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市川市で冷凍冷蔵倉庫が竣工 長谷工総合開発

市川市で冷凍冷蔵倉庫が竣工 長谷工総合開発

長谷工総合開発と長谷工コーポレーションは、千葉県市川市で開発を進めていた冷凍冷蔵倉庫「市川市加藤新田冷凍冷蔵倉庫プロジェクト」を竣工した。首都圏の低温物流需要を背景に、都心近接立地での冷凍冷蔵機能の新規供給となる。

同施設は地上4階建てのBOX型冷凍冷蔵倉庫で、延床面積は約4,125坪。首都高速湾岸線「千鳥町IC」から約1.4km、東京都心部まで約15kmに位置し、保税倉庫申請と動物検疫の双方に対応可能な物流エリアに立地する。床荷重は各階2.0t/㎡を確保し、2・3階は天井高7.0m、4階は6.0mとすることで高積み保管にも対応する。

バースには冷凍冷蔵コンテナ車向け電源やドックレベラーを備え、荷役効率と安全性を高めた。主要設備のキュービクルを2階に配置するなど、水害や液状化を想定したBCP面の配慮も盛り込んでいる。環境面では自然冷媒を用いた空調設備を採用し、フロン排出抑制を図るとともにCASBEE認証を取得した。

冷凍食品や食品EC市場の伸長を背景に、冷凍冷蔵倉庫の需要は増加傾向にある。一方で、既存倉庫の老朽化や環境規制対応、建築費上昇などが供給側の制約として指摘されており、賃貸型の冷凍冷蔵倉庫の利用拡大が進む局面だ。冷凍冷蔵倉庫は電力負荷が大きいことから、自然冷媒の採用や環境認証取得を含む環境配慮仕様は、今後の標準化テーマになりつつある。

物件概要

  • 名称:市川市加藤新田冷凍冷蔵倉庫プロジェクト

  • 事業主:株式会社長谷工総合開発/株式会社長谷工コーポレーション

  • 所在地:千葉県市川市加藤新田202-14

  • 最寄IC:首都高速湾岸線「千鳥町IC」約1.4㎞

  • 着工:2024年3月

  • 竣工:2025年9月

  • 規模:地上4階建

  • 面積:延床面積 約4,125坪

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