川崎・南渡田で研究開発ラボ着工 ヒューリック、JFEスチール

ヒューリックとJFEスチールは2026年3月11日、「(仮称)南渡田北地区北側開発 研究棟A」の新築工事を着工した。本物件はJFEスチール東日本製鉄所京浜地区の高炉休止に伴う土地利用転換事業の一環である。両社は「南渡田北地区北側」(開発面積5.6ha)を事業パートナーとして共同開発しており、2027年度のまちびらきを目指す。
計画地は神奈川県川崎市川崎区南渡田町で、JR南武線・鶴見線「浜川崎」駅から徒歩3分。地上8階建て、延床面積約3,933坪で、2028年1月の竣工を予定する。JFEスチールが既存建物撤去や道路整備を行い、両社が共同で開発を進めるスキームで、まちびらきに合わせてJR川崎駅から直通のBRTの開通も予定されている。
本物件にはJFEスチールの研究開発部門であるスチール研究所が入居し、GXやDXに対応した研究開発機能を強化する。製造現場のデータとシミュレーション技術、AIを連携させ製造プロセスをデジタル上で再現する研究に取り組む。棟内には顧客やアカデミア、近隣企業との交流を促す「共創スペース」を設置し、研究開発から社会実装までを加速する「開かれた研究開発拠点」を目指す。建設には主要鉄骨約1,120t全てにJFEスチールのGXスチール「JGreeX」を採用するほか、木材と鋼のハイブリッド構造「アーキテツト」を導入する。
川崎市は同エリアを「クライメートテックを社会実装するスケールアップ拠点」と位置づけている。南渡田地区では本物件に先立ち、2025年12月に延床約18,750坪の「研究棟B」も着工しており、全体で延床約30,250坪超の国内最大級の次世代リサーチパークとなる見込みだ(参考記事:川崎臨海部で国内最大級の次世代リサーチパーク開発に着工 ヒューリック)。
物件概要
名称:(仮称)南渡田北地区北側開発 研究棟A
事業主:ヒューリック株式会社、JFEスチール株式会社
所在地:神奈川県川崎市川崎区南渡田町13番1ほか(地番)
最寄駅:JR南武線・鶴見線「浜川崎」駅 徒歩3分
着工:2026年3月11日
竣工予定:2028年1月
規模:地上8階
面積:敷地面積 約908坪、延床面積 約3,933坪