バンコクで分譲マンションを開発 東京建物

東京建物のタイ子会社Tokyo Tatemono(Thailand)Ltd.は、バンコク中心部でラグジュアリー分譲マンション「STILL Sukhumvit 20」を開発する。着工は2026年4月、竣工は2028年9月を予定し、現地大手デベロッパーSC Asset Corporation(SCアセット)との共同事業で、両社の協業は7件目となる。
計画地はスクンヴィット通り沿いのアソーク〜プロンポンエリアに位置し、BTS「Asoke」「Phrom Phong」駅およびMRT「Sukhumvit」駅が徒歩圏にある。建物は地上30階、総戸数124戸で、1フロア1戸専用エレベーターや最大天井高3.5mの住戸を備える。共用部にはスカイプール、フィットネス、スパを設け、駐車場は自走式216台(総戸数比約1.7倍)を確保する。
同社は2030年に向けた長期ビジョンで海外事業の拡大を重点戦略の一つに位置付け、2025~2027年度で1,100億円規模を投じる計画を掲げる。米国・オーストラリアを中核としつつ、成長著しいASEANを有望市場としており、タイでは2018年以降、分譲マンションに加えSCアセットグループと物流施設開発も展開している。本件はスクンヴィット中心部での高価格帯案件となり、タイ事業における中核プロジェクトとして位置付けられる。東京建物は日本で培った開発ノウハウとSCアセットの販売ネットワークを活用し、同国での事業基盤をさらに強化する方針だ。
物件概要
名称:STILL Sukhumvit 20
事業主:Tokyo Tatemono(Thailand)Ltd./SC Asset Corporation(SCアセット)
所在地:タイ王国バンコク都クローントゥーイ区
最寄駅:BTS「Asoke」駅/MRT「Sukhumvit」駅/BTS「Phrom Phong」駅
着工:2026年4月予定
竣工:2028年9月予定
規模:地上30階
延床面積:約34,179㎡
総戸数:124戸