CTOを辞めて各社のCTOや最強のエンジニアが集う梁山泊estieに入社した理由

CTO辞めてきた

こんにちは、8カ月間、とあるスタートアップでCTOをしていましたが、この度estieに入社しました田村です。えっ、8か月でCTOを辞めてしまうなんてとんでもない奴だなとお思いかもしれませんが、大義を為すには時に思い切った決断も必要と感じての入社です。

【プロフィール】田村 祐樹(たむら ゆうき) 1979年生まれ。ネバーランドカンパニーにてゲーム開発に従事。gumiにて技術担当執行役員CTOに就任し、ソーシャルゲーム開発を牽引する。
その後、ディライトワークスにてFGOをはじめとしたスマートフォンゲーム開発を担当。直近ではSmartNewsにてEMを務め、その後、不動産テックのCTOに着任。
2023年9月よりestieに参画。

CTOになるまで

20代はゲーム開発にあけくれ、NintendoDSやWiiなどで動くゲームをテックリードとして開発しながら机の下に寝袋を引いて寝る生活を続けていました。金曜日の夜に提出なら月曜日の朝まで開発できる!土日などない!という昔のゲーム業界あるあるです。
30代はソーシャルゲーム開発に取り組み、gumiとディライトワークスという会社でCTOを務めました。ガラケーのゲームからHTML5ゲームになり、あっという間にiPhone/Androidのネイティブゲームが台頭してきた激動の10年を生きてきました。
40代はSmartNewsにジョインし、英語環境で広告プロダクトのチームをマネジメントしていましたが、今年に入ってあるスタートアップのCTOを務めていたところ、紆余曲折ありestieにジョインしたという流れになります。

なぜCTOを辞めてまでestieなのか?

estieを選んだきっかけですが、以前選考を受けたタイミングでestieからはオファーをいただいており、熟慮の上でそのオファーを断り、あるスタートアップのCTOになることを選びました。
では、なぜそのCTOを短期で退任してまでそのときに選ばなかったestieに入社したかという話ですが、なんと言っても経営陣の人柄と野心に尽きます。
私は会社に集った人たちで何か大きなことを為し遂げたい、そう思って働いています。しかし、同じ想いを持った仲間がいなければ大義を為し遂げることはできません。
CTOとして事業を推進していく中で、よりこの想いが強まり、ふと平井さんのことを思い出しました。

YouTubeで代表の平井さんが「貞観政要(じょうがんせいよう)」という本について熱く語っている動画があるのですが、これは唐の時代の太宗(=皇帝)、李世民の政治哲学をまとめた本で、一言で言えば「天下を平定する皇帝たるもの、自分にとって都合の悪い、耳障りの悪い意見であっても聞き入れ成長するべきだ」ということを書いた本です。
そして平井さんはその本が自身のバイブルであり、それを体現し、世の皇帝になる男だと言っている訳です。(私の勝手な解釈が一部入ってます)

私も経営層の端くれとして様々な経営者と関わってきましたが、お金を得た途端に傲慢になり、人心を失っていくことも珍しくありません。また、「もうそれなりのお金を得たからいいや」といって挑戦をしなくなっていくこともありました。
そして、それらの人々は夢を語ることはあっても、満ち足りてしまえばその夢を追い続けることを止めてしまうのです。

しかしながら、平井さんは偉大な理想を持ったままestieを1兆円の企業にすると豪語しています。
そんな経営者は世を見渡してもそうはいません。
これが大きな野心と言わずして、なんと言えるでしょうか。

ただ、estieにはNariさんという優れたCTOがいます。CTOをした経験がある方なら、「そもそも既にCTOがいる会社に行く必要はない」と思うかもしれません。
なぜなら、優秀なCTOが既にいる以上、「最高技術責任者」にはなり得ないからです。他の会社にいくとしてもせっかくならばCTOといったタイトルを得て、その責任の上で働きたいと感じるかもしれません。

ですが、estieは「Whole Product構想」を掲げています。これはいわば、「データを基盤に複数のプロダクトを立ち上げ、複数のCTOやCPOがそれぞれのプロダクトに立つ」という構想です。
要するに、CxOクラスが複数並び立ち、各プロダクトの成長を担っていくということであり、その一翼を担う役割と構想がestieにはあるということです。
だとすれば、CTOという肩書きに拘らなくても大きな技術的な責任を果たすことはできますし、何よりシリーズAのスタートアップが大きな挑戦をしている中で複数のCXO経験者と互いの背中を預けながら働けることは非常に魅力的に感じました。

例えば、一緒に働いているKeigoさんも複数のスタートアップでCTOやVPoEを務め、様々な知見を有している優秀な方ですが、estieを選んで入社され、この構想の実現に向けて突き進んでいます。

CTOや超一流のエンジニアが集う会社に

私はgumiやディライトワークスで40人から数百人の組織へと成長したことを踏まえて、様々な失敗と共に希有な経験をしてきました。その中で、各社でCTOやVPoEとして働いていてもおかしくない人材が集うような会社があったらどんな組織を作れるだろうと夢見たことがあります。

多くの場合、CTOというのは孤独でなかなか社内に対して対等と呼べる存在を見いだすことはできません。時に正解がない問いに迷いながらも重大な決断を任される立場です。
しかしながら、一緒に働く人たちが同様の経験をしており、同じ視座の高さを持っていれば、今までにない組織を実現できるかもしれません。
もし複数のCTO経験者が集い、その叡智を結集させたらどれほどの組織が生まれるでしょうか?
そもそも優秀な人たちと働くということは何にも勝る福利厚生です。

そんな訳で、まずはこうした今までにない開発組織の組成に挑むため、様々な挑戦を行っていきます。ひとまずは開発チームに参加させていただき、バックエンドおよびフロントエンドの実装に着手しています。
優秀なエンジニアと一緒に働くということはとても刺激的なことですし、Nariさんに惹かれて集った元Indeedのエンジニアのスキルの高さや、その他の会社から入社したシニアなエンジニアのスキルにも日々驚かされるばかりです。

例えば、kenkooooさんはIndeedで2,000万という給与を得ていて、さらに3,000万、4,000万といった給与が見えていたのにもかかわらず「Nariが狂っているのに、自分が正気を保っているのはカッコ悪い」という理由でestieに入社しています。
入社前にこのkenkooooさんのエントリを読んだことも入社を決めるきっかけになっています。「仕事が面白く待遇も良い」環境を捨てスタートアップに挑戦することは多くの人にとって合理的な判断ではないように感じるかもしれませんが、私もカッコいいと思いますし、「Indeedのレベルまで給与水準を上げるのに挑戦」することは何よりも大きなやり甲斐を感じます。
しかも、入社エントリーを読んでいただければわかる通り、Indeedからestieに加わったのはkenkooooさんだけではありません。

そう、estieには元CTO経験者が集うだけではなく、超一流のエンジニアが外資の厚遇を捨ててまで何人も集うような会社なのです。

最後に

estieの目指しているのはスタートアップでNo.1の会社になるということです。
ということは、CTOのNariさんはスタートアップでNo.1のCTOになるということに他なりません。
そして、そこに集うCTOもエンジニアもまたNo.1を目指すということです。
もちろん、estieはまだまだ始まったばかりのスタートアップです。
ただ、そんなスタートアップに将来安泰のはずのIndeedやメガベンチャーを辞めてジョインしてくるエンジニアは後を絶たず、それ以外の会社からもVPやCTOがこぞって入社したがるestieに興味が沸いて私は入社しました。
この無限の可能性しかないestieに興味を持っていただけたのであれば、是非カジュアル面談で話しましょう!

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