。

【 プロフィール 】 及川 智武(おいかわ ともたけ)
1977年東京生まれ。幼少時代の約10年間をアメリカのニューヨークとカナダのトロントで過ごす。 中学受験を機に帰国、慶應義塾大学経済学部業後、2000年に現日本マイクロソフト株式会社に入社。一貫してエンタープライズ営業畑を歩み、グローバルアカウント営業、ビジネスマネジメント、営業マネジメントを歴任し、estie参画前は業務執行役員 戦略企画本部長として法人営業部門の事業戦略ならびに営業改革を推進。

今までのキャリア

新卒時代から一貫して日本マイクロソフトにお世話になっていました。入社直後は大手製造業を担当する法人営業部門に配属になり、電機・精密メーカーならびに一部重工業のお客様に対し、主にマイクロソフトのOffice製品群ならびにサーバー製品群を採用いただくところから社会人生活がスタート。

エンタープライズのお客様は事業範囲や規模も大きく、従業員数も数万人は当たり前、業務領域も多岐に渡るため、かなり戦略的なアプローチを行う必要があります。とてもチャレンジングではありましたが、当時全世界のTop 50社であるグローバルアカウントを担当する機会にも恵まれ、更には営業マネジメントなど貴重な経験も含め、非常にダイナミックでインパクトの大きいビジネスにグローバルレベルで関わることができたことは今でも貴重な財産です。

転職のきっかけ

上述のとおり、長年マイクロソフトでキャリアを積み上げてきましたが、いつしか特定の産業を深掘りして経験してみたい気持ちが芽生え、次第に現実味を帯びるレベルになってきました。そんな折、2021年年末に縁あって繋がったヘッドハンターの方からいくつかのスタートアップを紹介された中の一社がestieでした。

最初はそれほど馴染みのない不動産業界向けソリューションの会社ということもあり、正直積極的に深掘りせずに他のオファーを優先して見ていました。その中でまずは経営陣に会ってみないかとの提案を受け、カジュアル面談を受けたことが第一歩でした。代表の平井、取締役の束原と複数回会う中で彼らが描いている壮大な世界観と比類ない責任感、estieの醸成しているカルチャー、そしてとてつもなく強烈な共感力に惹かれていきました。少し掘り下げると、

  1. estieと出会う前に何社かのスタートアップとも面談したが、実現すべき10年以上先の未来をベースに日本を変える本気度を目の当たりにしたのはestieのみだった。

  2. 極度な成果主義ではなく、プロセスやチャレンジの可視化ならびにそれらに対する大げさなほどの賞賛、個々人の特徴に応じた柔軟なジョブ設計など、個人を重んじつつ、互いに手を差し伸べ合い、何事にもチームで取り組む企業カルチャーに共感した。

  3. 少し個人的な感想も入るが、大企業かつ一社での経験が長く、プライベートでも新しい家族がジョインする等大きな変化を迎える中、対極にあるような会社に転職することに対する率直な迷いを本音レベルで理解いただき、それも含めて受け入れてくれた器の大きさ、共感力に感銘を受けた。

有難いことに前職同様の外資系企業からのお誘い(経済条件的にはこちらの方が高い)も多数あったものの、他社で同じような仕事を繰り返すよりも、外資のエクセレントカンパニーでの経験を少しでも日本の国力に還元できたらとの思いで、思い切って飛び込んでみました。

敢えての繰り返しにはなりますが、これまで大企業かつ一社での経験しかない私が、対極にあるようなスタートアップで貢献できることがあるのか、正直腕試し的な要素もあります。他方で、商業用不動産分野においてはデジタル化の余地が大いに残っていることを感じる局面も多く、これまでのIT業界におけるエンタープライズセグメントの経験が寄与できる領域は多分にあると考えております。

入社してからの気付き

まだ入社後三週間のため片鱗を垣間見ている状況に過ぎないですが、日々の業務の中で多くの気付きがあり、特に下記の点はとてもポジティブに受け取っています。Bulletは3点が基本ながら、いずれも伝えたいので敢えて多めに列挙します(笑)

  • プロ意識の高さ
  • 高いモチベーション
  • プロアクティブネス
  • 強烈なアウトプット志向
  • 情報共有ファースト
  • 超光速のスピード感
  • Acknowledgement(称賛)カルチャー
  • 新しい風を受け入れる寛容さ

思い返してみると、思いの外以前の職場では前向きに上記を実践しているケースは限定的で、大企業も見習うべきポイントが盛りだくさん!スタートアップの特徴とも言えるかもしれませんが、estieでは60名組織となった現在においても企業カルチャーとしてしっかり根付いており、新たにJoinするメンバーにとっても非常に有難くもチャレンジングな環境が整っていると言えます。個人として成長したい、自身の出すインパクトをより実感したいなどの思いがあれば恐れずに一度覗いてみることをお薦めします!

Sales Strategyとして今後やっていきたいこと

まずは商業不動産業界ならびにそのプレイヤーや業務についての理解を深めつつ、estieが世の中に提供できる価値をより多くのお客様にお届けできるような体制や仕組みを整備し、組織としての成熟度を上げていきたいと考えています。

一人目のSales Strategyとしては下記に代表されるような施策を考えていますが、日々経営環境も変わる中、リアルタイムにプライオリティを見直して実行してまいります。

  • 経営の意思決定に直結したレベニューマネジメントの仕組みの導入をはじめとしたデータドリブン経営の推進
  • ホールプロダクト戦略を支える適切な組織設計ならびに開発部門との効率的な橋渡しスキーム確立
  • 不動産業界のDXを加速させるためのパートナー戦略の検討

業界にとってなくてはならない存在になるためにも、プロダクト群のブラッシュアップはもとより、社内外の各種ステイクホルダー達と強固なビジネスパートナーシップを確立し、「産業の真価を、さらに拓く。」というPurposeの実現に向けて最短距離で最大のインパクトを残せるような目指します。

最後に

少しでも興味を持ってもらえる要素はありましたか?キャリアには正解も不正解もないですが、誰しもこのままで良いのかと次のキャリアムーブを考えるタイミングが来ると思います。

  • スタートアップってどんな感じだろう?
  • 商業用不動産業界ってイメージ湧かないけど面白いの?
  • 20年以上も世界的大企業に勤めてきてなぜわざわざestieに転職?

などなど、少しでも疑問が湧いてきたらそれはもしかすると新たな挑戦への兆しかも?現在の勤務先や職務内容にかかわらず、行動なくしてチャンスは訪れません!まずはカジュアルに第一歩を踏み出してみませんか?

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