仙台・泉区役所新庁舎が竣工 三菱地所、施設買取方式の庁舎は初

三菱地所が代表企業を務める事業コンソーシアムが仙台市泉区泉中央で整備してきた泉区役所の新庁舎が、2026年10月30日に竣工し、同日、仙台市に引き渡された。民間事業者が設計・建設した建物を完成後に市が買い取る「施設買取方式」で整備したもので、この方式による庁舎開発は三菱地所として初めて。新庁舎は2027年1月下旬に開庁する予定だ。
新庁舎は仙台市地下鉄南北線「泉中央」駅に直結する地上6階・地下2階建て。1階東側に区民ホール、5階に区民の利用も想定した会議室を設けた。免震構造を採用し、72時間以上稼働できる非常用発電設備を備える。設計・監理は三菱地所設計、施工は清水建設・阿部建設JVが担当した。
本事業は、竣工から40年以上が経過した旧庁舎の建て替えに合わせ、敷地を有効活用して市の財政負担を軽くし、泉中央地区の活性化を図るもの。仙台市が民間活力を導入する事業として公募し、2022年2月に三菱地所を代表企業とするコンソーシアムを選んだ。構成企業は東北労働金庫、山一地所、三菱地所設計、清水建設、阿部建設、三菱地所パークス、三菱地所プロパティマネジメント。仙台市の2024年11月の市民説明会資料によると、新庁舎の取得予定価格は約132億円。
街区内では、東北労働金庫が市から取得した敷地の一部で、同金庫の本部機能や店舗、医療機関などを備えた民間施設の整備を進めている。市の資料によると、地上11階建て・延床面積約6,350坪の規模を想定し、本部機能を移す計画だ。旧庁舎の跡地では、三菱地所と山一地所が住宅機能を備えた施設を計画している。旧庁舎の解体や区民広場・駐車場の整備を順次進め、2029年度中に街区全体の完成を目指す。
施設概要
- 名称:仙台市泉区役所 新庁舎
- 事業名:仙台市泉区役所建替事業
- 事業者:三菱地所株式会社
- 事業コンソーシアム:仙台市泉中央駅前まちづくり推進コンソーシアム(代表企業:三菱地所株式会社/構成企業:東北労働金庫、株式会社山一地所、株式会社三菱地所設計東北支店、清水建設株式会社東北支店、阿部建設株式会社、三菱地所パークス株式会社、三菱地所プロパティマネジメント株式会社)
- 整備方式:施設買取方式
- 取得予定価格:約132億円(税込、仙台市・2024年11月時点)
- 所在地:宮城県仙台市泉区泉中央二丁目1-1
- 最寄駅:仙台市地下鉄南北線「泉中央」駅 直結
- 着工:2025年1月6日
- 竣工:2026年10月30日
- 開庁予定:2027年1月下旬
- 街区全体完成:2029年度中(予定)
- 規模:地上6階/地下2階(地上:鉄骨造、地下:鉄筋コンクリート造、免震構造)、高さ29.2m
- 面積:敷地面積 約1,446坪/延床面積 約4,348坪
- 環境認証:ZEB Ready/CASBEE建築Sランク
- 設計・監理:株式会社三菱地所設計
- 施工:清水・阿部建設工事共同企業体