Web開発、まじで何もわからない

はじめまして、mayocornです。

12月からestieでソフトウェアエンジニアとして働くことになりました。

自己紹介

  • 20代後半
  • (元)主婦
  • プログラミング歴
    • SES企業でJavaを少し(業務はExcelでテスト結果をまとめたりスクショ貼り付けたりがほとんど)
    • 42TokyoでC言語やUNIXについて学ぶ
    • AtCoder 青(mayocorn - AtCoder
    • WEB開発は未経験

経歴

高校中退 → バイト生活(一人暮らし) → 主婦

アルバイター時代

学歴なし、技術力なし、コミュ力・リーダーシップなしの自分にもできる仕事を見つけるのは大変だったので、マイペースに働いていました。

貧乏性が板についていて、都内に住んでも月10万(家賃込み)で収まるくらい省エネ人間だったので、このスタイルでなるべく周囲に迷惑をかけずに生きていけたらいいなと思っていました。

過去の仕事について振り返ると、人とのコミュニケーションをあまり必要とせず、一人で黙々と作業する仕事が向いていたような気がします。

ファストフード、レストラン、コンビニ、工場のライン作業など、さまざまなバイトを経験しましたが、棚卸や倉庫での軽作業が最も楽しくて自分に合っている気がしました。

目指せ!プログラマー時代

人と話さなくてすむのでは…と考えてSES企業でプログラマーの卵として働いていたこともあったのですが、上手くやっていけなくて半年ほどで辞めてしまいました。

同じ会社から出向している上司から仕事をもらうことになっていたのですが、テスト仕様書を渡されて、Excelにテスト結果や画面のスクリーンショットを貼る、みたいな雑用作業をたまにもらえたものの、ほとんどの日は仕事をもらえなくて暇を持て余していました。

自分も貢献できていないことを申し訳なく思っていて、バリバリコードが書けるようになったら仕事がもらえるかもしれないと、休日に本やネットの記事を読んだり、それを参考にしてコードを書いてみたりしていました。自分なりに頑張っていたつもりでしたが、言語や使っているツールの知識は少しずつ増えているはずなのにプロダクトのコードは全然理解できるようにならなくて、どうすればいいのか分からなくなってしまいました。

自分がこの会社にいることで自分も所属している会社もクライアントも、みんな不幸になってしまう…と感じて退職しました。自分はエンジニアには向いていないと、この経験から思うようになりました。

主婦時代

結婚してからは外で働かずに、主婦として生活していました。夫は何かを管理することが苦手なんですが、そういった生活に適応しきっていて、「お金や物がなくなるのはしようがない。ないものはなくならないぜ。」とのことで貯金もゼロだったので、家事は全面的に私が担当した方が良さそうでした。夫の収入に比べて私の収入は雀の涙だったので、それなら私が仕事をせずに家事に全力投球した方がコスパがいい気がして主婦になりました。

コロナ禍や地方住みということで近場に働き口が少なく、リモートで働けたらいいなと思って、エンジニアになるために42Tokyo(無料のエンジニア養成スクール)でプログラミングに再挑戦していた時期もありました。結局夫の海外赴任が決まった時点で離脱してしまったので、身についたのは『詳解UNIXプログラミング』1冊分くらいの知識だったのですが、プログラミングについて気軽に話せる人がたくさんできたり、競技プログラミングを知るきっかけになったので、得られたものは多かったと思います。

就職活動を始めたきっかけ

夫の海外赴任が決まり、夫は4月から、私は9月から海外で生活する予定でした。海外赴任は多数の応募者の中から選考を通った人しか行けない、いわゆる出世コースだったのでめちゃくちゃ喜んでいました。

ところが、いざ行ってみたら配属先の職場環境が想像以上に酷かったらしく、夫も私も会社への信用がなくなってしまったので、相談して今年度いっぱいで退職しようということになりました。

転職する前に資格を取得したりスキルを身に着ける期間が欲しいとのことで、私も夫にゆっくり次の職場を選んでほしい気持ちがあったので、家計を支えるために仕事を探すことにしました。

周りの競技プログラマーはコードを書く仕事してる方が多そうでしたが、自分はこういう経歴を持っていたので、エンジニアという職業にこだわらずに探していこうと思っていました。

estieに出会ったきっかけ

ちょうど就職活動を始めた時期くらいに、CodeQUEENというestieのスタッフエンジニアであるkenkooooさんが個人で開催した女性向けの競技プログラミングの大会がありました。

そこでスポンサー企業のお話を聞けたのですが、ここにいる大会参加者の方々はこういう企業で働くのか、すごいなあ…という気持ちが大きくて、自分が働いているところをあまり想像できませんでした。

せっかくの機会なので活用させていただこうと思ったのですが、自分のこのキャリアで応募するのは失礼かもとか、期待外れだったらいろんなとこに迷惑かけちゃうかもみたいな気持ちで、会社資料には一通り目を通していたものの、どこの企業にも応募できずにいました。

応募先に悩んでいてこのツイートをしたところ、kenkooooさんから「一度面談どうですか!よかったらオフィスに遊びに来ませんか!」と声をかけていただきました。

それまではestieはスペシャリストみたいな人が多いイメージで、自分みたいな未経験が生きていける環境じゃないと思っていたので、自分の就職先としては全く考えたことがありませんでした。estieがどんな企業なのか聞きに行くというよりも、今後のキャリア相談とか、エンジニアがどういう職業なのか教えてもらう気持ちでオフィス訪問をしました。(すみません…)

AtCoderProblemsを作ってくれたりCodeQUEENを開いてくれたりでkenkooooさんにはめちゃくちゃお世話になっていて、AtCoderで青色になれたのはkenkooooさんのおかげといっても過言ではなく、自分にとって恩人みたいな人でした。そんなkenkooooさんと同じ職場で働けるなんて夢のような話で、二つ返事でぜひ!!!という気持ちではあったんですが、一方で恩人には特に迷惑をかけたくないという気持ちもありました。

「とりあえず業務委託で働いてみませんか!僕とriano_さんが開発力をムッキムキに鍛えて今すぐ入社してくれという状態に持ち込みます!」と言ってくださったので(ありがたすぎる)、ここまで言ってくれるなら頑張ってみたいな…と思って、働いてみることにしました。

estieで働いてみて

2か月半の業務委託期間で感じたこと

オフィス不動産業界の情報流通をなめらかにするBtoBのプロダクトを開発していました。

最初は「このphoneNumberていう変数に電話番号が入ってるから、メールアドレスを表示しているコードを参考にして電話番号も画面に表示できるように改修してみましょう」みたいな小さな修正から始めました。

少しずつ影響範囲を広くしたりとか、既存の実装の仕様把握が必要になったり、不動産業界についての理解が必要になってくるようなレベルアップした仕事を割り当ててもらって、ステップアップしていく感じでやっています。

仕事をする中で、正直まだまだ分からないことはたくさんあるのですが、社内のslackでkenkooooさんに褒めていただいたり、riano_さんからも「分からないことを質問したり、粘り強く理解しようとしてくれるし、すごい速度で仕事を身につけていてありがたい」と言っていただいたりなど、この環境でなら頑張っていけそうかなと思えるようになってきました。

普段は同じチームのriano_さんやhigeさんにサポートしてもらうことが多いですが、kenkooooさんも「今週の目標は”メチャクチャ質問する”にしましょう!」とか「僕は暇なことが多いのでいつでも呼んでください!」と言ってくれて、会社全体でも分からないことがあったときに気軽に質問できる雰囲気ができていてありがたいです。

正直なところ、競技プログラミングの経験が役に立つかはあまり実感を得られていないのですが、riano_さんをはじめ競技プログラミング出身者が大活躍しているので、社内には「競技プログラマーは開発ができる」みたいな雰囲気があって、Web開発について何も分からずに入ってきた私も競技プログラマーという理由だけで謎の信頼感をいただいていていました…。

採用フローについて

リファラル→業務委託を経由しているので特殊だったかもしれませんが、うちで働けるレベルの人材なんか?と品定めされている感覚よりかは、estieで働くことによってお互いにメリットがあるか、マッチ度を見られているという感じでした。戦闘力53万でもestieの環境だと30%くらいの力しか発揮できない、ということならもったいないし、逆に今の戦闘力が低くてもestieでなら成長できそう、周りにいい影響を与えそう、みたいなタイプは他社と比べて評価されているかもという印象は受けました。(実際は戦闘力53万を持ちながらもestieでめちゃくちゃ成長していくタイプが多そうですが…)

「スカウトメールをもらって会社の雰囲気を知るためにカジュアル面談をしてみたら、いきなり志望動機を聞かれて入社意欲が足りないとダメ出しされた」だとか、「コーディング試験で青コーダー渾身のFizzBuzzを送ったら ”コーディング試験の得点が規定に届きませんでした” とお祈りされた」だとか、estieではそういう人狼ゲームをすることはないので、興味のある方は気軽に面談を申し込んでみてほしいです。「mayocornのブログを見た」で競プロerとのカジュアル面談がずっと無料。

estieでやりたいこと

まずは自分がWeb開発やプロダクトの理解を深めて、品質や速度などの点で良い開発ができるようになりたいです。

estieでの自分の役割とか、どのような形で貢献していくかとかは、それがある程度できるようになってからまた考えたいと思います。

今はエンジニアとしてまだまだ未熟なわけですが、前向きに考えて、このようなバックグラウンドを持つ自分でもestieでちゃんと働けるようになったよって言えれば、社内外にestieの良いところがちょっと伝わるんじゃないかなと思うので、頑張っていきたいです。

先導してくださる方や、一緒に並走してくださる方がいると心強いです。よろしくお願いします。

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