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中央日本土地建物、東北エリアで同社初となる物流開発に着手

中央日本土地建物は2025年5月、岩手県胆沢郡金ケ崎町で物流施設「LOGIWITH(ロジウィズ)北上金ヶ崎」の建設に着手した。これは同社が展開する物流施設シリーズ「LOGIWITH」の第四弾で、東北エリアでの初の施設となる。竣工は2026年5月を予定する。

同施設は東北自動車道「北上金ヶ崎インターチェンジ」から約2.9 km、車で約5分の地点に立地し、秋田自動車道・釜石自動車道へも接続しやすい。製造業が集積する北上・金ケ崎エリアにおいて、自動車部品・半導体・医薬品を中心とする広域配送のハブ機能が期待される。

国内ではEC拡大と労働人口減少に伴う物流業界の効率化が求められるが、特に東北地方は製造業が集積しており、自動車部品や半導体、医薬品関連の物流需要が高まっている。「2024年問題」への対応として、配送効率を向上させる物流施設の需要がますます増加している。

「LOGIWITH 北上金ヶ崎」は、地上2階建、延床面積約5,989坪と小規模だが、上述した市場のニーズを捉え南側を高床式(デッキ高1.0 m)、北側を低床式とし、テナントのオペレーションに応じて1棟利用または南北2分割利用を選択できる。両面バースにより車両動線を最短化し、1階床は積載荷重2.0 t/㎡を確保することで重量物にも対応する。

中央日本土地建物は2022年から物流開発に本格参入し、「LOGIWITH 厚木」(神奈川県厚木市)、「LOGIWITH 八王子」(東京都八王子市)など首都圏を中心に展開してきた。近年は大阪府寝屋川市でも物流施設用地を確保しており、全国的に物流施設の開発を加速させる方針だ。物流施設の需要が引き続き拡大すると予想される中、同社の展開に注目が集まっている。

施設概要

  • 名称:LOGIWITH(ロジウィズ)北上金ヶ崎

  • 事業主:中央日本土地建物株式会社

  • 所在地:岩手県胆沢郡金ケ崎町六原前二ッ森14番1他

  • 交通:東北自動車道「北上金ヶ崎インターチェンジ」より約2.9kmほか

  • 敷地面積:約9,615坪

  • 延床面積:約5,989坪

  • 建物構造:鉄骨造 地上2階建

  • 駐車場:トラックバース(高床側)14台、トラック駐車場26台、一般車両58台

  • 着工:2025年5月

  • 竣工:2026年5月(予定)

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