神田小川町のオフィスを84億円で取得 日本リート投資法人

日本リート投資法人は2026年8月20日、千代田区神田小川町一丁目のオフィスビル「WORK VILLA MYJ kanda」の不動産信託受益権を取得することを決定した。取得予定日は2027年1月15日で、取得予定価格は84億円。売主は住友商事と国内事業会社1社で、両社から受益権の準共有持分をそれぞれ30%、70%取得する。
物件は都営新宿線「小川町」駅と東京メトロ丸ノ内線「淡路町」駅から徒歩1分に位置する。2025年2月竣工の地上14階建てで、基準階面積は約96坪。取得対象は3~13階のオフィス専有部分と土地の賃借権持分。オフィスフロアは全区画をセットアップオフィスとして整備し、屋上にはコワーキングラウンジとテラスを設けている。
取得予定価格に対する鑑定NOI利回りは約3.9%。全10テナントとの契約はいずれも定期建物賃貸借契約で、契約満了後の再契約時に市場賃料を反映しやすい。小川町駅徒歩5分圏内・基準階面積100坪未満のオフィスビルでは、平均募集賃料が上昇傾向にあり、2026年7月時点で坪約16,090円となっている(「estie オフィスリサーチ」をもとに編集部にて調査)。

同日公表した2026年6月期の決算説明資料によると、同投資法人は同年6月期の実績とその後2期の予定を合わせ、9物件・360億円を取得する一方、3物件・116億円を譲渡する。取得物件の平均築年数は4.1年、譲渡物件は39.7年で、本件取得後のポートフォリオ平均築年数は22.9年となる見込み。築年数の経過した物件を売却し、収益成長が期待できる築浅物件へ入れ替える戦略を進める。

取得物件概要
- 名称:WORK VILLA MYJ kanda
- 買主:日本リート投資法人
- 売主:住友商事株式会社/国内事業会社1社(非開示)
- 取得形態:不動産信託受益権
- 取得対象:3~13階のオフィス専有部分および敷地権(賃借権)の持分913/1,000
- 契約締結日:2026年8月20日
- 取得予定日:2027年1月15日
- 取得予定価格:8,400百万円
- 鑑定評価額:9,180百万円(2026年6月1日時点、一般財団法人日本不動産研究所)
- 鑑定NOI:約324百万円
- 鑑定NOI利回り:約3.9%
- 所在地:東京都千代田区神田小川町一丁目4-4
- 最寄駅:都営新宿線「小川町」駅 徒歩1分/東京メトロ丸ノ内線「淡路町」駅 徒歩1分/東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅 徒歩2分
- 竣工:2025年2月
- 規模:地上14階(鉄骨造)
- 面積:敷地面積 約145坪(一棟)/基準階面積 約96坪/延床面積 約1,229坪(一棟)/賃貸可能面積 約1,053坪
- テナント数:10
- 年間賃料収入:406百万円
- 稼働率:100.0%(2026年7月末時点)
- マスターリース会社:日本リート投資法人