シドニー近郊で住宅中心の複合開発を共同推進 三菱地所

三菱地所は、オーストラリア・シドニー近郊のRozelle地区で進める住宅中心の複合開発「Rozelle Village」において、保有持分の一部を譲渡し、日系企業によるコンソーシアムを組成した。JOIN(海外交通・都市開発事業支援機構)、東邦ガス不動産開発、名鉄都市開発などが参画し、PERIFA Capitalと共同で事業を推進する。
計画地はRozelle地区に位置し、敷地面積約7,330㎡に地上18階・地下3階建の複合施設を整備する計画である。住宅はラグジュアリー住宅168戸に加え、アフォーダブル住宅59戸を含む計227戸で構成し、低層部に商業施設とオフィスを配置する。ニューサウスウェールズ州のSSDA(State Significant Development Approval)許認可を取得しており、11月に本体工事へ着工、2028年上期の竣工を予定している。
本計画で整備するアフォーダブル住宅は、州の給与所得基準を満たす看護師や教師などのエッセンシャルワーカーを主な対象とした賃貸住宅で、州が定めるコミュニティハウジングプロバイダーが15年間運営を担う。慢性的な住宅不足が課題となる同国で、中所得者層向け供給に対応する計画とした点が特徴となる。
物件概要
名称:Rozelle Village
事業主:日系企業コンソーシアム(三菱地所、JOIN、東邦ガス不動産開発、名鉄都市開発 他)/PERIFA Capital
所在地:オーストラリア・ニューサウスウェールズ州シドニー近郊Rozelle地区
着工:2025年11月
竣工予定:2028年上期
規模:地上18階/地下3階
面積:延床面積 約36,941㎡
総戸数:227戸(ラグジュアリー住宅168戸、アフォーダブル住宅59戸)