習志野で冷凍冷蔵物流施設が竣工　安田不動産

安田不動産は、千葉県習志野市で開発を進めてきた冷凍冷蔵物流施設「LOGION習志野」を12月19日に竣工した。同社にとって初のボックス型冷凍冷蔵物流施設で、シングルテナント型として運用される。

立地は東関東自動車道「谷津船橋」ICから約1km、JR京葉線「新習志野」駅徒歩圏に位置する。建物は鉄骨造・地上4階建て、延床面積は約2,448坪。庫内の一部区画では＋5℃〜−25℃の温度帯に対応し、梁下有効天井高5.5m、床荷重1.5t／㎡を確保した。

テナントには食品輸送を手掛ける北部市場運送の入居が決定している。冷凍・冷蔵機能を集約する拠点として活用される見通しで、首都圏広域配送と雇用確保の両面で利便性の高い立地を評価した形だ。

首都圏物流市場では、Tokyo Bayを含む湾岸エリアで需給が引き締まり、賃料が底堅く推移する局面がみられる。千葉県は都心近接立地を背景に相対的に空室率が低位で推移しやすいとされ、幹線道路への近接性と駅徒歩圏を兼ね備えた立地は人材確保の面でも優位性がある。茜浜周辺ではこうした条件を備えた物流施設の集積が進んでおり、本施設も湾岸低温物流の一端を担う拠点として位置付けられる。

物件概要

• 名称：LOGION習志野

• 事業主：安田不動産株式会社

• 所在地：千葉県習志野市茜浜一丁目4番1

• 最寄駅：JR京葉線「新習志野」駅

• 着工：2024年10月

• 竣工：2025年12月

• 規模：地上4階

• 面積：延床面積 約2,448坪