新横浜の複合ビルを取得、ロードスターキャピタル
ロードスターキャピタルは5月21日、神奈川県横浜市港北区の複合ビル「tanosio 新横浜」を販売用不動産として取得した。新横浜駅徒歩2分、アリーナ通りに面する視認性の高い立地が特徴で、延床約1,878坪、地下3階付9階建である。2022年にエントランス改修を終え、CASBEEウェルネスオフィス評価Aランクを取得済みといった物理・環境面の競争力を備える。隣接区画には野村不動産のGEMSが所在する。
本物件のオフィス基準階は整形約140坪と同エリアでは希少な規模感を持ち、オフィス・物販・サービス店舗の複合用途が可能だ。東海道新幹線開業以降、ビジネス拠点として発展してきた新横浜は、相鉄・東急直通線の開業により都心や神奈川県央へのアクセスがさらに向上した。加えて横浜市営地下鉄ブルーラインの延伸計画も控えており、中長期的なテナント需要拡大が見込まれる。実際空室率は2024年6月をピークにその後は下降傾向であり、足元では5~6%で推移、賃料単価は緩やかではあるものの上昇を続けている。(「estie マーケット調査」を元に編集部にて調査)
ロードスターキャピタルは23区内中規模オフィスを中心に回転モデルを加速しており、5月16日の「KDX東品川ビル」(延床約3,070坪)取得に続く連続投資となる。都市近接エリアで希少性の高い中規模ストックを素早く押さえ、リーシング改善や環境認証の付与で付加価値を高めた上で外部投資家に出口を求める戦略を継続する構えだ。
物件概要
物件名称:tanosio 新横浜
買主:ロードスターキャピタル株式会社
売主:非公表
取引価格:非公表
所在地:神奈川県横浜市港北区新横浜2-5-16
最寄駅:JR「新横浜」駅 徒歩2分
竣工年月:1998年9月
規模:地下3階付地上9階
面積:延床面積 約1,878坪