茅場町にコンパクトオフィス竣工 関電不動産開発

関電不動産開発は2025年10月31日、東京都中央区日本橋茅場町で開発を進めていた「関電不動産茅場町ビル」の竣工を発表した。同社初のコンパクトオフィス事業となる。
同ビルは地上10階建て、延床面積は約475坪。新耐震基準の1.25倍の性能を持つほか、第三者機関から「ZEB Ready」認証を取得するなど、高い環境性能と安全性を両立させている。屋上テラスやラウンジといった共用部も充実させた。
主にベンチャーやスタートアップ企業を対象とし、家具などを予め設置して移転の負担を軽減するセットアッププランも提供する。茅場町駅から徒歩1分、日本橋駅からも徒歩4分と交通利便性も高い。
茅場町駅周辺の小規模オフィス市場では、2025年10月時点で空室率が16%台半ばまで上昇しており、平均募集賃料は坪13,000円台半ばで推移している。市場が調整局面に入るなか、高機能なコンパクトオフィスへの需要は底堅いとみられる(estieのリサーチデータを基に編集部にて調査)。
物件概要
名称:関電不動産茅場町ビル
事業主:関電不動産開発株式会社
所在地:東京都中央区日本橋茅場町一丁目3番12号
最寄駅:東京メトロ東西線・日比谷線「茅場町」駅 徒歩1分/東京メトロ銀座線・東西線、都営浅草線「日本橋」駅 徒歩4分
着工:2024年8月
竣工:2025年10月31日
規模:地上10階建
面積:延床面積 約475坪