名古屋港エリアで物流施設が竣工　日鉄興和不動産

日鉄興和不動産とトヨタホームは、名古屋市で物流施設「LOGIFRONT名古屋みなと」を11月28日に竣工した。LOGIFRONTシリーズとして中部圏第1弾の案件であり、共同事業として建設を進めてきたものである。

本施設は中京工業地帯の工場集積エリアである名古屋市港区に位置し、名古屋第二環状自動車道「南陽」IC約4.0km、名古屋高速道路「港明」IC約4.2kmに立地する。名古屋臨海高速鉄道あおなみ線「荒子川公園」駅徒歩19分で、敷地面積約3,193坪、延床面積約6,514坪のS造地上4階建てBOX型施設となる。1階片面バース、2分割利用に対応した平面計画とし、荷物用エレベーター2基と垂直搬送機2基を標準装備する。キュービクル等の重要設備は屋上に配置し、BCPにも配慮した計画とした。

外装には金属断熱サンドイッチパネルを用い、シルバーとダークグレーを基調としたモノトーンのデザインとした。エントランスホールや事務室、トイレなどの内装は木調と間接照明を組み合わせた落ち着いた意匠とし、従業者に配慮した環境を整備している。環境面では、日本製鉄が提供するマスバランス方式を適用したGXスチール「NSCarbolex Neutral」を鉄骨H形鋼の一部に採用したほか、「ProStruct」を組み合わせることで、鉄鋼生産から施工時におけるCO2排出量の削減に取り組んでいる。

名古屋市内の湾岸エリアでは、工場や商業施設が集積する立地特性を持ち、物流施設の立地ポテンシャルが高いエリアである。本件は、幹線道路アクセスと雇用環境の両面に配慮したマルチテナント型物流施設として、新たな供給ストックとなる。

物件概要

• 名称：LOGIFRONT名古屋みなと

• 事業主：日鉄興和不動産株式会社／トヨタホーム株式会社

• 所在地：愛知県名古屋市港区当知二丁目1301

• 最寄駅：名古屋臨海高速鉄道あおなみ線「荒子川公園」駅 徒歩19分

• 最寄IC：名古屋第二環状自動車道「南陽」IC約4.0km／名古屋高速道路「港明」IC約4.2km

• 着工：2024年9月

• 竣工：2025年11月28日

• 規模：地上4階

• 面積：敷地面積 約3,193坪／延床面積 約6,514坪