桜新町と天神橋で計28億円の資産入れ替え アドバンス・レジデンス投資法人

アドバンス・レジデンス投資法人は2026年8月26日、東京都世田谷区の賃貸マンション「レジディア桜新町」(現名称:レジデンス桜新町スクエア)を取得し、大阪市北区の「レジディア天神橋」を譲渡すると発表した。取得予定価格は16億円、譲渡予定価格は12億3,000万円。いずれも同年9月30日または別途合意する日に取引を実行する。取得先と譲渡先はいずれも国内の特定目的会社(SPC)で、名称は非開示。
「レジディア桜新町」は東急田園都市線「桜新町」駅徒歩8分に位置する、2005年竣工の地上5階建て。コンパクト・ファミリータイプの住居26戸で構成される。2026年7月末時点の面積稼働率は80.0%。専有部はリノベーションの実施を想定しており、取得予定価格に対する鑑定NOI利回りは4.2%となる。
桜新町駅徒歩10分圏内・2DK~3LDKの賃貸マンションの稼働率は99%台で推移しており、本物件は周辺平均を下回る。同条件における築5年以内の平均募集賃料は坪約16,970円と、築20年以上の約12,640円を約34%上回っており、リノベーションによる賃料上昇余地を残す(「estie レジリサーチ」をもとに編集部にて調査)。

一方で譲渡する「レジディア天神橋」は、大阪メトロ堺筋線「扇町」駅とJR大阪環状線「天満」駅からそれぞれ徒歩3分に位置する。2000年竣工の地上12階建てで、シングル71戸、コンパクト7戸の計78戸で構成される。2026年7月末時点の面積稼働率は93.6%。譲渡益は約4億8,800万円を見込む。
本件は安定稼働する既存物件の含み益を実現しつつ、収益改善余地のある物件へ資産を入れ替える動きとなる。同投資法人は同月28日にも、荒川区と江東区の住宅2件を計23億6,000万円で取得する予定で、今回の取得と合わせて東京23区のポートフォリオ拡充を進める(参考記事:共同住宅2物件を24億円で取得 アドバンス・レジデンス投資法人)。
取得物件概要
- 名称:レジディア桜新町(現名称:レジデンス桜新町スクエア)
- 買主:アドバンス・レジデンス投資法人
- 売主:非開示(2026年8月27日時点の登記上の受益者:ジャパン・カメリア特定目的会社)
- 取得対象:不動産
- 取得予定価格:1,600百万円
- 鑑定評価額:1,740百万円(2026年7月1日時点、一般財団法人日本不動産研究所)
- 鑑定NOI利回り:4.2%
- 契約締結日:2026年8月26日
- 取得予定日:2026年9月30日又は別途合意する日
- 所在地:東京都世田谷区桜新町二丁目30-14
- 最寄駅:東急田園都市線「桜新町」駅 徒歩8分/「用賀」駅 徒歩13分
- 竣工:2005年1月
- 規模:地上5階(鉄筋コンクリート造)
- 賃貸可能戸数:26戸
- 面積:土地面積 約187坪/延床面積 約391坪
- 面積稼働率:80.0%(2026年7月31日時点)
- マスターリース会社:伊藤忠アーバンコミュニティ株式会社(予定)
- プロパティマネジメント会社:伊藤忠アーバンコミュニティ株式会社(予定)
譲渡物件概要
- 名称:レジディア天神橋
- 売主:アドバンス・レジデンス投資法人
- 買主:非開示
- 譲渡対象:国内不動産信託受益権
- 譲渡予定価格:1,230百万円
- 想定帳簿価額:728百万円
- 想定譲渡益:約488百万円
- 鑑定評価額:1,210百万円(2026年7月31日時点)
- 契約締結日:2026年8月26日
- 譲渡予定日:2026年9月30日又は別途合意する日
- 所在地:大阪府大阪市北区天神橋三丁目10-18
- 最寄駅:大阪メトロ堺筋線「扇町」駅 徒歩3分/JR大阪環状線「天満」駅 徒歩3分/大阪メトロ谷町線「南森町」駅 徒歩7分
- 竣工:2000年2月
- 規模:地上12階(鉄骨鉄筋コンクリート造)
- 賃貸可能戸数:78戸
- 面積:土地面積 約172坪/延床面積 約718坪
- 面積稼働率:93.6%(2026年7月31日時点)
- 信託受託者:三菱UFJ信託銀行株式会社