豊川で物流施設が竣工 いちご

いちごは、愛知県に物流施設開発プロジェクト第5号となる「いちご豊川物流センター」を竣工した。いちご地所が施主となり、2024年に着工したもので、設計・施工・マスターリースは拓洋が担う。既にEC事業者による賃借が内定している。
物件は、愛知県が埋め立て分譲した工業団地内に位置し、敷地面積 約5,544坪、延床面積 約3,017坪の鉄骨造平屋建て物流施設である。国道23号名豊道路「豊川為当」ICから約3.3kmに立地し、東三河エリアの消費地に近接しつつ、名古屋から浜松までの広域配送が可能な立地とされる。3月8日には国道23号名豊道路の豊川為当IC〜蒲郡IC間が開通し、同道路が全線開通しており、名古屋・豊橋方面を含む沿線エリアへのアクセス性が高まっている。
開発の背景には、EC取引拡大に伴う小口多頻度輸送の増加や、ドライバー不足といった物流課題への対応がある。同社はこれまで首都圏外縁の内陸部を中心に開発を進めてきたが、本件は中部圏での初のプロジェクトとなり、東三河湾岸エリアへ拠点を拡大した形だ。拓洋との連携により自動化された基幹物流網の構築を目指しており、他地域でも同様のスキームで開発を進めている。
物件概要
名称:いちご豊川物流センター
事業主:いちご地所株式会社
所在地:愛知県豊川市御津町御幸浜二号2番13
最寄IC:国道23号名豊道路「豊川為当」IC約3.3km
着工:2024年9月
竣工:2025年11月
規模:平屋建て
面積:延床面積 約3,017坪