蓮田で延床3万坪の物流施設が竣工、シリーズ初の大型蓄電池とドローン配送実証も 東急不動産・伊藤忠商事

東急不動産、伊藤忠商事、伊藤忠都市開発の3社が共同開発した物流施設「LOGI'Q 蓮田」が2026年1月20日に竣工した。埼玉県蓮田市に立地し、延床面積は約3万坪。最大6テナントが入居可能な大型マルチテナント型施設で、圏央道「白岡菖蒲I.C」から約1.7km、東北自動車道「久喜I.C」から約5.9kmに位置する。国道から直接2階へアクセス可能なスロープを設け、1・2階接車によりトラックバース116台を確保することで多様な面積ニーズに対応する。
本施設の特徴は、LOGI'Qシリーズ初となる大型蓄電池の併設である。太陽光発電の余剰電力を蓄電し夜間に放電することで再生可能エネルギー比率を高めるほか、グループ会社のリエネと協力し蓄電池を活用した電力の市場取引も実施する。物流施設における蓄電池と電力市場取引の組み合わせは業界でも先進的な取り組みである。
もう一つの注目点は、1月28日に実施した物流ドローン配送の実証実験である。近隣の「LOGI'Q 白岡Ⅱ」から本施設まで約2.6kmの河川上空を、エアロネクストの子会社NEXT DELIVERYの協力のもと飛行した。両施設間には人口集中地区(DID)が広がっており、首都圏エリアのDID内において物流施設間をレベル3.5(補助者なしの目視外飛行)で運行したのは日本初となる。
環境認証はCASBEE Sランク、BELS 6つ星、ZEB認証と最高クラスを取得。内装面ではワーカーの健康経営を支援するため、中3階カフェテリアにマッサージチェアやフィットネスマシンを導入した。同社は今後、開発する基幹物流施設において蓄電池設置を積極化し、2030年以降のGREEN CROSS PARK(次世代産業団地)本格稼働を見据えドローン対応を含めたDXを推進する方針だ。
物件概要
名称:LOGI'Q 蓮田
事業主:東急不動産株式会社、伊藤忠商事株式会社、伊藤忠都市開発株式会社
所在地:埼玉県蓮田市大字根金字後塚907他
最寄IC:圏央道「白岡菖蒲I.C」から約1.7km、東北自動車道「久喜I.C」から約5.9km
着工:2024年7月10日
竣工:2026年1月20日
規模:S造4階建て(倉庫部分3フロア)
敷地面積:約14,183坪
延床面積:約29,760坪
トラックバース:116台
駐車場:普通自動車167台(EV充電器1台)、トラック待機場13台
設計:西松建設株式会社一級建築士事務所
施工:西松建設株式会社関東建築支社
環境認証:CASBEE Sランク、BELS 6つ星、ZEB認証