米・アリゾナ州で物流施設を開発 西日本鉄道

西日本鉄道は2026年1月29日、米国アリゾナ州メサ市で物流施設の開発に着手した。現地の不動産デベロッパーATLAS Capital Partners(以下ATLAS社)と共同で設立した事業運営会社「HC/ACP EASTMARK INDUSTRIAL PHASE I, LLC」を通じて開発を進める。総事業費は約25百万ドル(約40億円)。ATLAS社との共同開発は今回が初となり、アリゾナ州での開発案件も同社初となる。
本プロジェクトは約49,000㎡(約14,800坪)の敷地を2区画に分割し、PC造1階建ての物流施設を2棟開発するものとなる。両棟とも同社初となるIOS型(Industrial Outdoor Storage:建ぺい率を低く抑え屋外保管スペースを広く確保するアセット)施設で、うち1棟はテナントの要望に合わせて建築するBTS型開発となる。区画1は敷地面積約29,000㎡・延床面積約4,600㎡で2027年10月竣工予定、区画2(BTS型)は敷地面積約20,000㎡・延床面積約3,800㎡で2027年1月竣工予定。
同社は、現在6ヶ国で29プロジェクトを展開している。アメリカでは収益用不動産開発を進めており、2019年にはイリノイ州シカゴ市郊外で物流施設を開発(2021年に売却済)した実績がある。2025年11月にはテキサス州ワクサハチ市で宅地開発事業にも参画しており(参考記事:テキサス州で宅地開発に参画 西日本鉄道)、米国での事業展開を加速させている。
開発エリアのメサ市は人口約51万人の都市で、人口増加や企業進出が著しいフェニックス都市圏(人口約519万人)に位置する。フェニックス市中心地から東に約50km、車で約40分の距離にあり、高速道路・空港へのアクセスに優れる。周辺には大手企業のデータセンターや物流施設が多数立地しており、物流施設需要の継続が見込まれるエリアである。
開発概要
名称:HC/ACP EASTMARK INDUSTRIAL PHASE I
事業主:HC/ACP EASTMARK INDUSTRIAL PHASE I, LLC(西日本鉄道・ATLAS Capital Partners共同出資)
所在地:4140 S Signal Butte Road, Mesa, Arizona, 85212(アメリカ アリゾナ州 メサ市)
着工:2026年1月(区画2)、2026年5月(区画1)
竣工予定:2027年1月(区画2)、2027年10月(区画1)
規模:PC造 1階建 IOS型 2棟
面積:敷地面積 約49,000㎡(約14,800坪)、総延床面積 約8,400㎡(約2,500坪)
総事業費:約25百万ドル(約40億円)