心斎橋の中規模オフィスビルを取得、三菱地所
三菱地所は2025年3月、大阪市中央区南船場二丁目に所在するオフィスビル「エア・ウォータービル」を取得した。売主は東証プライム上場のエア・ウォーター株式会社で、取引価格は非公表だ。
対象物件は地下鉄御堂筋線「心斎橋」駅徒歩5分、堺筋線「長堀橋」駅徒歩2分に位置する地上11階建て鉄骨造オフィスで、延床面積は約1,517坪。2009年2月竣工で、ワンフロア約148坪を確保できる整形な貸室形状が特徴だ。
エア・ウォーターは産業ガスを主軸にエネルギー、医療、アグリ&フーズなどへ多角化する総合素材企業で、2025年3月期連結売上収益1兆759億円、従業員約2万1,000人を擁する。同社は現在も本ビルをグループ本社として利用しているが、2026年4月に「グラングリーン大阪」へ本社機能を移転予定であり、それまでの間は賃借人として残留するとみられる。
買い手の三菱地所は取得の目的を公表していないが、比較的築浅の物件であることから建替えに着手するとは考えづらく、今後の運用方針に注目が集まる。
物件概要
物件名称:エア・ウォータービル
買主:三菱地所株式会社
売主:エア・ウォーター株式会社
取引価格:非公表
所在地:大阪府大阪市中央区南船場二丁目12-8
最寄駅:大阪メトロ長堀鶴見緑地線「長堀橋」駅 徒歩3分、御堂筋線「心斎橋」駅 徒歩5分
竣工年月:2009年2月
規模:地上11階建
面積:延床面積 約1,517坪
estie 不動産情報ポータルへの記事掲載をご希望の方はお問い合わせください。