「麻布台ヒルズ 森JPタワー」へ本社移転 ナレッジワーク
ナレッジワークは2026年2月16日、本社オフィスを「麻布台ヒルズ 森JPタワー」51階へ移転した。セールスAIプロダクト「ナレッジワーク」を提供するスタートアップで、NTTドコモビジネス、みずほ銀行、日清食品など大手企業に数千名規模で導入されている。2023年11月のシリーズBラウンドで45億円を調達し、累計調達額は61億円に達した。
同社は2020年4月に麻野耕司氏が創業。従業員数は約300名で、うち開発人員が50%超を占める。AIを活用した営業変革支援を手がけ、「セールスイネーブルメントクラウド」から「セールスイネーブルメントAI」への進化を掲げる。2026年1月には営業AI導入を支援する専門部隊「ナレッジワーク X」を立ち上げ、3年で200名のプロフェッショナル採用を目指している。
新オフィスは業務を行う「ワークエリア」と、顧客との共創空間「パークエリア」で構成される。「パークエリア」には、AX(AI Transformation)の背景を伝える映像体験空間「WAY」、セミナーやコミュニティイベントを開催する「ATRIUM」、企業リーダー同士の対話を促す「DINING」、営業関連メディアの制作拠点「STUDIO」を配置しており、B2B SaaS企業が顧客接点を強化するために、オフィスを「ショールーム化」する動きが広がっている。
麻布台ヒルズ 森JPタワーは高さ約330メートルの日本一の超高層ビルで、オフィスフロア(7〜52階)にはテック系企業やR&D拠点の入居が相次いでいる。ナレッジワークが入居する51階の周辺には、同じくAIスタートアップのAI inside(48階)や、マツダR&Dセンター東京(49階)が集積。高層階がAI・イノベーション拠点として機能しつつある。33〜34階には入居企業向けの共用施設「ヒルズハウス」(約1,000坪)を備え、企業間の交流を促進する設計となっている。AIスタートアップの都心Aクラスビルへの移転は、事業成長に伴うオフィス拡張に加え、大手企業顧客への信用力アピールという側面もあるとみられる。
麻布台ヒルズ 森JPタワー 入居企業マップ(ビル構成・一部テナント抜粋)
階数 | テナント・用途 |
53-64F | アマンレジデンス東京(住宅) |
51F | ナレッジワーク |
49F | マツダ R&Dセンター東京 |
48F | AI inside |
33-34F | ヒルズハウス(共用施設) |
5-6F | 慶應義塾大学予防医療センター |
B1-7F | ブリティッシュ・スクール・イン東京 |
移転概要
事業主:株式会社ナレッジワーク
移転完了:2026年2月16日
移転元:神谷町トラストタワー 23階(東京都港区虎ノ門4-1-1)
移転先:麻布台ヒルズ 森JPタワー51階(東京都港区麻布台1-3-1)
移転元物件概要(神谷町トラストタワー)
竣工:2020年3月
規模:地上38階/地下3階
高さ:約180m
延床面積:約59,045坪
基準階面積:約1,165坪
最寄駅:東京メトロ日比谷線「神谷町」駅 直結
移転先物件概要(麻布台ヒルズ 森JPタワー)
竣工:2023年11月
規模:地上64階/地下5階
高さ:約330m
延床面積:約146,000坪
基準階面積:約1,400坪
最寄駅:東京メトロ日比谷線「神谷町」駅 徒歩5分