広島市で物流施設が着工、中国地方初のLOGI'Qシリーズ 東急不動産

東急不動産は2026年5月31日、広島市で物流施設「LOGI'Q 広島」を着工する。同社が全国展開する物流施設シリーズ「LOGI'Q」として中国地方初の進出となり、延床面積約23,400坪、最大14テナントが入居可能な大型マルチテナント型施設である。2028年4月の竣工を予定する。
物件は広島高速3号線「観音IC」より約4km、「吉島IC」より約3kmに位置し、広島港からも約5kmと広域配送に適した立地である。1~2階を冷凍冷蔵対応フロアとし、海産物加工が盛んな広島県の地域ニーズに対応する。国内の低温物流市場は2025年度に約2兆円規模へ拡大する見込みであり、EC需要の増加やフロンガス規制による老朽倉庫の建替えニーズが冷凍冷蔵倉庫の開発を後押ししている。
東急不動産は本物件を「環境フラッグシップ」と位置づけ、使用電力の100%再エネ化を図る。屋上の太陽光発電所と蓄電池を組み合わせたエネルギーマネジメントを導入し、停電時のBCP電源としても活用可能な仕組みは、同社調べで物流施設として初の試みである。建設資材においても再エネ由来の電力で製作された部材を採用する「再エネ循環活用モデル」を導入するほか、水素ドローンポートやEV充電スポットの設置も計画している。2026年1月に竣工した「LOGI'Q 蓮田」では蓄電池とドローン配送実証を開始しており(参考記事:蓮田で延床3万坪の物流施設が竣工、シリーズ初の大型蓄電池とドローン配送実証も 東急不動産・伊藤忠商事)、広島はその環境施策をさらに発展させた形となる。
LOGI'Q 広島の環境・DX施策一覧
カテゴリ | 施策 | 特徴 |
エネルギー循環 | 屋根上太陽光発電+蓄電池 | 停電時BCP対応、市場運用対応(同社調べで物流施設初) |
エネルギー循環 | 再エネ循環活用モデル | 建設資材製造時から再エネ活用(同社調べで物流施設初) |
エネルギー循環 | EV充電スポット(GO Charge) | 再エネ100%電力での急速充電(GO社調べで新築物流施設初) |
材料循環 | 牡蛎殻・間伐材の活用 | 地域資源の再利用 |
水資源循環 | 木槽を用いた雨水利用 | 外構灌水に活用 |
物流DX | 水素ドローンポート | 離島への物資輸送(同社調べで物流施設初) |
物流DX | トラックスケール・置き配バース | 輸送効率化・待機時間削減 |
物件概要
名称:LOGI'Q 広島
事業主:東急不動産株式会社
所在地:広島県広島市中区江波沖町1588番4
最寄IC:広島高速3号線「観音IC」より約4km、「吉島IC」より約3km
着工:2026年5月31日
竣工予定:2028年4月28日
規模:鉄骨造 地上5階建
面積:敷地面積 約9,383坪、延床面積 約23,403坪
トラックバース:138台
駐車場:普通自動車242台、トラック待機場8台
環境認証(予定):CASBEE S認証、BELS 6star認証、ZEB認証
設計:青木あすなろ建設株式会社
施工:青木あすなろ建設・大之木建設 特定建設工事共同企業体