東京建物がLAに米国法人を設立し、現地で営業開始

東京建物は2025年6月、ロサンゼルス郊外エルセグンドに米国子会社「Tokyo Tatemono US Ltd.」を設立し、現地で営業を開始した。
同社は2023年にバージニア州での賃貸住宅事業「Herndon PJ」で米国市場へ参入し、25年5月には初の物流案件「Silver Spring PJ」(ペンシルベニア州メカニクスバーグの物流倉庫事業)に着手した。現在5つの州で8つのプロジェクトに取り組んでおり、うち7件は賃貸住宅である。
米国では2000年以前から三井不動産および三菱地所が先行して事業を行っているが、昨今米国でポートフォリオを広げる日系プレイヤーは増え続けている。東京建物の取り組むプロジェクトにおいても、8件中3件は住友林業との共同案件であり、これら2社+現地デベロッパーというスキームで既に複数件の案件に着手している。
東京建物は中期経営計画(2025-2027年度)においても海外事業を中長期的な利益成長ドライバーとして位置付けており、米国においては今後年間200億円以上の投資案件獲得を目指す。
現地法人概要
名称:Tokyo Tatemono US Ltd.
所在地:360 N. Pacific Coast Highway Suite 2000, El Segundo, CA 90245
営業開始日:2025年6月2日
事業内容:米国不動産開発事業への投資等
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