牧之原市で「陸・空・海」直結の大規模複合開発を始動 大和ハウス工業

大和ハウス工業は2025年12月、静岡県牧之原市東萩間で「(仮称)MAKINOHARA HILLS PROJECT」の戸建住宅区画を着工した。東名高速道路相良牧之原ICから約300m、富士山静岡空港まで約8km、御前崎港まで約20kmと、陸・空・海の物流インフラに同時アクセスできる立地である。商業施設、ホテル、産業物流施設、戸建住宅で構成し、2027年冬に商業施設区画、2028年春に産業物流施設区画が順次着工、2030年冬の全体完成を予定している。
高速道路IC直結型の物流拠点は、自動運転トラックやダブル連結トラックなど次世代車両がサービスエリアやバースとシームレスに接続できるインフラとして注目されている。三菱地所も愛知県日進市で高速道路IC直結の「次世代基幹物流施設」開発を進めており、東名・新名神沿線での大型物流拠点の整備が加速している(参考記事:日進市で高速道路IC直結の次世代基幹物流施設を開発 三菱地所)。本計画はこれに空港・港湾アクセスを加えた「マルチモーダル拠点」としての優位性を持ち、静岡県西部〜中部に集積するスズキ、ヤマハ発動機など製造業のサプライチェーン需要を取り込む狙いがあるとみられる。
大和ハウス工業は物流施設事業「Dプロジェクト」で全国351カ所、延床約1,430万㎡の供給実績を持つ国内最大手である。本計画では牧之原市と連携し「地域共生と賑わい創出」を掲げ、物流拠点としての産業機能に加え、商業・宿泊・居住機能を複合させた地方創生型の開発を目指す。
開発概要
名称:(仮称)MAKINOHARA HILLS PROJECT
事業主:大和ハウス工業株式会社
所在地:静岡県牧之原市東萩間
最寄IC:東名高速道路「相良牧之原」IC 約300m
着工:2025年12月(戸建住宅区画)
竣工予定:2030年冬(全体完成)
開発面積:約171,437㎡(約51,859坪)
用途地域:近隣商業地域、準工業地域、第一種住居地域
施設構成:商業施設、ホテル、産業物流施設、戸建住宅