池袋の「東西物産ビル」を取得、東京建物
東京建物は、2024年12月に東京都東池袋のオフィスビル「東西物産ビル」を取得した。売主はオープンハウスグループだ。
本物件は、池袋駅から徒歩6分の距離に所在し、同社が開発した大型複合施設「ハレザ池袋」から徒歩3分に位置する。地上3階建、延床面積106坪の物件であり、現在はテナントとして磯丸水産が入居する。 同社は取得の目的を明らかにしていないが、築年数が経過した小規模ビルであることから、将来的な再開発用地としての取得の可能性が高い。
同じく東池袋では国家戦略特区として指定された「東池袋一丁目地区第一種市街地再開発事業」が進められており、本事業には住友不動産が参画している。 池袋は、近年「国際アート・カルチャー都市構想」のもと、豊島区による都市開発が進められており、ハレザ池袋の開業以降、エリアの商業価値が向上し、オフィス賃料も上昇基調にある。本物件が所在する東池袋地区周辺は大規模未利用地が多く、また老朽化したビルが増加していたことから、文化拠点としてのエリアポテンシャルが最大限発揮されていなかった。 昨今の建築費高騰により各デベロッパーが対応を迫られる中、東京建物をはじめとした今後の池袋における開発動向と戦略に注目が集まる。
売買物件概要
建物名:東西物産ビル
買主:東京建物株式会社
売主:株式会社オープンハウス・リアルエステート
住所:東京都豊島区東池袋1丁目7-4
最寄駅:JR 池袋駅 徒歩6分/東武東上線 北池袋駅 徒歩9分
アセット: オフィス
竣工年月: 1969年5月
規模: 地上3階
延床面積: 106.37坪