札幌物流底地を取得、大阪物流施設を売却 KDX不動産投資法人
KDX不動産投資法人は2026年8月27日、札幌市清田区の物流施設底地「KDXロジスティクス札幌清田(底地)」を取得し、大阪市西淀川区の物流施設「プリマハム近畿センター」を売却すると発表した。取得予定価格は11億6,500万円、譲渡予定価格は11億3,000万円。札幌の底地は同年9月18日、プリマハム近畿センターは2027年3月29日に取引を実行する予定だ。
取得する底地は羊ケ丘通に面し、国道36号線や道央自動車道「札幌南IC」から約5.1kmに位置する。敷地面積は約2,914坪。売主は非開示だが、2026年8月27日時点の登記上の土地所有者はロジスティード北日本で、取得後は同社が賃借人となり、引き続き物流拠点として使用する。長期の借地契約を締結し、契約当初の一定期間は毎年賃料を増額。その後も消費者物価指数(CPI)に連動して3年ごとに賃料を見直す。取得予定価格に対する鑑定NOI利回りは4.7%。
「プリマハム近畿センター」は1993年竣工の地上6階・地下1階建てで、延床面積は約2,109坪。KDX不動産投資法人が保有する不動産信託受益権の準共有持分90%を売却し、残る10%の準共有者も同時に持分を譲渡する。譲渡先は物件全体を取得する。
同施設は2027年3月にマスターリース契約が満了し、テナントが退去する予定。築32年を超え、再びテナントを誘致するには設備の修繕・更新が必要となる一方、現状の建物仕様では収益成長の余地が限られると判断した。譲渡先は取得後に改修とテナント誘致を進める計画で、同投資法人は完了後の再取得に向けた優先交渉機会を確保する。
同投資法人は、今後の収益成長が期待できる都市部の賃貸住宅や物流施設を取得する一方、長期固定賃料の底地やテナント退去を予定する物流施設を売却する資産入替を進める。2026年10月期以降の取得資産は本件を含む3物件、計約85億円で、平均NOI利回りは4.2%。譲渡資産は4物件、計約122億円で、平均NOI利回りは3.6%となる。
参考記事
取得物件概要
- 名称:KDXロジスティクス札幌清田(底地)
- 買主:KDX不動産投資法人
- 売主:国内の一般事業会社(名称非開示/2026年8月27日現在の土地の所有者:ロジスティード北日本株式会社)
- 取得対象:不動産信託受益権
- 取得予定価格:1,165百万円
- 鑑定評価額:1,290百万円(2026年7月31日時点、大和不動産鑑定株式会社)
- 鑑定NOI利回り:4.7%
- 契約締結日:2026年8月27日
- 取得予定日:2026年9月18日
- 所在地:北海道札幌市清田区清田二条三丁目167-1
- 最寄IC:道央自動車道「札幌南IC」約5.1km
- 面積:敷地面積 約2,914坪
- 賃借人:ロジスティード北日本株式会社
- 稼働率:100%(2026年7月末時点)
譲渡物件概要
- 名称:プリマハム近畿センター
- 売主:KDX不動産投資法人
- 買主:国内の一般事業会社(名称非開示)
- 譲渡対象:不動産信託受益権の準共有持分90%
- 譲渡予定価格:1,130百万円
- 想定帳簿価額:1,110百万円
- 譲渡予定価格と想定帳簿価額の差額:20百万円
- 鑑定評価額:1,107百万円(2026年4月30日時点、一般財団法人日本不動産研究所)
- NOI利回り:4.7%
- 契約締結日:2026年8月27日
- 譲渡予定日:2027年3月29日
- 所在地:大阪府大阪市西淀川区竹島二丁目2-39
- 竣工:1993年10月
- 規模:地下1階/地上6階(鉄筋コンクリート・鉄骨造)
- 用途:倉庫/事務所/車庫
- 面積:敷地面積 約968坪/延床面積 約2,109坪
- 稼働率:100%(2026年7月末時点)