愛知県名古屋市にマルチテナント物流施設を竣工、ラサール不動産投資顧問・NIPPO

ラサール不動産投資顧問とNIPPOは2025年6月、共同開発した「ロジポート名古屋2」の竣工を発表した。2023年竣工の「ロジポート名古屋」と隣接一体運用し、2棟合計延床約131,000坪の東海最大級ハブを形成する。施設は名古屋駅から約4.8km、名古屋高速5号万場線烏森ICから1.7kmと都心近接の高速ネットワーク至近に立地し、東海全域の広域配送と首都圏〜関西圏の中継機能を同時に担う。「岩塚」駅・「八田」駅から徒歩12分の交通利便性は、テナント企業の雇用確保面でも優位性が高い。

建物は鉄骨造4階建・延床約24,461坪。1・2階を両面バースとし、車路スロープで2階へ大型車が直接乗り入れる設計を採用。貨物用エレベーター4基と垂直搬送機4基が効率的な縦搬送を支える。1階は床防熱仕様で低温倉庫にも対応可能、2階はプラットフォーム高1.0m・梁下有効5.5mを確保し汎用性を高めた。屋根全面に最大1.5MWの太陽光発電設備をPPAスキームで導入し、テナントへ再生可能エネルギーを供給。CASBEE評価Aランク、BELSのZEB取得を見込むなどESG要件も充足する。

ラサールはロジポートブランドによる全国規模の物流ネットワークを拡充しており、本件で愛知県内の供給力を一段と強化する。一方、NIPPOは土木・舗装で培った施工ノウハウを物流不動産に展開し、事業ポートフォリオの多角化を狙う。

施設概要

• 名称：ロジポート名古屋2

• 事業主：特定目的会社クスノキ（ラサール不動産投資顧問・NIPPO）

• 所在地：愛知県名古屋市中村区岩塚町字竜子田11-3

• 最寄駅：名古屋市営地下鉄東山線「岩塚」駅 徒歩12分

• 規模：地上4階

• 面積：延床面積 24,461坪

• 着工：2024年2月

• 竣工年月：2025年6月30日