神戸で物流施設が竣工、3Dプリント活用 東急不動産

東急不動産が兵庫県神戸市長田区で開発を進めていた物流施設「LOGI'Q 神戸新長田」が、2026年8月31日に竣工した。同社の物流施設シリーズ「LOGI'Q」として、関西エリアでは「LOGI'Q 枚方」「LOGI'Q 久御山」「LOGI'Q 南茨木」に続く4棟目となる。
物件は地上4階建てで、延床面積は約17,140坪。1階・2階にはトラックバース計44台を備え、最大6テナントの入居に対応する。阪神高速3号線「湊川IC」から約2.3km、JR「神戸貨物ターミナル」駅から約1.7kmに立地し、同社は本施設を、関東と九州、そして国際港湾を結ぶ広域輸送の拠点と位置付ける。
竣工に合わせ、建設用3Dプリンターを手掛けるセレンディクスと協業し、施設内の空地に屋外休憩スペース「Green Port」を整備した。東急不動産が3Dプリント技術を導入するのは初めて。特殊なモルタルを層状に打ち出す工法で柱とベンチを製造し、柱1本を1時間以内、現地での組み立てとコンクリート打設は約1日半で終えた。セレンディクスは2022年3月に日本初の3Dプリンター住宅「serendix10」を建築し、2025年には世界初の3Dプリンター製駅舎を手掛けた。両社は今後も3Dプリント技術の活用を検討するとしている。
神戸市内の物流施設は、直近10年間で延床面積ベースで約2.5倍に増加し、2026年8月時点で約69万坪となっている。2025年には日本GLPが延床約1.4万坪の「GLP神戸住吉浜」を、ダイビルが延床約7.3万坪の「CPD西宮北EAST」を完成させており、大規模な物流施設の供給が続いている(「estie 物流リサーチ」をもとに編集部にて調査)。

参考記事
物件概要
- 名称:LOGI'Q 神戸新長田
- 所在地:兵庫県神戸市長田区駒ヶ林南町1-56
- 最寄IC:阪神高速3号線「湊川IC」 約2.3km/阪神高速7号北神戸線「神戸長田IC」 約3.7km
- 事業者:東急不動産株式会社
- 設計・監理・施工:大豊建設株式会社
- 着工:2024年11月18日
- 竣工:2026年8月31日
- 規模:地上4階(鉄骨造)
- 用途地域:工業専用地域/準工業地域
- 面積:敷地面積 約7,070坪/建築面積 約4,790坪/延床面積 約17,140坪
- トラックバース:44台
- 環境認証:CASBEE A認証
- 付帯設備:太陽光発電設備(最大出力1,500kW)/屋外休憩スペース「Green Port」