米バージニア州で530戸の賃貸住宅開発に参画 三菱地所・清水建設

三菱地所と清水建設は、米国バージニア州アーリントン郡における賃貸住宅開発事業「NOVEL Arlington」に出資参画した。各社の米国法人である三菱地所ニューヨーク社(MENY社)およびShimizu Realty Development (U.S.A.), Inc.社(SRD社)を通じて参画するもので、両社にとって人口増加・経済成長が著しい広域ワシントンD.C.エリアにおける初の賃貸住宅開発事業となる。
計画地はワシントンD.C.から約10km圏内に位置する「2480 S Glebe Road, Arlington, VA」。地上8階建ての賃貸住宅棟1棟と地上4階建てのタウンホーム4棟で構成され、総戸数は530戸。敷地面積は約22,300㎡、延床面積は約78,000㎡で、共用設備としてプール、フィットネス、コワーキングスペース、ドッグラン等(約1,850㎡)を備える。竣工は2028年予定。総事業費は約400億円(149円/ドル換算)。
三菱地所はグループ会社のRockefeller Groupを通じて全米主要都市でオフィス・住宅・物流施設などの開発を展開しており、2024年9月には同じバージニア州で大規模物流施設「PORT 460」(総事業費約500億円)に参画している。清水建設も1981年の米国進出以来、SRD社を通じて不動産開発を推進。2020年にワシントンD.C.で新築賃貸住宅「The Shaw」を取得するなど、首都圏エリアでの事業基盤を構築してきた。今回の案件にはRockefeller Group International, Inc.社、Crescent Communities, LLC社、住友林業も参画する。住友林業は米国の賃貸集合住宅開発で全米4位相当の着工実績を持つ(参考記事:シアトル近郊で賃貸集合住宅を共同開発 住友林業・熊谷組・芙蓉総合リース)。
アーリントン郡は、隣接する「National Landing」地区への世界最大級のデジタルプラットフォーム企業や世界的な航空機・宇宙機器製造企業の移転を契機に、優秀なIT人材の流入が加速している。日系デベロッパーによる米国賃貸住宅開発への参画は近年活発化しており(参考記事:東京建物がLAに米国法人を設立し、現地で営業開始)、Tech-Hubとしての地位確立が進むワシントンD.C.エリアでの住宅需要を見込んだ動きといえる。
物件概要
名称:NOVEL Arlington(ノベル アーリントン)
事業主:三菱地所ニューヨーク社、Shimizu Realty Development (U.S.A.), Inc.社、Rockefeller Group International, Inc.社、Crescent Communities, LLC社、住友林業株式会社
所在地:2480 S Glebe Road, Arlington, VA(米国バージニア州アーリントン郡)
竣工予定:2028年
規模:地上8階建て1棟、地上4階建て4棟
面積:敷地面積 約22,300㎡、延床面積 約78,000㎡
総戸数(予定):530戸
総事業費:約400億円
共用設備:約1,850㎡(プール、フィットネス、コワーキング、ドッグラン等)