心斎橋に商業・ホテル・オフィス複合の「クオーツ心斎橋」が竣工 ヒューリックら4社

ヒューリック、竹中工務店、JR西日本不動産開発、心斎橋開発特定目的会社(L Catterton Real EstateとJ.フロント都市開発が共同出資)の4社が大阪市中央区南船場で開発を進めていた「クオーツ心斎橋」が2026年3月16日に竣工した。地上28階・地下2階建て、高さ約132mの複合施設で、低層階に商業施設、中層階にオフィス、高層階にホテルを配置する。大阪メトロ御堂筋線・長堀鶴見緑地線「心斎橋」駅に直結し、御堂筋沿道では既存・新築含め最高層クラスのビルとなる。
計画地は御堂筋と長堀通が交差する心斎橋交差点に面した視認性の高い立地である。従来「心斎橋プラザビル」や「心斎橋フジビル」として長年エリアの賑わいをけん引してきた複数のビルを建替え、一体開発した。商業施設は地下2階から地上6階に展開し、2026年4月25日に約40店舗が開業予定。2026年夏に飲食フロア、同年秋頃までに低層階ラグジュアリーブランドが順次開業する。
8階から14階のオフィスフロアは1フロア約269坪から最小分割区画約24坪まで対応可能で、駅直結かつ専用シャトルエレベーター完備という利便性を訴求する。16階から28階にはヒューリックグループが運営する「ザ・ゲートホテル大阪 by HULIC」が2026年6月15日に開業予定で、「ザ・ゲートホテル」ブランド最大の223室を有する関西エリア旗艦店となる。最上階にはルーフトップバーを設置する。
大阪市は2019年に「御堂筋将来ビジョン」を策定し、御堂筋完成100周年にあたる2037年をターゲットに車道のフルモール化(完全歩行者空間化)を目指している。淀屋橋では2025年に高さ150mの「淀屋橋ステーションワン」が竣工するなど、御堂筋沿道では高さ制限緩和を活用した超高層オフィスの供給が相次ぐ。「クオーツ心斎橋」は、こうした御堂筋沿道の再開発機運のなか、ミナミエリアの新たなランドマークとして位置づけられる。
物件概要
名称:QUARTZ SHINSAIBASHI/クオーツ心斎橋
事業主:ヒューリック株式会社、心斎橋開発特定目的会社(L Catterton Real EstateおよびJ.フロント都市開発株式会社が共同出資)、株式会社竹中工務店、JR西日本不動産開発株式会社
所在地:大阪市中央区南船場3丁目12番14号
最寄駅:大阪メトロ御堂筋線・長堀鶴見緑地線「心斎橋」駅 直結
竣工:2026年3月16日
規模:地上28階/地下2階
構造:S造一部SRC造、制振構造
面積:敷地面積 約995坪、延床面積 約13,984坪
建物高さ:約132m
用途:店舗、ホテル、オフィス
設計:日建設計・竹中工務店 基本設計共同企業体(基本設計)、竹中工務店(実施設計)
施工:竹中工務店
環境認証:CASBEE Sランク、BELS 5つ星、ZEB Ready(事務所)、ZEB Oriented(物販・ホテル)
施設構成
フロア | 用途 | 概要 |
16F〜28F | ホテル | ザ・ゲートホテル大阪 by HULIC(223室)、最上階にルーフトップバー |
8F〜14F | オフィス | 基準階約269坪、最小分割約24坪、駅直結・専用シャトルEV |
B2F〜6F | 商業施設 | 約40店舗、ラグジュアリーブランド・飲食・クリニック等 |