目黒駅前の大型賃貸住宅を売却、UR都市機構
UR都市機構は2025年5月、JR「目黒」駅徒歩3分に立地する延床面積約10,662㎡の大型複合レジデンス「アクティ目黒駅前1号棟」を近鉄住宅管理株式会社へ売却した。近鉄住宅管理は2015年から本物件の運営事業者として管理・リーシングを担い、譲渡に係る優先交渉権を保有していたため、管理受託から自社保有へ切り替える形で取引が成立した。
対象物件は地上11階・総戸数162戸で、住戸に加えて店舗と診療所を併設する築25年の都市型レジデンスである。近鉄住宅管理は取得後も管理業務を継続することで運営効率を高める。
「目黒」駅徒歩10分圏の物件市場では2023年以降、募集住戸数がコロナ前(2018〜22年平均)の約4倍に増加した一方で、稼働率は99%前後を維持し、2025年には賃料坪単価が18,000円台へ達するなど需給は極めてタイトな状況が継続している(「estie レジリサーチ」を元に編集部にて調査)。
物件概要
物件名称:アクティ目黒駅前1号棟
買主:近鉄住宅管理株式会社
売主:独立行政法人都市再生機構(UR)
取引価格:非公表
所在地:東京都品川区上大崎二丁目24-1
最寄駅:JR山手線 目黒駅 徒歩3分
竣工年月:2000年8月
規模:地上11階・162戸
面積:延床面積 10,662㎡