世田谷区桜新町で木造介護施設が着工　三菱地所レジデンス

三菱地所レジデンス、チャーム・ケア・コーポレーション、三菱UFJ信託銀行の3社は、東京都世田谷区新町で木造による介護付有料老人ホーム「（仮）チャームプレミア桜新町」の開発に着手し、2025年9月に着工した。延床面積は約1,019坪、木造地上3階建て、入居室数62室の中大規模施設で、2026年11月末の竣工、2027年1月の開業を予定する。

施設は東急田園都市線「桜新町」駅から徒歩10分に位置する。三菱地所レジデンスが開発を担い、チャーム・ケア・コーポレーションが運営する。木造建築でありながら耐震性・耐火性は関連法令に基づく安全基準を満たし、居室に影響する範囲の遮音性能はRC造と同等の設計とした。

木造建築により炭素を長期間固定でき、施設の木材利用による炭素貯蔵量は667.1t-CO2、一般家庭約145世帯の年間CO2排出量に相当する。木造建築物は減価償却や流通の制約から不動産投資市場での流通量は少ないが、三菱UFJ信託銀行が竣工後に信託受益権として金融商品化することで、ハイグレード木造建築物の流通促進と投資機会の拡大を目指す。

物件概要

• 名称：（仮）チャームプレミア桜新町

• 事業主：三菱地所レジデンス株式会社

• 所在地：東京都世田谷区新町1丁目

• 最寄駅：東急田園都市線「桜新町」駅 徒歩10分

• 着工：2025年9月25日

• 竣工予定：2026年11月末

• 規模：木造・地上3階建

• 面積：延床面積 約1,019坪