新木場にライフサイエンス向けコワーキングラボを開設 BioLabs

BioLabsは2026年春以降、アジア初の直営拠点となるコワーキング・ウェットラボ「BioLabs Tokyo」を東京・新木場の「三井リンクラボ新木場2」に開設する。三井不動産と一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)の支援のもと、ライフサイエンス系スタートアップの研究開発を加速させる環境を整備する。
「BioLabs Tokyo」は、ウェットラボ区画にベンチ66席(予定)と個室ラボを配置し、オフィス区画とラウンジ区画を併設する。ベンチ1席から利用可能で、国際的な審査基準に基づくインキュベーションプログラムや、海外のベンチャーキャピタルとのネットワークを活用した支援を実施する予定だ。
BioLabsは米国マサチューセッツ州に本社を置き、米国と欧州で16の直営拠点を展開する。これまでに累計500社以上のスタートアップを支援しており、米国ではアーリーステージのバイオスタートアップの約20%が同社の支援を受けている。新木場は東京駅から8分のアクセスで、三井リンクラボの新木場4施設には2025年8月時点で60社が入居する。Preferred Networksやダイキン工業など異業種からの参入も含め、多様な研究者コミュニティが形成されており、BioLabsが日本発スタートアップを育成する拠点として適した環境にある。
三井不動産は新木場エリアに計4施設を整備し、研究拠点としての機能を強化している。日本橋エリアは大手製薬企業やベンチャーキャピタルが集積するビジネスハブと位置づけられ、新木場との役割分担でエコシステムを構築する。
施設概要
名称:BioLabs Tokyo
運営:BioLabs Global, Inc.
所在地:東京都江東区新木場1-17-8(三井リンクラボ新木場2内)
最寄駅:東京メトロ有楽町線・りんかい線・JR京葉線「新木場」駅 徒歩7分
開設予定:2026年春以降
施設構成:ウェットラボ区画(ベンチ66席予定、個室ラボ、細胞培養室等)、オフィス区画、ラウンジ区画